665円
アテクトのニュース
日経平均株価
始値 36258.84
高値 36956.97(13:59)
安値 36206.20(09:05)
大引け 36863.28(前日比 +743.36 、 +2.06% )
売買高 20億9634万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆5622億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり急反発、約34年ぶり高値更新
2.米株高受けリスク選好、前場途中から一気に上げ加速
3.日銀の内田副総裁のハト派的発言で先物主導の大幅高
4.日経平均は800円超の急伸で3万7000円台に迫る場面も
5.値下がり数が値上がりを上回る、売買代金は活況呈す
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比156ドル高と続伸した。米企業業績の改善や国内景気に対する楽観的な見方から買いが優勢となった。
東京市場では、リスク選好の地合いで始まり、前日の米株高を受け、日経平均株価は前場取引時間中に一気に上げ幅を広げた。
8日の東京市場は、半導体関連など主力輸出株を中心にリスクを取る動きが顕著となった。前日の米国株市場ではハイテク株中心に主要株価指数が揃って上昇しNYダウは過去最高値を更新、これを受けて東京市場でもマーケット心理が強気に傾いた。前場取引時間中に日銀の内田副総裁のハト派的な発言が伝わったことで、先物主導で日経平均は上げ足を一気に強めた。一時800円を超える上昇で3万6900円台まで上値を伸ばす場面があった。その後はやや伸び悩んだものの740円あまりの上昇で1990年2月以来約34年ぶりの高値を更新した。ただ、個別株は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回りプライム市場の6割を超える銘柄が下落した。なお、大型株中心に商いは活況で、この日の売買代金は5兆5000億円台に達した。
個別では、レーザーテック<6920>が買われ、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>など半導体関連の上げ足が目立つ。ソフトバンクグループ<9984>も活況高となった。トヨタ自動車<7203>が上値追い、任天堂<7974>も高い。ファーストリテイリング<9983>も上昇した。協和キリン<4151>、日本カーバイド工業<4064>、日本電波工業<6779>が急騰、インテリジェント ウェイブ<4847>、ヨコオ<6800>も大幅高。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが冴えず、川崎汽船<9107>、KDDI<9433>なども軟調。スズキ<7269>が大幅安となった。清水建設<1803>、三菱製鋼<5632>が急落、東芝テック<6588>、ディー・エヌ・エー<2432>も大幅安。大成建設<1801>、AGC<5201>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、東エレク <8035>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約545円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、スズキ <7269>、HOYA <7741>、花王 <4452>、清水建 <1803>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約49円。
東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)その他製品、(3)輸送用機器、(4)電気機器、(5)医薬品。一方、下落率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)電気・ガス業、(3)建設業、(4)ガラス土石製品、(5)銀行業。
■個別材料株
△カンロ <2216> [東証S]
24年12月期は増収増益で14円増配見通し。
△カーバイド <4064> [東証P]
今期最終利益大幅上方修正で増配と自社買い実施へ。
△伊勢化 <4107> [東証S]
今期過去最高見通しと増配。
△協和キリン <4151> [東証P]
上限1700万株の自社株買い・消却と増配計画を評価。
△インテリW <4847> [東証P]
10-12月期営業84%増益達成。
△ジャパンエン <6016> [東証S]
今期経常益予想4.5倍に引き上げ配当増額。
△日電波 <6779> [東証P]
10-12月期営業益は前四半期比14%増。
△ヨコオ <6800> [東証P]
24年3月期業績予想を上方修正。
△日産証券G <8705> [東証S]
株主優待制度の拡充と4-12月期経常大幅増益見通し。
△WTOKYO <9159> [東証G]
Web3領域合弁会社の総合プロデューサーに秋元康氏就任。
▼アテクト <4241> [東証S]
4-12月期純利益34%減。
▼クオルテック <9165> [東証G]
24年6月期業績予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)協和キリン <4151>、(2)カーバイド <4064>、(3)日電波 <6779>、(4)SBG <9984>、(5)大末建 <1814>、(6)ヨコオ <6800>、(7)インテリW <4847>、(8)新東工 <6339>、(9)アドテスト <6857>、(10)ルネサス <6723>。
値下がり率上位10傑は(1)清水建 <1803>、(2)菱製鋼 <5632>、(3)東芝テック <6588>、(4)アイロムG <2372>、(5)ディーエヌエ <2432>、(6)三井金 <5706>、(7)Uアローズ <7606>、(8)富士急 <9010>、(9)A&Dホロン <7745>、(10)大成建 <1801>。
【大引け】
日経平均は前日比743.36円(2.06%)高の3万6863.28円。TOPIXは前日比12.68(0.50%)高の2562.63。出来高は概算で20億9634万株。東証プライムの値上がり銘柄数は584、値下がり銘柄数は1013となった。東証グロース250指数は708.96ポイント(0.78ポイント安)。
[2024年2月8日]
株探ニュース
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