日経平均は5日ぶり小反落。25日の米株式市場でダウ平均は9.88ドル高とほぼ横ばい。
主力企業の冴えない決算を失望した売りが先行したが、カナダ中銀が利上げ停止を示唆したことで、米国内の金利ピークアウト期待が高まり、売りが後退。また、今週発表予定の重要経済指標などを前にした買い戻しも入り、終盤にダウ平均はプラス圏に浮上。ナスダック総合指数も下げをほぼ帳消しにし、−0.18%と小幅続落にとどまった。引け味のよかった米株市場を引き継いで、日経平均は49.63円高からスタート。しかし、寄り付き直後から失速すると、半導体などハイテクを中心とした売りが重しとなり、早々にマイナスに転じた。ただ、春節の連休明けの香港ハンセン指数が大幅高となったことや、時間外取引のナスダック100先物が堅調に推移していたことが下支え要因となり、その後は膠着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比32.26円安の27362.75円となった。東証プライム市場の売買高は9億8370万株、売買代金は2兆4657億円だった。セクターでは海運、石油・石炭、電気機器が下落率上位となった一方、不動産、精密機器、その他製品が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は41%だった。
個別では、米半導体企業ラム・リサーチの低調な決算を受け、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>が大きく下落。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、村田製<6981>、イビデン<4062>などハイテク株も総じて軟調。
前日に大幅反発した海運が再び大きく売られ、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>が揃って大幅安。富士通ゼネラル<6755>は決算が市場予想に未達で売り優勢。インソース<6200>は堅調な決算ながらも四半期ベースでの増益率鈍化などにより、短期的な出尽くし感が先行して急落。東証スタンダード市場では業績予想を下方修正したテクノホライゾン<6629>が急落している。
一方、ソフトバンクG<9984>、OLC<4661>、HOYA<7741>など値がさ株の一角が堅調。
三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>の原発・防衛関連、JAL<9201>、資生堂<
4911>、パンパシHD<7532>、高島屋<8233>などのリオープン関連が堅調。日置電機<6866>、信越ポリマー<7970>はそれぞれ決算が好感されて大幅に上昇。関西ペイント<4613>と住友大阪セメント<5232>は証券会社のレーティング格上げを材料に買われた。サイバーAG<4751>は、決算は冴えなかった一方、株主優待の拡充が下支え要因となり、一時上昇する場面もあった。東証スタンダード市場では業績予想を上方修正した日本パレット<4690>、日本ギア<6356>がそれぞれストップ高まで買われた。
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主力企業の冴えない決算を失望した売りが先行したが、カナダ中銀が利上げ停止を示唆したことで、米国内の金利ピークアウト期待が高まり、売りが後退。また、今週発表予定の重要経済指標などを前にした買い戻しも入り、終盤にダウ平均はプラス圏に浮上。ナスダック総合指数も下げをほぼ帳消しにし、−0.18%と小幅続落にとどまった。引け味のよかった米株市場を引き継いで、日経平均は49.63円高からスタート。しかし、寄り付き直後から失速すると、半導体などハイテクを中心とした売りが重しとなり、早々にマイナスに転じた。ただ、春節の連休明けの香港ハンセン指数が大幅高となったことや、時間外取引のナスダック100先物が堅調に推移していたことが下支え要因となり、その後は膠着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比32.26円安の27362.75円となった。東証プライム市場の売買高は9億8370万株、売買代金は2兆4657億円だった。セクターでは海運、石油・石炭、電気機器が下落率上位となった一方、不動産、精密機器、その他製品が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は41%だった。
個別では、米半導体企業ラム・リサーチの低調な決算を受け、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>が大きく下落。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、村田製<6981>、イビデン<4062>などハイテク株も総じて軟調。
前日に大幅反発した海運が再び大きく売られ、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>が揃って大幅安。富士通ゼネラル<6755>は決算が市場予想に未達で売り優勢。インソース<6200>は堅調な決算ながらも四半期ベースでの増益率鈍化などにより、短期的な出尽くし感が先行して急落。東証スタンダード市場では業績予想を下方修正したテクノホライゾン<6629>が急落している。
一方、ソフトバンクG<9984>、OLC<4661>、HOYA<7741>など値がさ株の一角が堅調。
三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>の原発・防衛関連、JAL<9201>、資生堂<
4911>、パンパシHD<7532>、高島屋<8233>などのリオープン関連が堅調。日置電機<6866>、信越ポリマー<7970>はそれぞれ決算が好感されて大幅に上昇。関西ペイント<4613>と住友大阪セメント<5232>は証券会社のレーティング格上げを材料に買われた。サイバーAG<4751>は、決算は冴えなかった一方、株主優待の拡充が下支え要因となり、一時上昇する場面もあった。東証スタンダード市場では業績予想を上方修正した日本パレット<4690>、日本ギア<6356>がそれぞれストップ高まで買われた。
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関連銘柄
銘柄名称 | 株価 | 前日比 |
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4062
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6,548.0
(06/28)
|
+22.0
(+0.33%)
|
4613
|
2,590.0
(06/28)
|
+33.5
(+1.31%)
|
4661
|
4,482.0
(06/28)
|
-23.0
(-0.51%)
|
4690
|
2,316.0
(06/28)
|
+4.0
(+0.17%)
|
4751
|
1,007.5
(06/28)
|
+6.5
(+0.64%)
|
5232
|
3,935.0
(06/28)
|
-8.0
(-0.20%)
|
6200
|
891.0
(06/28)
|
0.0
(---)
|
6356
|
573.0
(06/28)
|
-9.0
(-1.54%)
|
6367
|
22,370.0
(06/28)
|
+15.0
(+0.06%)
|
6629
|
501.0
(06/28)
|
-6.0
(-1.18%)
|
6723
|
3,009.0
(06/28)
|
+13.5
(+0.45%)
|
6755
|
2,087.0
(06/28)
|
-57.0
(-2.65%)
|
6758
|
13,640.0
(06/28)
|
+110.0
(+0.81%)
|
6857
|
6,425.0
(06/28)
|
+187.0
(+2.99%)
|
6861
|
70,550.0
(06/28)
|
+20.0
(+0.02%)
|
6866
|
6,790.0
(06/28)
|
+40.0
(+0.59%)
|
6981
|
3,322.0
(06/28)
|
+22.0
(+0.66%)
|
7011
|
1,723.0
(06/28)
|
+13.0
(+0.76%)
|
7012
|
6,110.0
(06/28)
|
+91.0
(+1.51%)
|
7013
|
4,805.0
(06/28)
|
+268.0
(+5.90%)
|
3,764.0
(06/28)
|
-47.0
(-1.23%)
|
|
7741
|
18,705.0
(06/28)
|
+55.0
(+0.29%)
|
7970
|
1,508.0
(06/28)
|
-16.0
(-1.04%)
|
8035
|
34,900.0
(06/28)
|
+100.0
(+0.28%)
|
8233
|
2,707.5
(06/28)
|
+20.0
(+0.74%)
|
9101
|
4,682.0
(06/28)
|
+96.0
(+2.09%)
|
9104
|
4,818.0
(06/28)
|
+49.0
(+1.02%)
|
9107
|
2,340.0
(06/28)
|
+81.0
(+3.58%)
|
9201
|
2,538.5
(06/28)
|
-18.5
(-0.72%)
|
9984
|
10,390.0
(06/28)
|
+255.0
(+2.51%)
|
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