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【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、NYダウ上昇でリスク選好の買い優勢 (6月3日)
日経平均株価
始値 38734.95
高値 39032.50(09:34)
安値 38734.95(09:00)
大引け 38923.03(前日比 +435.13 、 +1.13% )
売買高 16億7604万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆1313億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続伸、一時3万9000円台を回復
2.米国株市場でのNYダウ1年ぶりの大幅高を好感
3.PCEデフレータは予想合致でインフレ懸念後退
4.金融や海運などバリュー株上昇、半導体は冴えず
5.今週は米重要指標相次ぎ、買い一巡後は伸び悩む
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比574ドル高と4日ぶりに反発した。4月の米個人消費支出(PCE)物価指数が市場想定内の結果となり高インフレへの懸念後退から買い戻しが優勢となった
週明けの東京市場では、終始リスク選好の地合いとなった。日経平均株価は朝方に3万9000円台を回復する場面もあったが、その後はやや伸び悩む展開だった。
3日の東京市場は、朝方からリスクオンの流れで日経平均は一段と上値追い態勢を強めた。前週末の米国株市場でNYダウが約1年ぶりの大幅な上昇をみせたことで、この流れを引き継ぐ形に。米国では注目された物価指標が事前予想と一致し鈍化傾向をみせたことでインフレに対する警戒感が和らぎ、米長期金利の低下によって株式の相対的な割高感が薄まった。ただ、東京市場は全面高という状況でもなく、個別株も値上がり銘柄数は全体の6割強にとどまっている。金融や海運株などバリュー株への物色人気が続く一方、半導体関連の一角には戻り売り圧力が依然として拭えないなか下値を探る銘柄も少なくなかった。今週は米国で週末に雇用統計発表を控えるほか、重要経済指標が相次ぐことで、グロース株などには積極的な買いが入りにくい面もあったようだ。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが一斉高、東京エレクトロン<8035>も買いが優勢だった。川崎汽船<9107>など海運株が高く、リクルートホールディングス<6098>も上値を追った。JT<2914>もしっかり。C&Fロジホールディングス<9099>がストップ高となり、メルカリ<4385>も急騰した。住友ファーマ<4506>も値を飛ばした。
半面、売買代金トップとなったディスコ<6146>が下値を試す展開で、レーザーテック<6920>も軟調。ソシオネクスト<6526>も大きく値を下げた。北海道電力<9509>が利食われ、東京電力ホールディングス<9501>も軟調。TOWA<6315>、ニデック<6594>が安く、トリケミカル研究所<4369>は大幅安となった。フジクラ<5803>も水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、TDK <6762>、信越化 <4063>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約185円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>、ディスコ <6146>、トヨタ <7203>、ソシオネクス <6526>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約45円。
東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)保険業、(3)海運業、(4)鉱業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)輸送用機器、(3)非鉄金属、(4)金属製品、(5)医薬品。
■個別材料株
△東北新社 <2329> [東証S]
6月30日を基準日として1対3の株式分割を実施。
△データセク <3905> [東証G]
AIデータセンター構築に向け4社間で合意。
△ダイサン <4750> [東証S]
前期上振れ着地で今期は営業8倍増益へ。
△グリッド <5582> [東証G]
北海電向け需給計画最適化システムのAIエンジン開発。
△ヤマザキ <6147> [東証S]
ナガセインテグレックスと業務提携。
△岩崎通 <6704> [東証S]
あいHD <3076> と株式交換により10月経営統合へ。
△ヘリオスTH <6927> [東証S]
RSテクノ <3445> が1株825円でTOB実施。
△ジオコード <7357> [東証S]
「ネクスト SFA」の新機能「名刺管理機能」をリリース。
△リヒトラブ <7975> [東証S]
株主優待制度を導入へ。
△C&Fロジ <9099> [東証P]
SGHD <9143> によるTOB価格にサヤ寄せ。
▼はてな <3930> [東証G]
第3四半期営業損益は赤字に転落。
▼トリケミカル <4369> [東証P]
第1四半期大幅減益決算をマイナス視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)C&Fロジ <9099>、(2)メルカリ <4385>、(3)住友ファーマ <4506>、(4)千葉興 <8337>、(5)RSテクノ <3445>、(6)Jディスプレ <6740>、(7)エムスリー <2413>、(8)東海東京 <8616>、(9)福井コン <9790>、(10)アイネット <9600>。
値下がり率上位10傑は(1)トリケミカル <4369>、(2)北海電 <9509>、(3)イオンディラ <9787>、(4)ソシオネクス <6526>、(5)フジクラ <5803>、(6)タマホーム <1419>、(7)トーエネク <1946>、(8)古河電 <5801>、(9)霞ヶ関C <3498>、(10)ミスミG <9962>。
【大引け】
日経平均は前日比435.13円(1.13%)高の3万8923.03円。TOPIXは前日比25.58(0.92%)高の2798.07。出来高は概算で16億7604万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1025、値下がり銘柄数は563となった。東証グロース250指数は616.66ポイント(1.83ポイント安)。
[2024年6月3日]
株探ニュース
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