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カナモトのニュース
日経平均株価
始値 21062.75
高値 21145.94(13:03)
安値 20938.00(10:00)
大引け 21125.09(前日比 +99.53 、 +0.47% )
売買高 10億4596万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆8418億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は5日ぶり反発、前週の反動で押し目買いや買い戻し優勢に
2.米雇用統計は雇用者数の伸び大幅鈍化も賃金の上昇顕著で過度な悲観後退
3.取引時間中は上海株市場など堅調な値動きで投資家のセンチメントが改善
4.世界景気減速への警戒感くすぶり、内需株中心の戻りで全体の上値は重い
5.個別にはストップ高銘柄が続出するも、売買代金は2兆円を割り込む
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは22ドル安と5日続落した。米2月の雇用統計で就業者数の伸びが市場予想を下回り一時220ドルを超す下げとなった。ただ、引けにかけ下げ幅を縮小させた。
週明けの東京市場では、リスク回避の売りが一巡し、日経平均株価はプラス圏で引けた。中国や香港株などアジア株が堅調だったことが投資家の不安心理を緩和した。
11日の東京市場は、値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが先行し、前週末まで4営業日続いたリスクオフの流れがひとまず止まった。注目された2月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが大幅に鈍化したが、賃金の上昇はコンセンサスを上回り、米経済に対する悲観的な見方は和らいでいる。前週末の米国株市場はNYダウが5日続落と下値模索が続いたものの引けにかけ下げ渋り、結局下げは小幅にとどまった。この流れが東京市場でもポジティブに作用した。取引時間中は中国・上海株市場や香港株など堅調な値動きを示したことも買い安心感につながった。ただし、世界景気減速に対する警戒感は拭い切れず、内需株中心の戻りで日経平均の上値も重かった。個別株はストップ高を演じる銘柄が続出するなど短期資金による一極集中的な買いが目立ったが、東証1部の売買代金は2兆円を割り込むなど低調だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が高く、トヨタ自動車<7203>も堅調。日立製作所<6501>は商いを膨らませ大きく買われた。東京エレクトロン<8035>も買い戻された。石川製作所<6208>、日立化成<4217>、双信電機<6938>、gumi<3903>、阿波製紙<3896>、オムロン<6645>がいずれもストップ高に買われる人気となった。クミアイ化学工業<4996>も一時値幅制限上限まで上値を伸ばす場面があった。日本駐車場開発<2353>も物色人気。
半面、村田製作所<6981>が売られ、太陽誘電<6976>も冴えない。ミライアル<4238>が値下がり率トップに売られ、ホシザキ<6465>も急落。LIFULL<2120>も大幅安。カナモト<9678>、フリービット<3843>の下げも目立つ。FPG<7148>、エンビプロ・ホールディングス<5698>なども下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、花王 <4452> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約51円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はテルモ <4543> 、オリンパス <7733> 、KDDI <9433> 、アドテスト <6857> 、キッコマン <2801> 。押し下げ効果は約20円。
東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)パルプ・紙、(3)不動産業、(4)非鉄金属、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)精密機器、(4)証券商品先物、(5)サービス業。
■個別材料株
△日本駐車場 <2353>
280万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ケア21 <2373> [JQ]
11-1月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
△BBタワー <3776> [JQ]
凸版印と新たな映像配信サービスの提供に向けて実証実験を実施。
△gumi <3903>
第3四半期業績は上振れ着地。
△日立化 <4217>
「日立が売却の方向で検討」との報道。
△HEROZ <4382> [東証M]
5-1月期(3Q累計)経常は22%増益で着地。
△北興化 <4992>
繊維資材の専門商社である村田長を子会社化。
△クミアイ化 <4996>
11-1月期(1Q)経常は81%増益で着地。
△オムロン <6645>
日経平均の構成銘柄に新規採用。
△ヨンキュウ <9955> [JQ]
株主優待制度を新設。
▼ソフトウェア <3733> [JQ]
11-1月期(1Q)経常は12%減益で着地。
▼ミライアル <4238>
20年1月期上期2ケタ営業減益見通し。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)石川製 <6208> 、(2)日立化 <4217> 、(3)双信電機 <6938> 、(4)gumi <3903> 、(5)阿波製紙 <3896> 、(6)オムロン <6645> 、(7)クミアイ化 <4996> 、(8)日本駐車場 <2353> 、(9)鶴見製 <6351> 、(10)大真空 <6962> 。
値下がり率上位10傑は(1)ミライアル <4238> 、(2)ホシザキ <6465> 、(3)京都友禅 <7615> 、(4)エイチーム <3662> 、(5)LIFULL <2120> 、(6)デファクト <3545> 、(7)ヴィンクス <3784> 、(8)PRTIME <3922> 、(9)カナモト <9678> 、(10)アトラエ <6194> 。
【大引け】
日経平均は前日比99.53円(0.47%)高の2万1125.09円。TOPIXは前日比9.00(0.57%)高の1581.44。出来高は概算で10億4596万株。東証1部の値上がり銘柄数は1335、値下がり銘柄数は730となった。日経ジャスダック平均は3402.54円(0.46円高)。
[2019年3月11日]
株探ニュース
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