東京株式(大引け)=197円安、ナスダック安やアジア株安背景に利食い優勢

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/07/14 15:43
東京株式(大引け)=197円安、ナスダック安やアジア株安背景に利食い優勢  14日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に売りがかさむ展開となった。日経平均株価が前日の大幅高に買われた反動で終始利益確定の動きが優勢だった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比197円73銭安の2万2587円01銭と反落。東証1部の売買高概算は10億9642万株、売買代金概算は1兆9778億3000万円。値上がり銘柄数は814、対して値下がり銘柄数は1263、変わらずは94銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の反動もあって利食い優勢の地合いを強いられた。前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が大幅反落したことやフィラデルフィア半導体株指数が下げたことで、東京市場でも半導体関連株などをはじめ広範囲に売り圧力が表面化した。米国で新型コロナ感染拡大が続いていることで経済回復が遅れることへの懸念、また米中対立への警戒感もくすぶり買い手控えムードが強い。アジア株安も重荷となった。今週は日銀やECBの金融政策会合や米中の重要経済指標発表が集中することもあって、これを見極めたいとの思惑も働いている。セクター別には安い業種が多いなか不動産株が高かった。全般材料不足のなかで買い気も盛り上がらず、全体売買代金はわずかながら2兆円に届かなかった。

 個別では、断トツの商いをこなしたソフトバンクグループ<9984.T>がやや売りに押され、ソニー<6758.T>も軟調。ファーストリテイリング<9983.T>は1000円を超える下げ。東京エレクトロン<8035.T>レーザーテック<6920.T>なども安い。安川電機<6506.T>リクルートホールディングス<6098.T>なども値を下げた。ニイタカ<4465.T>が一時ストップ安、オープンドア<3926.T>インターアクション<7725.T>も急落した。カーブスホールディングス<7085.T>も大きく下落した。

 半面、三井不動産<8801.T>が買いを集め、日本電産<6594.T>も堅調。キヤノン<7751.T>NTT<9432.T>もしっかり。富士フイルムホールディングス<4901.T>も買いが優勢。低位のダントーホールディングス<5337.T>がストップ高となり、アトラ<6029.T>も急伸。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093.T>が大幅高、日本エンタープライズ<4829.T>も商い活況で値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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