日経平均は続伸、円安や主要企業の決算を好感

配信元:フィスコ
投稿:2018/08/01 15:39
日経平均は続伸。31日の米国市場では米中貿易摩擦への懸念が和らぎ、NYダウは108ドル高と3日ぶりに反発した。また、前日に日銀が大規模な金融緩和を当面維持する方針を示したことを受けて1ドル=111円台後半まで円安が進み、本日の日経平均はこれらを好感して88円高からスタートした。朝方の買いが一巡すると日米・米中の通商協議の行方を見極めたいとの思惑などからもみ合いとなったが、後場には円相場が1ドル=112円近辺まで下落したことにつれて22775.47円(前日比221.75円高)
まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比192.98円高の22746.70円となった。東証1部の売買高は17億6725万株、売買代金は2兆9652億円だった。業種別では、鉄鋼が4%超、非鉄金属とその他製品が3%超の上昇となった。一方、空運業、金属製品、その他金融業が下落率上位だった。

個別では、前日に決算発表した任天堂<7974>が売買代金トップで6%を超える上昇となり、ソニー<6758>は4%超上昇した。決算発表銘柄では日東電<6988>JFE<5411>も急伸。三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といった銀行株は長期金利の上昇を受けて買われ、保険株も第一生命HD<8750>などの上げが目立った。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>ファナック<6954>などが堅調。また、元気寿司<9828>スクロール<8005>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、ファーストリテ<9983>、村田製
<6981>、パナソニック<6752>などが軟調。村田製やパナソニックは決算を受けた売りが出て、第1四半期決算が減益となったスタートトゥ<3092>は3%超下落した。ルネサス<6723>は8%超安と急落。また、イマジカロボ<6879>はストップ安比例配分となった。
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配信元: フィスコ

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