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日経平均株価
始値 16726.95
高値 17557.04(10:34)
安値 16378.94(09:08)
大引け 17011.53(前日比 +9.49 、 +0.06% )
売買高 30億6517万株 (東証1部概算)
売買代金 4兆3713億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅ながら5日ぶり反発、朝安後切り返すもその後は方向感定まらず
2.新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響懸念も、目先買い戻しの動き
3.下値では年金系資金の買いが観測され戻り売り圧力を吸収、為替の円安も追い風
4.日経平均は前場に乱高下、600円超の下落後に550円あまり高くなる場面も
5.値上がり銘柄数は1874と全体の87%を占め、売買代金も4兆円台に乗せる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比2997ドル安と急反落し、下げ幅は過去最大となった。トランプ米大統領が記者会見を行い米国景気が景気後退入りする可能性があるとの見方を示したことが嫌気された。
東京市場では売り買いが錯綜するなか、日経平均株価が乱高下したが、結局前日終値を小幅に上回る水準で着地した。
17日の東京市場は、前日の米株暴落を受けて寄り付きから日経平均は大きく下値を探り、一時600円を超える下落となった。その後は米株価指数先物を横目に先物を絡めたショートカバーや、年金系資金の買いが足場となって急速にプラス圏に切り返した。今度は550円あまりの上昇をみせる場面があったが、不安定な動きは続き、その後戻り売りに再び押される展開で1万7000円台近辺での攻防が続いた。外国為替市場でドル高・円安方向に振れたこともプラスに働いた。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、世界経済への影響を懸念する売りが上値を押さえた。ただ、値上がり銘柄数は東証1部全体の87%を占めたほか、売買代金は4兆円を超えるなど活況だった。
個別では、ソニー<6758>が商いを伴い上昇、任天堂<7974>も大きく買われた。トヨタ自動車<7203>の上げ足も目立つ。キーエンス<6861>、SMC<6273>が値を上げ、オリエンタルランド<4661>も買いを集めた。王子ホールディングス<3861>も高い。ファイズホールディングス<9325>、エニグモ<3665>がストップ高に買われ、ブイキューブ<3681>も活況高。PALTAC<8283>、東邦ホールディングス<8129>なども人気。
半面、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、KDDI<9433>も下落した。東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>、コマツ<6301>も売りに押された。SCREENホールディングス<7735>が大きく値を下げ、リクルートホールディングス<6098>も安い。資生堂<4911>も冴えない。ランドビジネス<8944>がストップ安、ミサワ<3169>、UTグループ<2146>も急落。日野自動車<7205>の下げも目立つ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519> 、京セラ <6971> 、トヨタ <7203> 、ダイキン <6367> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約80円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファミマ <8028> 、KDDI <9433> 、リクルート <6098> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約123円。うち80円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は鉱業、保険業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)電気・ガス業、(3)水産・農林業、(4)陸運業、(5)倉庫運輸関連。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)不動産業、(2)建設業、(3)精密機器、(4)海運業、(5)ガラス土石製品。
■個別材料株
△コア <2359>
50万株の自社株買いを実施へ。
△物語コーポ <3097>
2月既存店売上高24%増。
△エニグモ <3665>
前期経常は25%増で上振れ着地・2期連続最高益。
△Mマート <4380> [東証M]
1→2の株式分割実施と今期増収増益見通しを発表。
△WNIウェザ <4825>
ロート <4527> と気象を軸にしたヘルスケアで協業開始。
△リプロセル <4978> [JQG]
順天堂大と共同参加のNEDO公募事業の助成期間延長と交付増額を好感。
△パートナーA <6181> [東証M]
カジュアルウエディングパーティー運営のpmaを子会社化。
△ダイヘン <6622>
40万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△WA <7683> [東証M]
20年1月期営業益18%増で過去最高を更新。
△メニコン <7780>
「めにサプリ」シリーズ第3弾「ユーグレナ+マカ」を発売。
▼ミサワ <3169>
今期経常は7%減益へ。
▼アルファクス <3814> [JQG]
10-12月期(1Q)経常は赤字拡大で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ファイズHD <9325> 、(2)ラクスル <4384> 、(3)エニグモ <3665> 、(4)鶴見製 <6351> 、(5)ダイヤHD <6699> 、(6)大和冷 <6459> 、(7)あらた <2733> 、(8)PALTAC <8283> 、(9)星和電 <6748> 、(10)富士製薬 <4554> 。
値下がり率上位10傑は(1)ランビジネス <8944> 、(2)ミサワ <3169> 、(3)ひらまつ <2764> 、(4)UT <2146> 、(5)KHネオケム <4189> 、(6)スクリン <7735> 、(7)日立キャピ <8586> 、(8)日野自 <7205> 、(9)高島 <8007> 、(10)航空電子 <6807> 。
【大引け】
日経平均は前日比9.49円(0.06%)高の1万7011.53円。TOPIXは前日比32.12(2.60%)高の1268.46。出来高は概算で30億6517万株。東証1部の値上がり銘柄数は1874、値下がり銘柄数は273となった。日経ジャスダック平均は2827.26円(17.36円高)。
[2020年3月17日]
株探ニュース
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