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ジーニーのニュース
日経平均株価
始値 21238.07
高値 21313.77(10:03)
安値 21114.47(14:02)
大引け 21193.81(前日比 -92.18 、 -0.43% )
売買高 10億2985万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆7305億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、ドル円相場が急速に円高方向に振れリスクオフの流れ
2.トランプ米大統領が日米安保破棄の可能性に言及したと米メディアが伝える
3.前場は底堅さを発揮したが後場はやや波乱含み、地政学リスクが改めて嫌気
4.急速な円高でも終盤は下げ渋り、値下がり銘柄数は全体の6割弱にとどまる
5.売買代金は1兆7000億円台と低調、防衛関連株など中小型材料株が高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは8ドル高と反発した。G20サミットに合わせて開催される米中首脳会談での貿易摩擦解消への期待が強まり買いが先行も上値の重い展開となった。
東京市場では、今週末のG20大阪サミットを前に買いが手控えられるなか、為替の円高などを嫌気され日経平均株価は反落した。
25日の東京市場は、売り優勢でスタートしたものの下値の買い板が厚く、前場は日経平均はプラス圏で推移する場面もあった。しかし、後場に入ると、中東情勢に対する懸念や、米メディアがトランプ大統領の日米安保条約破棄の可能性に言及したことで地政学リスクの高まりが意識される展開に。為替市場ではリスクオフの円買いの動きが加速、1ドル=106円台に入る円高に振れたことと相まって輸出主力株中心に下げ幅を広げる格好となった。業種別には内需のディフェンシブセクターの一角が強さを発揮する一方、自動車やハイテク株が安く、資源・石油関連株などにも売りがかさんだ。東証1部の売買代金は1兆7000億円台と引き続き低調。ただ、防衛関連株をはじめ中小型材料株などが買われ、急速な円高にも関わらず値下がり銘柄数は全体の6割弱にとどまった。
個別では、ソニー<6758>が軟調、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。マクセルホールディングス<6810>が安く、資生堂<4911>も冴えない。アイティメディア<2148>、ワイヤレスゲート<9419>が大幅安、ジャパンディスプレイ<6740>も売り優勢だった。パソナグループ<2168>、日機装<6376>が値を下げ、ショーワ<7274>も安い。
半面、半面、キーエンス<6861>が買い優勢、武田薬品工業<4502>も堅調。KDDI<9433>、NTTドコモ<9437>もしっかり。日本アジア投資<8518>が連日のストップ高。アトラエ<6194>も大きく切り返しに転じた。石川製作所<6208>が値を飛ばし、日本通信<9424>も物色人気。日立造船<7004>、IMAGICA GROUP<6879>なども上昇した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は日産化 <4021> 、KDDI <9433> 、ユニファミマ <8028> 、アステラス <4503> 、武田 <4502> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約13円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、SBG <9984> 、ファナック <6954> 、第一三共 <4568> 。押し下げ効果は約66円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)倉庫運輸関連、(3)陸運業、(4)食料品、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)証券商品先物、(3)電気・ガス業、(4)石油石炭製品、(5)建設業。
■個別材料株
△フォーサイド <2330> [JQ]
中国物流最大手と越境EC事業を開始へ。
△カルナバイオ <4572> [JQG]
今期経常を一転黒字に上方修正。
△石川製 <6208>
トランプ発言で地政学リスクが物色テーマ化。
△ジーニー <6562> [東証M]
「TikTok Audience Network」との連携を開始。
△池上通 <6771>
「PF-900シリーズ」を国内放送局に100式以上納入。
△壱番屋 <7630>
3-5月期(1Q)経常は39%増益で着地。
△都築電 <8157> [東証2]
コミュニケーションロボットを活用した介護施設向けソリューションを提供へ。
△パルコ <8251>
3-5月期(1Q)税引き前は6%増益で着地。
△日本通信 <9424>
米国でCBRS向けSIMを発売。
△ニトリHD <9843>
6月度既存店売上高が前年同月比5.9%増、全店売上高は8.7%増。
▼Jディスプレ <6740>
出資予定者からCGLグループが離脱。
▼3DM <7777> [JQG]
19年4月期有価証券報告書に継続企業の前提に関する注記をすると発表。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アジア投資 <8518> 、(2)アトラエ <6194> 、(3)石川製 <6208> 、(4)PRTIME <3922> 、(5)日本通信 <9424> 、(6)ユーグレナ <2931> 、(7)藤久 <9966> 、(8)オーケストラ <6533> 、(9)アカツキ <3932> 、(10)壱番屋 <7630> 。
値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)ITメディア <2148> 、(3)ワイヤレスG <9419> 、(4)Jディスプレ <6740> 、(5)KeePer <6036> 、(6)マクセルHD <6810> 、(7)サイバーリン <3683> 、(8)IRジャパン <6035> 、(9)ウインP <3183> 、(10)パソナG <2168> 。
【大引け】
日経平均は前日比92.18円(0.43%)安の2万1193.81円。TOPIXは前日比4.25(0.27%)安の1543.49。出来高は概算で10億2985万株。東証1部の値上がり銘柄数は821、値下がり銘柄数は1209となった。日経ジャスダック平均は3387.09円(3.62円安)。
[2019年6月25日]
株探ニュース
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