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エイアンドティーのニュース
25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は5日ぶり小幅反落、半導体底打ち期待つなぐが
・ドル・円は小動き、来週のイベント控え様子見
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は5日ぶり小幅反落、半導体底打ち期待つなぐが
日経平均は5日ぶり小幅反落。3.52円安の22747.08円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えている。
17日の米株式市場でNYダウは反落し、28ドル安となった。決算を受けた個別物色中心の相場展開となったが、工業製品・事務用品のスリーエムに決算を嫌気した売りが出て、NYダウを下押しした。一方でラムリサーチなどの半導体関連株やマイクロソフトが買われ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸。東京市場でも半導体関連株などに買いが先行し、日経平均は2円高からスタートすると、朝方に一時22819.92円(69.32円高)まで上昇し取引時間中の年初来高値を更新した。しかし、連日の年初来高値更新により上値では利益確定の売りも出た。東証1部の値下がり銘柄、値上がり銘柄ともに全体の4割強の水準となっている。
個別では、任天堂<7974>が2%超下落したほか、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、村田製<6981>、ファーストリテ<9983>などが軟調。ソフトバンクGは傘下の投資ファンドで保有株の評価切り下げを計画しているなどと報じられ、株式分割考慮後でおよそ9カ月ぶりの安値を付けた。米工場の火災事故に関する和解金計上を発表したクラレ<3405>は急落し、レッグス<4286>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、エーザイ<4523>が売買代金トップで8%高。アルツハイマー病治療薬への期待が続くが、3日ぶりに取引時間中に売買成立した。第2四半期決算が市場予想を上回ったディスコ<6146>は急伸し、サイバネット<4312>などとともに東証1部上昇率上位にランクイン。東エレク<8035>やSUMCO<3436>といった他の半導体関連株に買いが波及し、決算発表銘柄ではMRO<3064>や中外薬<4519>の上げも目立った。セクターでは、その他製品、証券、パルプ・紙などが下落率上位。反面、医薬品、精密機器、水産・農林業などが上昇率上位だった。
米国のラムリサーチに加え国内ではディスコなどと、半導体関連企業の業績底打ち期待をつなぐ決算が相次ぎ、日経平均は連日で取引時間中の年初来高値を更新した。ディスコは台湾の半導体後工程請負(OSAT)の投資再開を示唆したといい、改善の兆しと前向きに受け止められている。但し、ラムリサーチはメモリ関連の投資再開時期についてやや慎重な見方を示したもようで、かねて指摘しているとおり向け先によって今後の見通しは強弱分かれている。
来週は主要企業の決算発表が第1のピークを迎えるとともに、日米で金融政策決定会合が予定されている。週末を前に目先の利益を確定する売りが出るとともに、模様眺めムードになりやすいと考えられ、後場の日経平均は前日終値を挟んだ子動きになると見ておきたい。なお、本日はエムスリー<2413>、信越化<4063>、NRI<4307>などが発表を予定している。
■ドル・円は小動き、来週のイベント控え様子見
25日午前の東京市場でドル・円は小動き。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを前に様子見ムードが広がり、方向感の乏しい値動きとなった。
ドル・円は、「合意なき」ブレグジットや米中貿易協議などの懸念はある程度後退し、円売り方向に振れドルは底堅さがみられる。本日アジア市場では、日本株高の場面でドルは106円70銭まで小高く推移した。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いとなり、目先の日本株安継続への警戒感からやや円買い方向に振れやすい。ただ、来週の日米中銀の政策決定や米国の重要経済指標が注目されるなか、材料難から積極的には動きづらい見通し。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円58銭から108円70銭、ユーロ・円は120円58銭から120円67銭、ユーロ・ドルは1.1101ドルから1.1108ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・栄電子<7567>、エイアンドティー<6722>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・ドラギECB総裁
「大規模な緩和政策が長期にわたり必要」
「ECBは必要なら全ての手段を修正する準備」
「最近の指標は景気が一段と弱まったことを示す」
「景気の下振れは顕著、インフレは低迷」
「ECBはかなりの金融刺激策を供給している」
「最近の指標、下半期の緩やかな成長回復を示唆」
・ペンス米副大統領
「香港における中国の行動、自由や権利を抑圧する」
「米国は中国に平等な環境を求めている、対立ではない」
「米国企業は米国の価値のために立ち向かう必要」
「トランプ米大統領は依然中国協定で合意可能だと楽観的」
・ジョンソン英首相
「12月12日に解散総選挙実施を検討」
【経済指標】
米・9月耐久財受注速報値:前月比-1.1%
(予想:-0.7%、8月:+0.3%←+0.2%)
米・9月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比-0.3%
(予想:-0.2%、8月:+0.3%←+0.5%)
米・9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.7%
(予想:-0.2%、8月:+0.3%)
米・先週分新規失業保険申請件数:21.2万件
(予想:21.5万件、前回:21.8万件←21.4万件)
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<HH>
・日経平均は5日ぶり小幅反落、半導体底打ち期待つなぐが
・ドル・円は小動き、来週のイベント控え様子見
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は5日ぶり小幅反落、半導体底打ち期待つなぐが
日経平均は5日ぶり小幅反落。3.52円安の22747.08円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えている。
17日の米株式市場でNYダウは反落し、28ドル安となった。決算を受けた個別物色中心の相場展開となったが、工業製品・事務用品のスリーエムに決算を嫌気した売りが出て、NYダウを下押しした。一方でラムリサーチなどの半導体関連株やマイクロソフトが買われ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸。東京市場でも半導体関連株などに買いが先行し、日経平均は2円高からスタートすると、朝方に一時22819.92円(69.32円高)まで上昇し取引時間中の年初来高値を更新した。しかし、連日の年初来高値更新により上値では利益確定の売りも出た。東証1部の値下がり銘柄、値上がり銘柄ともに全体の4割強の水準となっている。
個別では、任天堂<7974>が2%超下落したほか、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、村田製<6981>、ファーストリテ<9983>などが軟調。ソフトバンクGは傘下の投資ファンドで保有株の評価切り下げを計画しているなどと報じられ、株式分割考慮後でおよそ9カ月ぶりの安値を付けた。米工場の火災事故に関する和解金計上を発表したクラレ<3405>は急落し、レッグス<4286>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、エーザイ<4523>が売買代金トップで8%高。アルツハイマー病治療薬への期待が続くが、3日ぶりに取引時間中に売買成立した。第2四半期決算が市場予想を上回ったディスコ<6146>は急伸し、サイバネット<4312>などとともに東証1部上昇率上位にランクイン。東エレク<8035>やSUMCO<3436>といった他の半導体関連株に買いが波及し、決算発表銘柄ではMRO<3064>や中外薬<4519>の上げも目立った。セクターでは、その他製品、証券、パルプ・紙などが下落率上位。反面、医薬品、精密機器、水産・農林業などが上昇率上位だった。
米国のラムリサーチに加え国内ではディスコなどと、半導体関連企業の業績底打ち期待をつなぐ決算が相次ぎ、日経平均は連日で取引時間中の年初来高値を更新した。ディスコは台湾の半導体後工程請負(OSAT)の投資再開を示唆したといい、改善の兆しと前向きに受け止められている。但し、ラムリサーチはメモリ関連の投資再開時期についてやや慎重な見方を示したもようで、かねて指摘しているとおり向け先によって今後の見通しは強弱分かれている。
来週は主要企業の決算発表が第1のピークを迎えるとともに、日米で金融政策決定会合が予定されている。週末を前に目先の利益を確定する売りが出るとともに、模様眺めムードになりやすいと考えられ、後場の日経平均は前日終値を挟んだ子動きになると見ておきたい。なお、本日はエムスリー<2413>、信越化<4063>、NRI<4307>などが発表を予定している。
■ドル・円は小動き、来週のイベント控え様子見
25日午前の東京市場でドル・円は小動き。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを前に様子見ムードが広がり、方向感の乏しい値動きとなった。
ドル・円は、「合意なき」ブレグジットや米中貿易協議などの懸念はある程度後退し、円売り方向に振れドルは底堅さがみられる。本日アジア市場では、日本株高の場面でドルは106円70銭まで小高く推移した。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いとなり、目先の日本株安継続への警戒感からやや円買い方向に振れやすい。ただ、来週の日米中銀の政策決定や米国の重要経済指標が注目されるなか、材料難から積極的には動きづらい見通し。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円58銭から108円70銭、ユーロ・円は120円58銭から120円67銭、ユーロ・ドルは1.1101ドルから1.1108ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・栄電子<7567>、エイアンドティー<6722>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・ドラギECB総裁
「大規模な緩和政策が長期にわたり必要」
「ECBは必要なら全ての手段を修正する準備」
「最近の指標は景気が一段と弱まったことを示す」
「景気の下振れは顕著、インフレは低迷」
「ECBはかなりの金融刺激策を供給している」
「最近の指標、下半期の緩やかな成長回復を示唆」
・ペンス米副大統領
「香港における中国の行動、自由や権利を抑圧する」
「米国は中国に平等な環境を求めている、対立ではない」
「米国企業は米国の価値のために立ち向かう必要」
「トランプ米大統領は依然中国協定で合意可能だと楽観的」
・ジョンソン英首相
「12月12日に解散総選挙実施を検討」
【経済指標】
米・9月耐久財受注速報値:前月比-1.1%
(予想:-0.7%、8月:+0.3%←+0.2%)
米・9月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比-0.3%
(予想:-0.2%、8月:+0.3%←+0.5%)
米・9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.7%
(予想:-0.2%、8月:+0.3%)
米・先週分新規失業保険申請件数:21.2万件
(予想:21.5万件、前回:21.8万件←21.4万件)
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<HH>
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