後場の日経平均は360円安でスタート、レーザーテックや東エレクなどが下落

配信元:フィスコ
投稿:2024/01/04 13:02
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;33103.34;-360.83TOPIX;2367.60;+1.21


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比360.83円安の33103.34円と、前引け(33048.58円)からやや下げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の日経225先物は33030円-33140円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=143.20-30円で午前9時頃から30銭ほど円安・ドル高水準。アジア市況は上海総合指数が小幅安で始まった後に軟調で0.8%ほど下落している一方、香港ハンセン指数は小幅に上昇して始まった後に下げに転じ0.4%ほど下落している。

 後場の東京市場は前引けに比べやや買いが先行して始まった。前場の日経平均が取引開始後の売り一巡後は底堅い動きとなったことから、相場の下値は堅いとの見方がある。また、朝方は円相場がやや強含む場面があったが、その後は円安・ドル高方向への動きとなっているほか、ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移していることなども東京市場で安心感となっているもよう。

 一方、米国で今晩、12月のADP全米雇用リポートと週間の米新規失業保険申請件数が発表され、明日は12月の米雇用統計発表と、米雇用・労働関連の経済指標の発表が相次ぎ、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあるようだ。

 セクターでは、精密機器、電気機器、その他製品が下落率上位となっている一方、海運業、鉱業、石油石炭製品が上昇率上位となっている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>東エレク<8035>アドバンテスト<6857>ディスコ<6146>、TOWA<6315>、ソフトバンクG<9984>野村マイクロ<6254>ルネサス<6723>信越化<4063>村田製<6981>が下落。一方、郵船<9101>、川崎船<9107>商船三井<9104>ソシオネクスト<6526>、INPEX<1605>、武田薬<4502>神戸鋼<5406>日本製鉄<5401>第一三共<4568>コマツ<6301>が上昇している。
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