2,837円
ジェイ・エス・ビーのニュース
日経平均株価
始値 29153.11
高値 29208.35(09:01)
安値 29026.27(10:50)
大引け 29161.80(前日比 +213.07 、 +0.74% )
売買高 8億5423万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆9646億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、前週末の米株高受け2万9000円台回復
2.15~16日開催のFOMCの結果発表を前に売り買いともに低調
3.米長期金利が1.4%台と低位で推移していることは安心材料に
4.海運株が値上がり率トップに買われ、半導体関連も強い動き
5.全体売買代金は減少し、1月18日以来約5ヵ月ぶりに2兆円割れ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比13ドル高と小幅に続伸した。新型コロナウイルスワクチンの普及を背景とした経済正常化期待が継続し消費関連株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、買い優勢の展開で日経平均株価が2万9000円台を回復して引けた。前週末の米国株市場が堅調だったことや米長期金利が低位で安定していることを手掛かりにリスクを取る動きが強まった。
14日の東京市場は、寄り直後に260円ほど高い場面があったが、その後はいったん上げ幅を縮小。しかし前場後半を境に再び買い意欲が高まった。前週末の米株市場でS&P500指数が過去最高値をつけたことが日本株の出遅れ感を浮き彫りとし、広範囲に買いを誘った。15~16日に開催されるFOMCの結果を見極めたいとの思惑はくすぶるが、米長期金利が足もと1.4%台で推移していることが、投資家の不安心理を抑制した。本日は海運株が業種別値上がりトップに買われたほか、半導体関連株なども強い動きで全体相場を支えた。もっとも日経平均は一部の指数寄与度の高い値がさ株の上昇が後押しした部分も否めず、東証1部の値上がり銘柄数は全体の5割強にとどまっている。売買代金も低調で1兆9000億円台にとどまり、今年1月18日以来の2兆円台割れとなった。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が大きく買われたほか、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が高く、キーエンス<6861>、ファナック<6954>も上昇した。神戸物産<3038>が値を飛ばし、日本郵船<9101>など海運株も高い。日本アジア投資<8518>が値上がり率トップに買われ、ビューティガレージ<3180>はストップ高。エイチ・アイ・エス<9603>も物色人気に。新電元工業<6844>も大幅高となった。
半面、売買代金断トツとなった任天堂<7974>の下げが目立ったほか、武田薬品工業<4502>、伊藤忠商事<8001>も軟調。オリンパス<7733>も値を下げた。gumi<3903>、プロレド・パートナーズ<7034>が急落、フリービット<3843>、エイチーム<3662>なども大幅安となった。ヤーマン<6630>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>なども売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、エムスリー <2413> 、東エレク <8035> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約169円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はバンナムHD <7832> 、オリンパス <7733> 、コナミHD <9766> 、KDDI <9433> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約35円。
東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)金属製品、(4)電気機器、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)建設業、(3)銀行業、(4)鉄鋼、(5)不動産業。
■個別材料株
△神戸物産 <3038>
21年10月期業績及び配当予想を上方修正。
△Bガレージ <3180>
22年4月期は30%営業増益で2円増配見込む。
△グラン <3261> [東証M]
20万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△JSB <3480>
21年10月期業績予想を上方修正。
△イトクロ <6049> [東証M]
教育メディア好調で上期営業利益の進捗率63%。
△石井表記 <6336> [東証2]
2~4月期営業大幅黒字化で上期計画も超過。
△小森 <6349>
固定資産売却益計上で22年3月期最終損益予想を上方修正。
△メイコー <6787> [JQ]
6月18日付で東証1部へ市場変更。
△三井ハイテク <6966>
24期ぶり営業最高益へ。
△マクビープラ <7095> [東証M]
Web広告関連好調で大幅最高益更新が続く。
▼アゼアス <3161> [東証2]
今4月期営業52.5%減益見通しを嫌気。
▼gumi <3903>
今4月期大幅営業減益や創業者の会長職退任を嫌気。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アジア投資 <8518> 、(2)Bガレージ <3180> 、(3)三井ハイテク <6966> 、(4)ナイガイ <8013> 、(5)神戸物産 <3038> 、(6)新電元 <6844> 、(7)明治海 <9115> 、(8)小森 <6349> 、(9)キャリインデ <6538> 、(10)JSB <3480> 。
値下がり率上位10傑は(1)gumi <3903> 、(2)プロレド <7034> 、(3)フリービット <3843> 、(4)ダントーHD <5337> 、(5)HEROZ <4382> 、(6)エイチーム <3662> 、(7)ヤーマン <6630> 、(8)清水建 <1803> 、(9)東京機 <6335> 、(10)JMHD <3539> 。
【大引け】
日経平均は前日比213.07円(0.74%)高の2万9161.80円。TOPIXは前日比5.73(0.29%)高の1959.75。出来高は概算で8億5423万株。東証1部の値上がり銘柄数は1109、値下がり銘柄数は972となった。日経ジャスダック平均は3956.39円(18.76円高)。
[2021年6月14日]
株探ニュース
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