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新日本科学のニュース
日経平均株価
始値 26701.00
高値 26718.67(09:00)
安値 26278.28(13:44)
大引け 26336.66(前日比 -475.64 、 -1.77% )
売買高 10億6110万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆4593億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅安、世界景気の減速警戒で475円安に
2.安く始まった後も下げ加速、後場に一時500円超下落
3.天然ガスパイプライン停止に伴う欧州経済への影響懸念
4.中国のコロナ感染者数増加で防疫強化の思惑も売り誘発
5.値下がり銘柄はプライム市場全体の9割を占め全面安に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比164ドル安と続落した。米物価統計や企業決算の発表を控えた警戒感から売りが優勢となった。
東京市場では、前日の欧米株安を受けて日経平均株価は売り優勢の地合いとなり、朝方安く寄った後も下げ幅を急速に広げるリスク回避ムードの強い地合いだった。
12日の東京市場は、日経平均が軟調にスタートした後、リスクオフの流れが強まり下げ幅を拡大する展開となった。日経平均は後場に入っても押し目買いや買い戻しの動きが限定的で、一時下げ幅は500円以上に広がる場面もあった。前日の欧州株市場は、ロシアとドイツをつなぐ天然ガスのパイプライン停止が欧州景気を冷やすとの見方が強まり、総じて売られる展開となったほか、米国株市場でもハイテク株を中心に下げる銘柄が多かった。ゼロコロナ政策を推進する中国で新型コロナウイルス感染者増加が確認され、防疫強化の動きが今後の経済活動に影響を及ぼすとの懸念が浮上。世界的な景気後退懸念が売りを誘っており、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好となった。値下がり銘柄数はプライム市場全体の90%を占めるというほぼ全面安商状に売り込まれた。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体主力株の下げが目立ったほか、ローツェ<6323>は急落となった。ソフトバンクグループ<9984>も軟調。TDK<6762>や日本電産<6594>も下値を試す展開に。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押された。キーエンス<6861>、ファナック<6954>、SMC<6273>など設備投資関連の下げも大きい。リソー教育<4714>が大幅安となったほか、ライク<2462>は値下がり率トップに売り込まれた。
半面、任天堂<7974>がしっかり、ダブル・スコープ<6619>も頑強。コスモス薬品<3349>が物色人気を集めた。アドバンテッジリスクマネジメント<8769>、オーバル<7727>が急伸。ローソン<2651>、新日本科学<2395>が逆行高となり、日本水産<1332>も商いをこなし堅調だった。このほか、ファーマフーズ<2929>なども値を上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はコナミG <9766>、花王 <4452>、任天堂 <7974>、日水 <1332>、日清粉G <2002>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約5円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、東エレク <8035>、ファナック <6954>、TDK <6762>、ファストリ <9983>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約167円。
東証33業種のうち上昇は水産・農林業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)医薬品、(3)その他製品、(4)食料品、(5)保険業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)機械、(2)ガラス土石製品、(3)電気機器、(4)非鉄金属、(5)金属製品。
■個別材料株
△シンワワイズ <2437> [東証S]
9日開催のオークション結果を好材料視。
△ローソン <2651> [東証P]
3~5月期大幅増収増益を好感。
△コスモス薬品 <3349> [東証P]
23年5月期営業益予想0.7%増で5円増配へ。
△シリコンスタ <3907> [東証G]
今上期営業損益が黒字転換し対通期進捗率も86%。
△Kudan <4425> [東証G]
中国のビジネスパートナーが自律走行型配送車向け製品の提供開始。
△ラクオリア <4579> [東証G]
がん幹細胞の増殖抑制剤の欧州における特許査定受領。
△クリングル <4884> [東証G]
東京医科歯科大との共同研究で第1例目を実施。
△シライ電子 <6658> [東証S]
今期営業利益予想引き上げ。
△メディアL <6659> [東証S]
自社技術が韓国KBSの放送ネットワークに採用。
△エーアイテイ <9381> [東証P]
23年2月期業績予想を上方修正。
▼アイケイ <2722> [東証P]
22年5月期業績は営業赤字拡大に下振れ。
▼リソー教育 <4714> [東証P]
費用増で第1四半期は営業赤字で着地。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ARM <8769>、(2)オーバル <7727>、(3)コスモス薬品 <3349>、(4)新日本科学 <2395>、(5)大黒天 <2791>、(6)ローソン <2651>、(7)エーアイテイ <9381>、(8)進和 <7607>、(9)ニチレキ <5011>、(10)テラスカイ <3915>。
値下がり率上位10傑は(1)ライク <2462>、(2)ローツェ <6323>、(3)リソー教育 <4714>、(4)トプコン <7732>、(5)アイケイ <2722>、(6)アトラエ <6194>、(7)日置電機 <6866>、(8)SMC <6273>、(9)ツガミ <6101>、(10)恵和 <4251>。
【大引け】
日経平均は前日比475.64円(1.77%)安の2万6336.66円。TOPIXは前日比31.36(1.64%)安の1883.30。出来高は概算で10億6110万株。東証プライムの値上がり銘柄数は161、値下がり銘柄数は1654となった。東証マザーズ指数は670.06円(9.49円安)。
[2022年7月12日]
株探ニュース
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