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ハーバー研究所のニュース
日経平均株価
始値 17206.88
高値 18100.39(14:57)
安値 17197.14(09:00)
大引け 18092.35(前日比 +1204.57 、 +7.13% )
売買高 22億5686万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆6191億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は1200円あまりの急騰で1万8000円大台回復
2.空売りの買い戻し加速し、日経平均の上昇幅は4年半ぶりの大きさ
3.前日の米株急落も日銀のETF買い増額で下値への警戒感が薄まる
4.新型コロナウイルスへの懸念続くも目先株価的には織り込みが進む
5.値上がり数は全体の8割を占め、売買代金4兆円割れも高水準続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比582ドル安と大幅に続落し、昨年来安値を更新した。トランプ政権が打ち出した経済対策が民主党の反対で合意できなかったことが嫌気された。
東京市場では、買い戻しが一気に加速し日経平均株価は1200円を超える上昇をみせ、終値で1万8000円台を回復した。
24日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが大幅続落したにも関わらず、日経平均は大きく買われる展開となった。前日の欧米株が軒並み安くリスク回避の売り誘発しやすい環境にあったが、取引が開始されると空売りポジションを組んでいた向きの買い戻しが加速する格好となった。日経平均は1200円あまりの急騰をみせたが、これは上昇幅としては約4年半ぶり。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を警戒するムードは強いものの、ここ急速な下落でこれを織り込んでおり、目先売られ過ぎとの見方から買い戻しや押し目買いを誘発。日銀によるETF買い増額効果で下値リスクが軽減していることも投資家マインドを改善させ、全体相場を押し上げる形となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の8割を占めた。売買代金は3兆6000億円と5日ぶりに4兆円を下回ったが高水準だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が大幅続伸、ファーストリテイリング<9983>も急騰。東京エレクトロン<8035>が値を飛ばし、ソニー<6758>、任天堂<7974>なども大幅高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、ファナック<6954>、TDK<6762>、ダイキン工業<6367>なども買われた。ラクーンホールディングス<3031>、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>、マルマエ<6264>、マクロミル<3978>、エスプール<2471>、アイティメディア<2148>などストップ高銘柄も続出した。
半面、NTTドコモ<9437>が安く、オリエンタルランド<4661>も軟調。HOYA<7741>も下落した。中外製薬<4519>が売られたほか、JR東海<9022>も水準を切り下げた。東邦ガス<9533>、小林製薬<4967>、サントリー食品インターナショナル<2587>などが大幅に下げ、山崎製パン<2212>、ライオン<4912>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約521円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519> 、第一三共 <4568> 、キリンHD <2503> 、JR東海 <9022> 、京王 <9008> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約28円。うち17円は中外薬1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)不動産業、(3)海運業、(4)石油石炭製品、(5)ガラス土石製品。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)陸運業、(2)電気・ガス業、(3)パルプ・紙、(4)食料品。
■個別材料株
△国際石開帝石 <1605>
原油市況目先底入れで買い戻し加速。
△ミクシィ <2121> [東証M]
今期経常を72%上方修正。
△セグエG <3968>
子会社が安全簡単なテレワークソリューション第2弾を販売。
△アンジェス <4563> [東証M]
新型コロナウイルスDNAワクチンが動物向け試験段階へ。
△セルソース <4880> [東証M]
脂肪由来幹細胞加工受託サービスが富山大学附属病院で採用。
△ソディック <6143>
4.25%を上限に自社株買いを実施。
△ストライク <6196>
上期経常を32%上方修正。
△アイチコーポ <6345>
自社株買いと配当予想の増額修正を好感。
△ズーム <6694> [JQ]
5万1000株を上限とする自社株買いを実施。
△ホロン <7748> [JQ]
今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ。
▼エレマテック <2715>
20年3月期業績予想と期末配当計画を下方修正。
▼ハーバー研 <4925> [JQ]
インバウンド落ち込み20年3月期の業績予想を下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ラクーンHD <3031> 、(2)CKD <6407> 、(3)T-BASE <3415> 、(4)M&Aキャピ <6080> 、(5)シンクロ <3963> 、(6)HEROZ <4382> 、(7)Vコマース <2491> 、(8)SBG <9984> 、(9)マクロミル <3978> 、(10)マルマエ <6264> 。
値下がり率上位10傑は(1)邦ガス <9533> 、(2)トーカイ <9729> 、(3)小林製薬 <4967> 、(4)エフピコ <7947> 、(5)朝日インテク <7747> 、(6)サントリBF <2587> 、(7)PALTAC <8283> 、(8)日本取引所 <8697> 、(9)山パン <2212> 、(10)マニー <7730> 。
【大引け】
日経平均は前日比1204.57円(7.13%)高の1万8092.35円。TOPIXは前日比41.09(3.18%)高の1333.10。出来高は概算で22億5686万株。東証1部の値上がり銘柄数は1748、値下がり銘柄数は394となった。日経ジャスダック平均は2887.05円(93.75円高)。
[2020年3月24日]
株探ニュース
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