257円
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日経平均株価
始値 28483.59
高値 28612.89(09:42)
安値 28438.37(10:18)
大引け 28542.11(前日比 +327.36 、 +1.16% )
売買高 9億2587万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆1699億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で3日続伸、前週末の欧米株全面高に追随
2.米株市場は金融引き締め政策への過度な懸念後退で戻り続く
3.米長期金利の上昇が一服、ハイテクセクターに追い風が吹く
4.国内は入国規制緩和でインバウンド関連への物色人気強まる
5.米CPI発表を控え、日経平均は買い一巡後伸び悩む展開に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比377ドル高と3日続伸した。米長期金利の上昇一服でハイテク株や景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価は前週末の欧米株市場が全面高に買われたことを受け、主力株など中心にリスク選好の地合いが継続した。
12日の東京市場は、朝方から大きく買い優勢に傾いた。前週末の欧州株市場が全面高様相となったが、この流れを引き継いで米国株市場でもNYダウなど主要株価指数が上値追い態勢を強めた。FRBによる金融引き締めへの警戒感が後退、米長期金利上昇に歯止めがかかりハイテク株などに追い風が吹いた。東京市場でも外国為替市場でドル高・円安が進行したことを受けて値がさハイテク株が全体指数上昇に寄与、政府の入国規制緩和の動きを背景にインバウンド関連株にも買いが広がった。日経平均は一時400円近い上昇をみせる場面もあったが、明日に8月の米CPI発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から後半はやや伸び悩んだ。売買代金は2兆1000億円台と盛り上がりを欠いた。値上がり銘柄数は69%とプライム市場の3分の2を占めた。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が強調展開を見せ、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連も上昇した。ファーストリテイリング<9983>の上げ足も目立つ。ダブル・スコープ<6619>が商いを伴い高く、メルカリ<4385>が買われ、日本航空<9201>なども値を上げた。日医工<4541>、gumi<3903>、HEROZ<4382>、鎌倉新書<6184>はいずれもストップ高に買われる人気となった。日本駐車場開発<2353>も活況商いで高い。
半面、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの上値が重く、INPEX<1605>も冴えない。三菱重工業<7011>も軟調。クミアイ化学工業<4996>、ポールトゥウィンホールディングス<3657>が急落、ペガサスミシン製造<6262>、ベステラ<1433>、国際紙パルプ商事<9274>なども売られた。鳥貴族ホールディングス<3193>、リンクアンドモチベーション<2170>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、東エレク <8035>、エムスリー <2413>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約140円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、日揮HD <1963>、デンソー <6902>、武田 <4502>、東ソー <4042>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約5円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)陸運業、(2)空運業、(3)精密機器、(4)小売業、(5)不動産業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気・ガス業、(3)海運業、(4)水産・農林業、(5)石油石炭製品。
■個別材料株
△ニッソウ <1444> [東証G]
受注件数の増加で22年7月期業績予想を上方修正。
△日本駐車場 <2353> [東証P]
好決算発表と自社株買いなど好感。
△ドリコム <3793> [東証G]
業績回復色強め「Web3事業」への展開に期待感。
△gumi <3903> [東証P]
第1四半期営業損益が黒字に転換。
△HEROZ <4382> [東証P]
バリオセキュア <4494> [東証S]を連結子会社化へ。
△日医工 <4541> [東証P]
「再建に医薬品メーカーや投資ファンド7社が支援の意向」との報道。
△鎌倉新書 <6184> [東証P]
既存事業2ケタ成長回帰で上期営業利益14%増。
△ハナツアーJ <6561> [東証G]
水際規制撤廃の思惑で上げ足加速。
△Eインフィニ <7692> [東証S]
23年7月期は営業黒字を見込み2期ぶり復配へ。
△鈴与シンワ <9360> [東証S]
「23年4月にもデジタル給与解禁」との報道。
▼クミアイ化 <4996> [東証P]
第3四半期好決算もサプライズ乏しく出尽くし感。
▼イトクロ <6049> [東証G]
今期一転営業赤字に下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日医工 <4541>、(2)gumi <3903>、(3)HEROZ <4382>、(4)鎌倉新書 <6184>、(5)トルク <8077>、(6)エイチーム <3662>、(7)ソースネクス <4344>、(8)日本駐車場 <2353>、(9)シーイーシー <9692>、(10)サニックス <4651>。
値下がり率上位10傑は(1)クミアイ化 <4996>、(2)ポールHD <3657>、(3)ファーマF <2929>、(4)ペガサス <6262>、(5)ベステラ <1433>、(6)ファイズHD <9325>、(7)国際紙パルプ <9274>、(8)トーホー <8142>、(9)鳥貴族HD <3193>、(10)デジタルHD <2389>。
【大引け】
日経平均は前日比327.36円(1.16%)高の2万8542.11円。TOPIXは前日比14.69(0.75%)高の1980.22。出来高は概算で9億2587万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1259、値下がり銘柄数は488となった。東証マザーズ指数は753.90ポイント(12.58ポイント高)。
[2022年9月12日]
株探ニュース
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