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【↓】日経平均 大引け| 続落、3連休や米雇用統計控え利益確定売り (1月6日)
配信元:株探
投稿:2017/01/06 17:36
日経平均株価
始値 19393.55
高値 19472.37(14:49)
安値 19354.44(09:06)
大引け 19454.33(前日比 -66.36、 -0.34% )
売買高 18億6189万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3537億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均株価は続落、利益確定売り優勢
2.米長期金利の低下受け円高警戒モード
3.トランプ保護主義政策への思惑も自動車株に重荷
4.今晩の米雇用統計発表を前に買い手控え感も
5.サービス、情報通信など内需株が全体相場下支え
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは42ドル安と3日ぶりに反落。長期金利の低下を受け金融株中心に利益確定売りが優勢だった。
東京市場では、終始売りに押される展開。日経平均株価は朝方に1万9400円台を割り込んで推移したが、売り一巡後は押し目買いが入り底堅さを発揮した。
6日の東京市場は、前日の米国市場でNYダウが反落したことに加え、外国為替市場で1ドル=115円台前半までドル安・円高が進んだことで、主力株中心にリスク回避の売り優勢でスタートした。ドル・円相場は米長期金利が低下基調にあることから、日米金利差縮小の思惑が円買いの動きに反映されている。ただ、取引時間中は為替が円安方向に振れ、つれて主力株の一角が買い戻される流れに。3連休を前に上値を買う動きも限定的であり、後場に入っても為替動向を横目に神経質な展開が続いた。日本時間今晩の米雇用統計発表を控え買い手控え感も出た。自動車株のほか、鉄鋼、非鉄など素材関連株への売りが目立つ一方、サービスや陸運、情報通信など内需株が買われ全体相場を下支えした。また、値の軽い小型のテーマ株などが物色人気を集めた。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が大幅安となったほか、円高とトランプ保護主義政策への警戒からトヨタ自動車<7203>、マツダ<7261>などの自動車株も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。前日にストップ高のゼンリン<9474>が利益確定売りに押され、ジャパンディスプレイ<6740>も値を下げた。
半面、東証1部売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が上値追い態勢を継続、ディー・エヌ・エー<2432>も堅調。キーエンス<6861>も買いが優勢だった。中小型株の値動きが良く、サイバーコム<3852>が値幅制限上限に買われたほか、日本エム・ディ・エム<7600>も物色人気を集めた。JCRファーマ<4552>が値を飛ばし、アンリツ<6754>も活況高。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>、ソフトブレーン<4779>などの上げ足も目立った。
日経平均への寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、KDDI <9433> 、信越化 <4063> 、ファナック <6954> 、電通 <4324> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約45円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、ホンダ <7267> 、トヨタ <7203> 、ヤマハ発 <7272> 、デンソー <6902> 。押し下げ効果は約127円。うち110円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)パルプ・紙、(3)陸運業、(4)情報・通信業、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)輸送用機器、(4)鉱業、(5)銀行業。
■個別材料株
△アルトナー <2163> [JQ]
1→2の株式分割を実施。
△ディーエヌエ <2432>
自動運転車両を活用した新交通サービス基盤の開発。
△JIN <3046>
12月の既存店売上高が5.6%増。
△ラクトJ <3139> [東証2]
前期経常を一転7%増益に上方修正、配当も1円増額。
△串カツ田中 <3547> [東証M]
12月既存店売上高は3ヵ月ぶりプラス転換。
△ドリコム <3793> [東証M]
スマホゲーム「ダビマス」100万DL突破。
△窪田製薬HD <4596> [東証M]
「エミクススタト塩酸塩」がFDAからオーファンドラッグに指定。
△アイレックス <6944> [JQ]
中国通信大手が大規模投資との報道で5G関連に思惑買い。
△グラファイト <7847> [JQ]
今期経常を2.6倍上方修正。
△ウッドフレンズ <8886> [JQ]
上期経常は一転3.9倍増益、自社株買いも発表。
▲ベルク <9974>
9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比8.0%減。
▲ファストリ <9983>
12月のユニクロ既存店売上は5%減。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)サイバーコム <3852> 、(2)日本MDM <7600> 、(3)エスクロAJ <6093> 、(4)JCRファ <4552> 、(5)U-NEXT <9418> 、(6)ソフトブレン <4779> 、(7)ランド <8918> 、(8)クスリアオキ <3549> 、(9)ビジョン <9416> 、(10)ツカモト <8025> 。
値下がり率上位10傑は(1)タカタ <7312> 、(2)ゼンリン <9474> 、(3)ファストリ <9983> 、(4)メガチップス <6875> 、(5)ベルク <9974> 、(6)サンケン <6707> 、(7)Jディスプレ <6740> 、(8)特殊陶 <5334> 、(9)CTS <4345> 、(10)愛知鋼 <5482> 。
【大引け】
日経平均は前日比66.36円(0.34%)安の1万9454.33円。TOPIXは前日比2.36(0.15%)安の1553.32。出来高は概算で18億6189万株。値上がり銘柄数は1008、値下がり銘柄数は864となった。日経ジャスダック平均は2792.38円(11.28円高)。
[2016年1月6日]
株探ニュース
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