東京株式(大引け)=9円高、年金系資金の買い観測で朝安後に切り返す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/03/17 15:56
東京株式(大引け)=9円高、年金系資金の買い観測で朝安後に切り返す  17日の東京株式市場は売り買いが錯綜するなか、日経平均株価が乱高下したが、結局前日終値を小幅に上回る水準で着地した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比9円49銭高の1万7011円53銭と小幅ながら5日ぶり反発。東証1部の売買高概算は30億6517万株、売買代金概算は4兆3713億7000万円。値上がり銘柄数は1874、対して値下がり銘柄数は273、変わらずは19銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米株暴落を受けて寄り付きから日経平均は大きく下値を探り、一時600円を超える下落となった。その後は米株価指数先物を横目に先物を絡めたショートカバーや、年金系資金の買いが足場となって急速にプラス圏に切り返した。今度は550円あまりの上昇をみせる場面があったが、不安定な動きは続き、その後戻り売りに再び押される展開で1万7000円台近辺での攻防が続いた。外国為替市場でドル高・円安方向に振れたこともプラスに働いた。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、世界経済への影響を懸念する売りが上値を押さえた。ただ、値上がり銘柄数は東証1部全体の87%を占めたほか、売買代金は4兆円を超えるなど活況だった。

 個別では、ソニー<6758.T>が商いを伴い上昇、任天堂<7974.T>も大きく買われた。トヨタ自動車<7203.T>の上げ足も目立つ。キーエンス<6861.T>SMC<6273.T>が値を上げ、オリエンタルランド<4661.T>も買いを集めた。王子ホールディングス<3861.T>も高い。ファイズホールディングス<9325.T>エニグモ<3665.T>がストップ高に買われ、ブイキューブ<3681.T>も活況高。PALTAC<8283.T>東邦ホールディングス<8129.T>なども人気。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>が大幅安、KDDI<9433.T>も下落した。東京エレクトロン<8035.T>村田製作所<6981.T>コマツ<6301.T>も売りに押された。SCREENホールディングス<7735.T>が大きく値を下げ、リクルートホールディングス<6098.T>も安い。資生堂<4911.T>も冴えない。ランドビジネス<8944.T>がストップ安、ミサワ<3169.T>UTグループ<2146.T>も急落。日野自動車<7205.T>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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