日経平均は大幅に4日続落、経済減速懸念で一時21000円割れ

配信元:フィスコ
投稿:2019/03/08 15:44
日経平均は大幅に4日続落。7日の米国市場でNYダウは200ドル安と4日続落し、3週間ぶりの安値となった。欧州中央銀行(ECB)によるユーロ圏経済成長見通しの下方修正を受けて欧米株が全面安となり、本日の日経平均はこうした流れを引き継いで116円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を拡大。中国の2月貿易統計で輸出入が落ち込み、上海総合指数が軟調となったことも嫌気され、日経平均は後場に
20993.07円(前日比462.94円安)まで下落する場面があった。取引時間中としては3週間ぶりの21000円割れとなる。

大引けの日経平均は前日比430.45円安の21025.56円となった。東証1部の売買高は16億7283万株、売買代金は2兆9252億円だった。先物・オプション特別清算指数(SQ)
算出に絡んだ売買が膨らんだ。SQ値は概算で21348.40円。業種別では、全33業種がマイナスとなり、海運業、保険業、証券、非鉄金属、機械が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の94%、対して値上がり銘柄は5%となった。

個別では、日経平均寄与度の大きいファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>
を中心に、任天堂<7974>三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>など売買代金上位は全般軟調。東エレク<8035>SUMCO<3436>、アドバンテス<6857>といった半導体関連株は連日で大きく売られた。あおぞら銀<8304>などはレーティング引き下げ観測を受けて下落。また、今期業績予想の修正で赤字幅拡大が嫌気された川崎船
<9107>が急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではルネサス<6723>が逆行高。前日の工場停止報道を受けた急落は行き過ぎとの見方から、売り一巡後に反発した。積水ハウス<1928>は決算を受けて買われ、キリンHD<2503>
は前日の説明会内容を好感した買いが入ったようだ。また、北朝鮮情勢に関する一部報道を受けて防衛関連の石川製<6208>が物色を集め、東証1部上昇率上位に顔を出した。
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