ユリウスさんのブログ
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最近書いたブログ
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春の七種(青木繁伸氏の「植物園へようこそ」より) 翔年は京都の田舎で育った。子供のころ、毎年七草粥を食べていた記憶がある。ちっとも旨いと思わなかったが、「これ食べたら病気にならへん」とか言って母に無理に食べさせられていた。ただし、七種は入っていなかったと思う。田舎とはいえ、手に入らなかったのがあったのだろう。(今はスーパーにセットで売られているが) 煮てしまえばどれがどれやら分らないのだから、そういう... ...続きを読む
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あけましておめでとうございます
今年は日本人全員が、老いも若きも馬力をだして頑張りたいものです。 「未来に向かって、明るく、元気に!」 長年続いたデフレからの脱却のために、たいへん困難な課題ですがやり遂げねばなりませんね。 本年も「もの言う翔年」をどうかよろしくお願いいたします。 いつも『もの言う翔年』を読んでくださりありがとうございます。お陰さまで「囲碁」も「政治評論」のジャンルもランキング上位に入っており... ...続きを読む -
特定秘密保護法案にあれだけ拒否反応を示した人が多かったのに、今回の情報漏れに事件には呆れるほかない。情報に対するセンスがないというか、無垢というか、ボンクラというか、組織も個人も全くの無防備をさらけ出しました。 読売ONLINEより パソコンに入力した文字列を全て外部に送信してしまう中国社製の日本語入力ソフト「バイドゥIME」。国民の大切な情報を扱う役所や大学でも気づかないまま使われていたことに、関係者... ...続きを読む
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教育を考える材料として、一つの逸話を紹介したい。JOANNE LIPMANという音楽家がウオール・ストリート・ジャーナルに書いています。 厳しかったK先生(見るからに迫力ある叱責をしそう、恐い先生は間違いなし) 昔、生徒が失敗すると「ばかもの」と言う先生に教わったことがある。私たちのオーケストラの指揮者で、名前はジェリー・カプチンスキー。ウクライナからの移民で気性が荒い人だった。誰かが音を外すと、オーケ... ...続きを読む
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既にネットには発表されていましたが、今日配信された"American Go E-Journal"でも「大阪碁キャンプ」が大きく取り上げられています。(下にコピーがあります) 翔年は来年も大勢の外国人がこのキャンプに参加してくれることを期待しています。そして、仲間達とできるだけのお手伝いをしたいと話し合っています。 (今年の親善対局風景) 主催者、後援、開催場所や大まかなスケジュールの概要は今年と同じで... ...続きを読む
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こんなことが中国では毎年日常的に行われている。これは言論弾圧、知る権利の封殺である。闘っているのは米国の新聞社、傍観しているのは日本のメディア。日本のメディアは日本人の知る権利をどう考えているのだろう? 朝日新聞などのメディアは「秘密保護法」に強硬な反対論を掲げ、「知る権利」にはいつも過剰反応しているのに、北京政府のあからさまなメディアへの言論弾圧に対しては、どの新聞も闘おうとせず、全くと言っていいほど沈... ...続きを読む
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10日に行われた故マンデラ元大統領の追悼式は、世界各国からの指導者をはじめ国内の一般市民まで、数万人が一同に会して同氏を追悼していた。それは「和解のシンボル」とされた同氏に相応しい式典だったようだった。 歴史において黒人ほどひどい扱いを受けてきた人種はない。20世紀になってもまだ南アでは人種差別が堂々と行われたいた。しかし、誰が見ても理不尽な制度が永遠に続くことはなかった。27年間の監獄暮らしからようや... ...続きを読む
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またしても政治家と金の問題が発覚した。報道によると猪瀬東京都知事が選挙違反事件で強制捜査を受けている徳州会から知事選前に5,000万円を借受て、最近返却したことが発覚した。徳田虎雄氏の病院経営の業績も功績も知っている。猪瀬知事の道路公団民営化の仕事は本気で支持していたから、その奮闘振りはつぶさに見ていた。 二人とも最初は正義の味方だったのに、政界に足を踏み入れたことによって、汚い金に手を染めるようになってい... ...続きを読む
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平原誠之のピアノコンサートを堪能
昨日、やや遅めの午後7時から平原誠之のピアノコンサートが江戸堀(大阪市)のイシハラホールであった。京都在住の碁友Y氏を誘い合わせて出かけました。 プログラム第1部の4はギター曲「アルハンブラ宮殿の思い出」の平原バージョン、第二部の1はヴァイオリン曲「チゴイネルワイゼン」の平原バージョン楽しませてもらいました。 最後の「レ・ミゼラブル」(シェーンベルク作曲)は圧巻でした。プログラムの解説によると、平原... ...続きを読む -
アイヌの人々の使う言葉に「神用語」というのがあるそうだ。カムイ(神威、神居)がアイヌ語で神格を有する高位の霊的存在であることは知っていた。が、惚けはじめたことを「神用語を使うようになった」というとは驚きだった。 「文芸春秋12月号」の「うらやましい死に方2013」に尼崎の以倉星子(70)さんが「祖母の逝き方がとてもうらやましい」と綴っておられる。 ちょっと引用させてもらいます。 「ヘルパーさんに対し... ...続きを読む
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15時8分の日経速報によれば 「1票の格差が最大2.43倍だった昨年12月の衆院選は違憲だとして、弁護士らが選挙無効を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は20日、小選挙区の定数配分を違憲状態と判断した。」 しかるに直ちに違憲とまではしなかった。「昨年の衆院選の区割りは憲法が求める投票価値の平等に反する状態にあったが、それが合理的期間内に是正されなかったとはいえない」と指摘しただ... ...続きを読む
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安倍総理のことを「文芸春秋12月号」のエッセー「日本人へ」で塩野七生さんが褒めている。要点はこんなところでした。 1 安倍さんの顔がいい顔になっている。自信をもって仕事をしている人の顔だと。 → 私心がない人もいい顔になると付け加えたいと翔年は思う。 2 答弁で「やります」と断言しているのはいい。善処しますとかやろうと思いますという人はダメ。その思いを他者に伝えるというかその想いを他者にまでも巻き込むに... ...続きを読む
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前から碁のことを棊(キ)と書いてあるのを知っていたが、その違いが翔年は分っていなかった。前エントリーの渡部義道著「古代囲碁の世界」にこの違いが分りやすく書いてあるのを見つけたので、要約して記しておきたい。 1 碁は棊、棋と同じで、いずれも「キ」と発音する。 2 わが国では囲碁(棊)・将棋と言うように碁と棋が区別して使われてきた。 3 囲碁を囲棊と書いている例は懐風藻(日本最古の漢詩集)にあるぐらいで、ほとん... ...続きを読む
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いつのことだっかか、多分数年前のこと、囲碁教育研究会後の懇親会の席上、ワイワイガヤガヤの中で、どうしてだか、突然「空海(弘法大師)の囲碁観」がM氏との間で論争になった。 M氏の論点: 「空海は囲碁を禁じていた。何かの本で読んだから間違いない」 翔年の論点: 「空海は途方もなく大きな人物だ。囲碁の良さを瞬時に理解したろうから、そんなことを言うわけがない。何かの間違いだろう。確かだというなら、誰の書いた何とい... ...続きを読む
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昨日、梅田へ出たついでに、布と糸で描いたちょっと普通の絵とは趣の違う浅野小夜子さんの作品展に行った。彼女の作品は日常生活のちょっとした小物や動植物から、海外の街や村の風景まで広い範囲におよんでいて興味はつきない。それに布と糸をつかって描かれているせいか、絵の前に立つとほんわかとしたメルヘンチックなものが楽しめたり、なんともいえないあったかい何かが感じられて嬉しい。 昨年、「東京国際キルトフェスティバ... ...続きを読む
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27日、LDKをちょっと改装したお披露目に、娘夫婦と義兄夫婦を招いてフランス料理のパーティをやった。Hさんの紹介で出張料理?をボン・アキューさんに頼んだら、本格的なフランス料理が自宅でいただけてびっくりするやら、感心するやら。全員大満足でした。 ボン・アキューは京都の小林シェフが一人でなさっている出張料理店?だ。当日、大きなバンに食材、食器、調理器具を積んで小林さんがが一人でみえた。そして我が家のキッチン... ...続きを読む
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谷川俊太郎「二十億光年の孤独」 ㈱サンリオ刊 祈り 一つの大きな主張が 無限の時の突端に始まり 今もそれが続いているのに 僕等は無数の提案をもって その主張にむかおうとする (ああ 傲慢すぎる ホモ・サピエンス 傲慢すぎる) 主張の解明のためにこそ 僕等は学んできたのではなかったのか 主張の歓喜のためにこそ 僕等は営んできたのではなかったのか 稚い僕の心に (こわれかけた複雑な機械の鋲の一つ) 今... ...続きを読む
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歳をとると時間軸があいまいになって、10年前のことでもボンヤリしてしまい、出来事の前後がハッキリしなくなることがしばしば起こる。翔年は若いときから、日常生活のスケールに比べて桁違いに広い面積とか、桁違いに大昔の出来事とかは、何百万エーカーとか10億年前とか言われてもピンとこないことがよくあったから、これがなおさらひどくなったのかもしれない。 だから面積とか体積とかを、何かよく知っているものと比べて甲子園の何... ...続きを読む
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一昨日古本祭りで買ってきた古本を昨日一日かかって三分の一ほど読破したが、知らない四字熟語が少しあった。 四字熟語は漢文から取ってきたものが多いし、含意が深いのでなかなか理解が難しい。たいてい元の意味まで遡って理解していない。それは、例えば小学生が「ナツメロ」は分るが、それが「懐かしのメロディー」の短縮形であると想像できなかったり、日本語を習いはじめた外国人が「スマホ」が電話(携帯)であると教わっても、「ス... ...続きを読む
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毎年、「天神さんの古本市」に出かけて半日かけて古本を漁りを楽しんでいる。 「今日買った8冊の古本」 1 榊山 潤著 「囲碁名言集」 現代教養文庫 > 伊藤博文がある碁客に与えた書に「賢愚この中に老ゆ」というのがあると知った。一味違う名言集と見た。 2 西澤潤一著 「教育の目的再考」 岩波書店 > 「理想の教育」も語られず、迷走する日本社会。政治家がテストの点数を公表するとかしないとか、バカバカしい話... ...続きを読む