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【↓】日経平均 大引け| 反落、急速な円高で主力株中心に売りが優勢 (1月12日)
配信元:株探
投稿:2017/01/12 16:41
日経平均株価
始値 19300.19
高値 19300.19(09:00)
安値 19069.02(13:04)
大引け 19134.70(前日比 -229.97 、 -1.19% )
売買高 20億0700万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3761億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急速な円高を嫌気
2.日経平均は一時1万9000円トビ台に売られる場面も
3.トランプ氏会見後に米長期金利低下でドル売り・円買い加速
4.原油価格上昇で石油株堅調も、医薬品株の下げ目立つ
5.売りは広範囲に及び全体の8割の銘柄が下げる展開に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは98ドル高と3日ぶりに反発。トランプ次期米大統領の記者会見を受けて乱高下したものの、原油高が好感されエネルギー関連株中心に買いが優勢となった。
東京市場では円高を受け主力株中心に売りが優勢となり、日経平均株価は一時300円近い下げをみせる場面もあった。
12日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが反発に転じたものの、外国為替市場でドル安・円高が進んだことを背景に主力株をはじめ広範囲に売られた。注目されたトランプ次期米大統領の記者会見では経済政策について具体的な言及はなく、これが米長期金利の低下に反映されドル売りの動きを誘発、1ドル=114円台半ばへ急速な円高となり、買い手控えムードが強かった。前日のWTI原油価格が急反発に転じたことで、石油株などは買われたものの全体への影響は限定的だった。一方で、医薬品株の下げが目立った。日経平均は一時1万9100円台を下回って推移していたが、引けにかけてやや下げ渋った。東証1部に8割の銘柄が下落したものの、売買代金は活況の目安とされる2兆円を6日連続で上回った。
個別では、トヨタ自動車<7203>、ファーストリテイリング<9983>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売り物に押された。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が大幅安、コナミホールディングス<9766>も値を下げた。ウエルシアホールディングス<3141>、ディー・エル・イー<3686>の下げも目立った。
半面、日本カーボン<5302>が物色人気を継続、ソニー<6758>、コマツ<6301>もしっかり。トランザクション<7818>が急伸、ブレインパッド<3655>も値を飛ばした。ソースネクスト<4344>、イー・ガーディアン<6050>なども高い。サカタのタネ<1377>、キユーピー<2809>なども買われた。
日経平均への寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ダイキン <6367> 、安川電 <6506> 、ソニー <6758> 、コマツ <6301> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約10円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、ユニファミマ <8028> 、アステラス <4503> 、エーザイ <4523> 、塩野義 <4507> 。押し下げ効果は約71円。
東証33業種のうち上昇は、石油石炭製品、水産・農林業の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)機械、(2)空運業、(3)証券商品先物、(4)不動産業、(5)金属製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)医薬品、(2)パルプ・紙、(3)精密機器、(4)小売業、(5)ゴム製品。
■個別材料株
△アスカネット <2438> [東証M]
家電見本市CESのBMWブースでAIプレート搭載の技術が紹介。
△キユーピー <2809>
今期経常は9%増で4期連続最高益・1.5円増配。
△ANAP <3189> [JQ]
第1四半期は経常黒字浮上で上半期計画を超過。
△ブレインP <3655>
AI関連の中核銘柄として物色人気続く。
△アズジェント <4288> [JQ]
販売提携先が自動運転車をハッキングから防御するデモを実施。
△ソースネクス <4344>
「Wi-Fiセキュリティ」をau上位サービス向けに提供開始。
△リボミック <4591> [東証M]
大塚製薬と共同研究契約で協議。
△AKIBA <6840> [JQ]
米エヌビディア関連としてにわかに頭角を現す。
△トランザク <7818>
1→2の株式分割と株主優待制度の拡充を発表。
△リベレステ <8887> [JQ]
上期経常を78%上方修正。
▲ドーン <2303> [JQ]
上期経常が58%減益で着地・9-11月期も76%減益。
▲武田 <4502> 、アステラス <4503>
トランプ次期米大統領の記者会見受け薬価引き下げを警戒。
▲竹内製作所 <6432>
3-11月期(3Q累計)経常は22%減益で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)トランザク <7818> 、(2)ブレインP <3655> 、(3)カーボン <5302> 、(4)C&R <4763> 、(5)フリュー <6238> 、(6)ソースネクス <4344> 、(7)システムリサ <3771> 、(8)コスモHD <5021> 、(9)イーガーディ <6050> 、(10)サカタタネ <1377> 。
値下がり率上位10傑は(1)キムラタン <8107> 、(2)日本エスコン <8892> 、(3)ウエルシア <3141> 、(4)エコス <7520> 、(5)ユニファミマ <8028> 、(6)ティアック <6803> 、(7)ネクステージ <3186> 、(8)ランド <8918> 、(9)DLE <3686> 、(10)東芝 <6502> 。
【大引け】
日経平均は前日比229.97円(1.19%)安の1万9134.70円。TOPIXは前日比14.99(0.97%)安の1535.41。出来高は概算で20億0700万株。値上がり銘柄数は327、値下がり銘柄数は1600となった。日経ジャスダック平均は2799.59円(10.88円安)。
[2017年1月12日]
株探ニュース
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