136円
日本電信電話のニュース
17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日ぶり反発、海外情勢見極めでこう着感
・ドル・円は下げ渋り、米金利の高水準で110円台を維持
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は3日ぶり反発、海外情勢見極めでこう着感
日経平均は3日ぶり反発。100.65円高の22817.88円(出来高概算7億5000万株)で前場の
取引を終えている。
16日の米国市場でNYダウは反発し、62ドル高となった。金利上昇や地政学リスクへの警戒感が残るなか、前日の株価下落を受けた買い戻しが先行した。また、米4月鉱工業生産指数が市場予想を上回ったことを受けて、米10年債利回りが3.1%に達するとともに円相場が下落。本日の東京市場では米株高や為替の円安推移を好感した買いが先行し、日経平均は103円高からスタートした。ただ、寄り付き後は高値圏でこう着感の強い展開となり、前場の上下の値幅は43.5円にとどまった。
個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株に米金利上昇を受けた買いが先行。ともに朝方3%を超える上昇となる場面があった。その他売買代金上位では任天堂<7974>、マネックスG<8698>、ソニー<6758>、SUMCO<3436>などが堅調で、トヨタ自<7203>は小高い。一方、武田薬<4502>、Vテク<7717>、三井不<8801>、NTT<9432>、日本郵政<6178>などがさえない。業績観測が伝わった損害保険大手ではMS&AD<8725>やSOMPO<8630>が上昇。米ハリケーンによる業績への影響は織り込み済みだったようだ。セクターでは、ガラス・土石製品、繊維製品、非鉄金属などが上昇。反面、倉庫・運輸関連業、空運業、小売業などが軟調だった。
日経平均は金融株を中心とした主力株の上昇によりしっかりとした展開だが、一段の上値追いの動きは乏しく、5日移動平均線水準でこう着感を強めている。明日にかけて開催される米中貿易協議、6月12日に予定される米朝首脳会談などの動向を見極めたいとする思惑は強いとみられ、節目の23000円を前に戻りの鈍い展開が続きそうだ。
新興市場ではマザーズ指数の上昇が目立つ。前日に商いを伴って大きく下げていたことから、底入れに期待した買いも入っているものと思われる。ただ、底入れかどうかについては慎重に見極める必要があるだろう。前述した重要イベントを前に、日経平均の上値の重さから幕間つなぎ的な物色が向かっているとの印象も拭えない。また、北朝鮮情勢を巡る地政学リスクは個人投資家のマインドにも大きく影響する。
■ドル・円は下げ渋り、米金利の高水準で110円台を維持
17日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。米金利の高水準での推移を背景に、ドルは110円台を維持した。米10年債利回りが節目の3.1%台に上昇したことで、目先の金利先高観は後退し、ややドル売りに振れた。午前中は、3.1%を割り込んだタイミングで、ドルは一時110円08銭まで弱含んだ。
ただ、米10年債利回りは引き続き3%台の高水準を維持。またランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、日本株高継続を見込んだ円売りがドルをサポートしているもよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円08銭から110円40銭、ユーロ・円は130円24銭から130円42銭、ユーロ・ドルは1.1806ドルから1.1837ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・麻生フオーム<1730>や日本和装HD<2499>など3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
・NZ・1-3月生産者物価指数・産出:+0.2%(10-12月期:前期比+1.0%)
・日・3月機械受注(船舶・電力を除く民需):-3.9%(前月比予想:-3.0%、2月:+2.1%)
・豪・4月失業率:5.5%(予想:5.5%、3月:5.5%)
・豪・4月雇用者数増減:+2.26万人(予想:+2万人、3月:-0.07万人←+0.49万人)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<HH>
・日経平均は3日ぶり反発、海外情勢見極めでこう着感
・ドル・円は下げ渋り、米金利の高水準で110円台を維持
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は3日ぶり反発、海外情勢見極めでこう着感
日経平均は3日ぶり反発。100.65円高の22817.88円(出来高概算7億5000万株)で前場の
取引を終えている。
16日の米国市場でNYダウは反発し、62ドル高となった。金利上昇や地政学リスクへの警戒感が残るなか、前日の株価下落を受けた買い戻しが先行した。また、米4月鉱工業生産指数が市場予想を上回ったことを受けて、米10年債利回りが3.1%に達するとともに円相場が下落。本日の東京市場では米株高や為替の円安推移を好感した買いが先行し、日経平均は103円高からスタートした。ただ、寄り付き後は高値圏でこう着感の強い展開となり、前場の上下の値幅は43.5円にとどまった。
個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株に米金利上昇を受けた買いが先行。ともに朝方3%を超える上昇となる場面があった。その他売買代金上位では任天堂<7974>、マネックスG<8698>、ソニー<6758>、SUMCO<3436>などが堅調で、トヨタ自<7203>は小高い。一方、武田薬<4502>、Vテク<7717>、三井不<8801>、NTT<9432>、日本郵政<6178>などがさえない。業績観測が伝わった損害保険大手ではMS&AD<8725>やSOMPO<8630>が上昇。米ハリケーンによる業績への影響は織り込み済みだったようだ。セクターでは、ガラス・土石製品、繊維製品、非鉄金属などが上昇。反面、倉庫・運輸関連業、空運業、小売業などが軟調だった。
日経平均は金融株を中心とした主力株の上昇によりしっかりとした展開だが、一段の上値追いの動きは乏しく、5日移動平均線水準でこう着感を強めている。明日にかけて開催される米中貿易協議、6月12日に予定される米朝首脳会談などの動向を見極めたいとする思惑は強いとみられ、節目の23000円を前に戻りの鈍い展開が続きそうだ。
新興市場ではマザーズ指数の上昇が目立つ。前日に商いを伴って大きく下げていたことから、底入れに期待した買いも入っているものと思われる。ただ、底入れかどうかについては慎重に見極める必要があるだろう。前述した重要イベントを前に、日経平均の上値の重さから幕間つなぎ的な物色が向かっているとの印象も拭えない。また、北朝鮮情勢を巡る地政学リスクは個人投資家のマインドにも大きく影響する。
■ドル・円は下げ渋り、米金利の高水準で110円台を維持
17日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。米金利の高水準での推移を背景に、ドルは110円台を維持した。米10年債利回りが節目の3.1%台に上昇したことで、目先の金利先高観は後退し、ややドル売りに振れた。午前中は、3.1%を割り込んだタイミングで、ドルは一時110円08銭まで弱含んだ。
ただ、米10年債利回りは引き続き3%台の高水準を維持。またランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、日本株高継続を見込んだ円売りがドルをサポートしているもよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円08銭から110円40銭、ユーロ・円は130円24銭から130円42銭、ユーロ・ドルは1.1806ドルから1.1837ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・麻生フオーム<1730>や日本和装HD<2499>など3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
・NZ・1-3月生産者物価指数・産出:+0.2%(10-12月期:前期比+1.0%)
・日・3月機械受注(船舶・電力を除く民需):-3.9%(前月比予想:-3.0%、2月:+2.1%)
・豪・4月失業率:5.5%(予想:5.5%、3月:5.5%)
・豪・4月雇用者数増減:+2.26万人(予想:+2万人、3月:-0.07万人←+0.49万人)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<HH>
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