927円
ダブル・スコープのニュース
日経平均株価
始値 28952.65
高値 29222.77(15:00)
安値 28944.71(09:00)
大引け 29222.77(前日比 +353.86 、 +1.23% )
売買高 11億3529万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆8671億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反発、2万9000円大台を回復
2.前日の米株市場でのNYダウ上昇と円安を好感
3.米国では小売り大手の決算受け消費関連に買い
4.FOMC議事録開示前も日経平均は怯まずに上昇
5.値上がり銘柄は1400超で全体の8割占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比239ドル高と5日続伸した。大手小売企業の決算が軒並み予想を上回ったため消費関連銘柄や景気敏感株が買われた。
東京市場では、日経平均株価は前日の米株市場でNYダウが上値追いを続けたことや為替市場で円安が進んだことなどを受けは主力株中心に幅広く買いが優勢となった。
17日の東京市場は、リスクオンの流れに乗り、日経平均は2万9000円大台ラインを突破し、2万9200円台まで一気に水準を切り上げた。前日の米国株市場では小売り大手の決算発表を好感する形で消費関連株全般に買いが波及し、NYダウは200ドルを超える上昇で約3ヵ月半ぶりに3万4000ドル台を回復、これを引き継いで東京市場も幅広い銘柄に投資資金が流入した。寄り後に先物主導で日経平均は上げ足を強め、空売りの買い戻しも誘発した。日本時間今晩に発表される7月の米小売売上高や、あす未明に予定されるFOMC議事要旨の開示を控え、米株価指数先物は様子見ムードの動きとなったが、それに関係なく日経平均は上げ幅を広げた。値上がり銘柄数は1400を上回り、プライム市場の8割近い銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が大きく上昇、任天堂<7974>も値を上げた。日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株も買いが優勢だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクがしっかり、リクルートホールディングス<6098>も高い。東京電力ホールディングス<9501>、レノバ<9519>なども上昇した。リブセンス<6054>、アイスタイル<3660>はストップ高を演じ、クロス・マーケティンググループ<3675>、旭ダイヤモンド工業<6140>なども値を飛ばした。サンデン<6444>も高い。
半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体主力株が冴えず、ここ急騰をみせていたダブル・スコープ<6619>も大きく利食われた。ファナック<6954>も売りに押された。キャリアリンク<6070>、KeePer技研<6036>の下げが目立ったほか、オープンドア<3926>、Gunosy<6047>なども下値を探った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ダイキン <6367>、KDDI <9433>、リクルート <6098>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約141円。うち84円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、トレンド <4704>、東エレク <8035>、第一三共 <4568>、オムロン <6645>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約25円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は空運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)その他製品、(3)輸送用機器、(4)保険業、(5)その他金融業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)鉱業、(2)医薬品、(3)陸運業、(4)水産・農林業、(5)食料品。
■個別材料株
△住友林 <1911> [東証P]
SMBC日興証券が目標株価を3300円へ引き上げ。
△FHTHD <3777> [東証G]
新たに資源エネルギー事業を開始。
△ドリコム <3793> [東証G]
メタバースとワンピース効果で物色人気加速。
△ナノキャリア <4571> [東証G]
「NC-6300」の論文発表を材料視。
△窪田製薬HD <4596> [東証G]
2日連続S安後のリバウンド狙い。
△Kudan <4425> [東証G]
23年3月期第1四半期純損益の黒字転換を引き続き材料視。
△リブセンス <6054> [東証P]
12四半期ぶりの黒字転換を評価する流れ継続。
△アイリック <7325> [東証G]
flixyと医療機関向けOCR機能の共同普及を開始。
△青山商 <8219> [東証P]
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げ。
△MHT <9218> [東証G]
メンタルクリニック運営支援サービスを手掛ける子会社設立へ。
▼総医研HD <2385> [東証G]
今期は小幅減収減益の見通し。
▼ソフトウェア <3733> [東証S]
7月売上高は4ヵ月ぶり前年下回る。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)リブセンス <6054>、(2)アイスタイル <3660>、(3)ネットプロ <7383>、(4)レオパレス <8848>、(5)クロスマーケ <3675>、(6)旭ダイヤ <6140>、(7)ウェルビー <6556>、(8)サンデン <6444>、(9)ゴルドウイン <8111>、(10)Jエレベータ <6544>。
値下がり率上位10傑は(1)WSCOPE <6619>、(2)キャリアL <6070>、(3)サーバワクス <4434>、(4)ぐるなび <2440>、(5)KeePer <6036>、(6)オープンドア <3926>、(7)モリト <9837>、(8)ダイオーズ <4653>、(9)トランザク <7818>、(10)アトラエ <6194>。
【大引け】
日経平均は前日比353.86円(1.23%)高の2万9222.77円。TOPIXは前日比25.03(1.26%)高の2006.99。出来高は概算で11億3529万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1445、値下がり銘柄数は335となった。東証マザーズ指数は761.92円(11.71円高)。
[2022年8月17日]
株探ニュース
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