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日経平均株価
始値 27053.58
高値 27197.07(13:22)
安値 26955.18(10:42)
大引け 27153.83(前日比 -159.30 、 -0.58% )
売買高 11億4475万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆6518億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、一時2万7000円大台を割り込む場面も
2.FOMCは今後も大幅な利上げ継続の方針で嫌気売り誘う
3.東京市場は一時360円程度下落も、その後下げ渋る展開
4.日銀決定会合では緩和策の現状維持を発表し株価下支え
5.為替のドル高・円安が進行、インバウンド関連などが高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比522ドル安と続落した。FRBの金融引き締めによる景気が急激に冷え込むことへの警戒から、売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数がFOMC通過後に売られたことから、日経平均株価はリスク回避の売りが優勢となった。ただ、後場は押し目買いで下げ渋る展開に。
22日の東京市場は、朝方から広範囲に売りが先行し、日経平均は下値模索の展開となり、前場中ごろに2万7000円台を割り込む場面があった。日本時間本日未明にFOMCの結果が公表され、FRBは0.75%の利上げを決定した。この利上げ幅は織り込んでいたものの、今後も大幅な引き締め政策が続くとの見方から米株市場はNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。これを受けて東京市場もリスクオフの流れとなり、日経平均は一時360円程度下落しフシ目の2万7000円台を割り込む場面もあった。しかし、その後は日銀の金融政策決定会合で現状維持が発表され、外国為替市場でドル高・円安が進んだことなどを受け、インバウンド関連株などを中心に買い戻しが入った。日経平均は後場に下げ幅を縮小し、2万7000円台をキープして引けたが、7月19日以来約2ヵ月ぶりの安値をつけた。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたダブル・スコープ<6619>は乱高下を経て結局小幅マイナス圏で引けた。ソフトバンクグループ<9984>、ソニーグループ<6758>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。リクルートホールディングス<6098>が安く、ダイキン工業<6367>も下落した。ゴルフダイジェスト・オンライン<3319>が大幅安、エムアップホールディングス<3661>の下げも目立った。
半面、トヨタ自動車<7203>がしっかり、任天堂<7974>も買いが優勢だった。メルカリ<4385>も上昇した。レノバ<9519>が商いを伴い水準を切り上げ、三菱重工業<7011>も堅調。JR東日本<9020>が買い優勢となったほか、東芝<6502>も値を上げた。チェンジ<3962>、gumi<3903>が値を飛ばし、ビジョン<9416>も物色人気に。M&Aキャピタルパートナーズ<6080>、アイスタイル<3660>も買いを集めた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、豊田通商 <8015>、三菱商 <8058>、SUBARU <7270>、デンソー <6902>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約12円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、ダイキン <6367>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約79円。
東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)陸運業、(2)輸送用機器、(3)空運業、(4)卸売業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)保険業、(3)繊維製品、(4)サービス業、(5)銀行業。
■個別材料株
△クルーズ <2138> [東証S]
YouTuberヒカル氏が「PROJECT XENO」のアンバサダーに就任。
△ゲオHD <2681> [東証P]
岩井コスモ証券が投資判断を新規に買い推奨。
△アイビーシー <3920> [東証S]
「System Answer」にIT障害ゼロを目指す新機能追加。
△チェンジ <3962> [東証P]
丸三証券が目標株価を3200円に引き上げ。
△光ビジネス <3948> [東証S]
超低PBR・高配当利回りのディープバリューとして人気。
△ユークス <4334> [東証S]
自社株取得枠の拡大を好感。
△アクセル <6730> [東証S]
23年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△ベルトラ <7048> [東証G]
水際対策緩和による9月の訪日外客数増加に期待。
△マイクロ波 <9227> [東証G]
一部メディアが「マイクロ波技術、CO2削減・省エネ実現」と紹介。
△GRCS <9250> [東証G]
カード業界の国際的セキュリティー基準への準拠支援を提供開始。
▼神戸物産 <3038> [東証P]
8月営業利益は2ケタ増も反応限定的。
▼日本オラクル <4716> [東証S]
第1四半期営業減益決算をマイナス視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)チェンジ <3962>、(2)gumi <3903>、(3)ビーエンジ <4828>、(4)日産車体 <7222>、(5)セ硝子 <4044>、(6)ビジョン <9416>、(7)ニイタカ <4465>、(8)マーケットE <3135>、(9)レノバ <9519>、(10)M&Aキャピ <6080>。
値下がり率上位10傑は(1)GDO <3319>、(2)PCA <9629>、(3)エムアップ <3661>、(4)ネクシィーズ <4346>、(5)ツルハHD <3391>、(6)東洋エンジ <6330>、(7)アミューズ <4301>、(8)宮越HD <6620>、(9)紀陽銀 <8370>、(10)WNIウェザ <4825>。
【大引け】
日経平均は前日比159.30円(0.58%)安の2万7153.83円。TOPIXは前日比4.68(0.24%)安の1916.12。出来高は概算で11億4475万株。東証プライムの値上がり銘柄数は626、値下がり銘柄数は1105となった。東証マザーズ指数は712.50ポイント(2.24ポイント高)。
[2022年9月22日]
株探ニュース
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