東京株式(大引け)=87円安、米雇用統計発表などを前に利益確定売り優勢

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/02 15:53
 2日の東京株式市場は終始売りに押される展開。日経平均株価は一時200円近い下げで1万8300円近辺まで売られる場面があったが、その後は下げ渋った。

 大引けの日経平均株価は前日比87円04銭安の1万8426円08銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は28億3340万株、売買代金概算は3兆178億4000万円。値上がり銘柄数は700、対して値下がり銘柄数は1172、変わらずは118銘柄だった。

 きょうの東京市場は終始利益確定の売りに押される展開となった。原油市況はOPEC総会での減産合意後上昇基調が続いているものの、前日の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場でも主要指数が高安まちまちで買いの手掛かり材料とはならず、円高含みに推移する為替相場を横目に軟調展開を強いられた。日本時間今晩発表の米11月の雇用統計や、4日のイタリアの憲法改正を問う国民投票の結果などを見極めたいとの思惑が上値を押さえた。一方、押し目に買い向かう動きも観測され、金融株への海外資金の流入などが下値を支えた。日経平均は後場後半に下げ渋った。売買代金は3日連続で3兆円台を維持している。

 個別では、SMC<6273.T>が急落、米アップル社のiPhone発注削減の話が嫌気され村田製作所<6981.T>、アルプス電気<6770.T>も売られた。SCREENホールディングス<7735.T>も下落した。任天堂<7974.T>も売りに押される展開。日立ハイテクノロジーズ<8036.T>ディー・エヌ・エー<2432.T>などの下げも目立つ。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が断トツの売買代金をこなし大幅高となったのを筆頭にメガバンクの物色人気が際立つ。野村ホールディングス<8604.T>も商いを伴い急伸。安永<7271.T>が連日のストップ高で買い物を残し、日本アジア投資<8518.T>も値幅制限いっぱいに買われた。低位では神栄<3004.T>が急伸、クラリオン<6796.T>オーイズミ<6428.T>なども値を飛ばした。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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