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【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり小反落、米高・円安も上値重く利益確定売り (5月15日)

配信元:株探
投稿:2018/05/15 17:01

日経平均株価
始値  22889.47
高値  22912.06(09:01)
安値  22805.72(14:53)
大引け 22818.02(前日比 -47.84 、 -0.21% )

売買高  17億3046万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7419億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は4日ぶりに小幅反落、利益確定売りが優勢に
 2.米株高と円安で朝高も上値重く売り圧力が勝った格好
 3.明日の1-3月期GDP発表を前に買い控えも
 4.東証1部の値上がりと値下がり銘柄数は拮抗
 5.銀行、好決算株が買われた一方、不動産株は大きく売られた

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは68ドル高と8日続伸した。米中貿易摩擦の改善期待が膨らみ、買いが優勢となった。個別ではユナテッドヘルスやウォルマートが上昇し指数を押し上げた。

 東京市場では、上昇が続く米株市場に追随して高く始まったものの買いが続かず、日経平均株価は徐々に軟化する展開となった。

 15日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが8日続伸と上値追い基調を鮮明としており、リスク許容度の高まった国内外機関投資家の買いが期待されたが、結局日経平均は利益確定売り圧力に屈する展開を余儀なくされた。前日まで3営業日続伸し、騰落レシオなどテクニカル指標面からも過熱感があり、目先筋の売りが上値を押さえる格好となった。外国為替市場では1ドル=109円80~90銭の推移と円安傾向に振れたものの、輸出セクターの反応は限定的だった。決算発表を絡め好決算銘柄には物色の矛先が向いたものの、局地的で全体相場を押し上げるには力不足。明日発表の1~3月期GDPの結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせたようだ。東証1部の値上がり銘柄数と値下がりは拮抗する結果となった。業種別にはメガバンクなど銀行株が高く、ここ上昇をみせていた不動産株は利食いが目立った。

 個別では、武田薬品工業<4502>が軟調、資生堂<4911>も売られた。三菱地所<8802>リクルートホールディングス<6098>が値を下げ、ブイ・テクノロジー<7717>も安い。IBJ<6071>が大幅安、LIFULL<2120>筑波銀行<8338>も売られたほか、パイオニア<6773>の下げも目立つ。江崎グリコ<2206>ブレインパッド<3655>セレス<3696>なども下落した。
 半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが上昇、村田製作所<6981>も買い優勢だった。ファーストリテイリング<9983>スズキ<7269>も物色人気に。日東工業<6651>加藤製作所<6390>が一時ストップ高に買われ、日本化学工業<4092>も値を飛ばした。ユニデンホールディングス<6815>山一電機<6941>日本板硝子<5202>なども上昇した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>テルモ <4543>NTTデータ <9613>スズキ <7269>アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約48円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は資生堂 <4911>リクルート <6098>トレンド <4704>ファナック <6954>TDK <6762> 。押し下げ効果は約38円。

 東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)銀行業、(3)精密機器、(4)石油石炭製品、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)サービス業、(3)証券商品先物、(4)建設業、(5)水産・農林業。

■個別材料株

第一カッタ <1716>
 7-3月期(3Q累計)経常は61%増益・通期計画を超過。
大末建 <1814>
 今期経常は51%増益へ。
オイシックス <3182> [東証M]
 今期最終は3.8倍増で3期ぶり最高益更新へ。
クラウドW <3900> [東証M]
 三菱UFJ <8306>大和 <8601> と資本業務提携。
弁護士COM <6027> [東証M]
 今期経常は1%増で6期連続最高益更新へ。
トレンダ <6069> [東証M]
 今期経常は49%増で6期ぶり最高益更新へ。
加藤製 <6390>
 前期経常が上振れ着地・今期は85%増益。
ユニデンHD <6815>
 今期経常は2倍増益へ。
黒田精 <7726> [東証2]
 前期経常が上振れ着地・今期は61%増益、7.5円増配へ。
一家DP <9266> [東証M]
 今期経常は3期連続最高益、分割と優待新設も好感。

ユナイテッド <2497> [東証M]
 メルカリ <4385> [東証M]上場で材料出尽くし。
PCデポ <7618>
 今期経常は19%減益。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日東工 <6651> 、(2)大末建 <1814> 、(3)加藤製 <6390> 、(4)日本化 <4092> 、(5)IIJ <3774> 、(6)サニックス <4651> 、(7)ユニデンHD <6815> 、(8)寿スピリッツ <2222> 、(9)日道路 <1884> 、(10)宮地エンジ <3431>
 値下がり率上位10傑は(1)IBJ <6071> 、(2)PCデポ <7618> 、(3)MDV <3902> 、(4)ARM <8769> 、(5)LIFULL <2120> 、(6)巴 <1921> 、(7)筑波銀 <8338> 、(8)ワイエイシイ <6298> 、(9)ジンズメイト <7448> 、(10)パイオニア <6773>

【大引け】

 日経平均は前日比47.84円(0.21%)安の2万2818.02円。TOPIXは前日比0.77(0.04%)安の1805.15。出来高は概算で17億3046万株。東証1部の値上がり銘柄数は994、値下がり銘柄数は1007となった。日経ジャスダック平均は3961.21円(22.61円安)。

[2018年5月15日]

株探ニュース
配信元: 株探
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