日経平均は大幅反発、自律反発期待と配当絡みの買いで451円高

配信元:フィスコ
投稿:2019/03/26 15:54
日経平均は大幅反発。週明け25日の米国市場でNYダウは14ドル高と小幅反発にとどまった。ただ日経平均は前日に650円安と急落していただけに、本日は自律反発に期待した買いが先行し197円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を広げる展開が続いた。本日は3月期末の権利付き最終売買日で、配当取りの買いや配当再投資に絡んだ思惑からの買いも観測され、日経平均を押し上げた。後場に入ると21460.99円(前日比483.88円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比451.28円高の21428.39円となった。東証1部の売買高は17億4104万株、売買代金は3兆2338億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、陸運業、その他製品、金属製品、倉庫・運輸関連業、建設業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の94%、対して値下がり銘柄は5%となった。

個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで5%近い上昇。海外メディアが家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の新モデル2種を今夏にも発表すると報じている。エーザイ<4523>は3日ぶりに取引時間中に売買成立し、反発した。その他売買代金上位もソニー<6758>、トヨタ自<7203>キーエンス<6861>、武田薬<4502>三菱UFJ<8306>など全般堅調。また、新作ゲームの公式サイトを公開したenish<3667>や、業務提携に関するリリースが材料視されたマネパG<8732>が東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>ZOZO<3092>は利益確定売り優勢で逆行安。モバイル定額通信料改定を受けて業績下振れ観測が強まったIIJ<3774>、国土交通省の立ち入り検査が嫌気されたジャムコ<7408>は急落し、DLE<3686>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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配信元: フィスコ

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