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安田倉庫のニュース
【↓】日経平均 大引け| 大幅反落、米株安を受けリスク回避の売り優勢 (4月3日)
日経平均株価
始値 39503.72
高値 39625.90(13:16)
安値 39217.04(09:15)
大引け 39451.85(前日比 -387.06 、 -0.97% )
売買高 17億9795万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆7608億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反落、米株安を受けリスク回避の売り
2.米早期利下げ期待の後退を嫌気、朝方600円を超える下げ
3.朝方の台湾地震を受けた先物売りも下げを助長する格好に
4.円安環境下で、原油価格や金価格などの高騰も重荷となる
5.後場は押し目買いで下げ渋る、上昇銘柄数が下落を上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比396ドル安と続落した。FRBによる早期利下げ期待が後退し主力株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、リスク回避目的の売りがかさみ、日経平均株価は下値を探る展開となった。前日の米国株市場では米長期金利上昇が嫌気され主要株価指数が下げたことで、これを引き継いで軟調な地合いを強いられた。
3日の東京市場は、主力株を中心に総じて売りが優勢の地合いとなり日経平均は反落、朝方に600円超の大幅安で3万9200円台まで水準を切り下げる場面があった。米国では想定を上回る強い経済指標が相次いでおり、前日の米国株市場ではFRBによる早期利下げ期待が後退、米10年債利回りが上昇基調を強め、株式の相対的な割高感が意識されNYダウが400ドル近い下げとなった。円安環境で原油価格や金価格も急ピッチの上昇をみせており、東京市場でもインフレ警戒感がくすぶる状況下で買いが手控えられた。また、朝方に台湾付近を震源とする地震が発生し、これを嫌気した先物への売りが全体指数の下げを助長した。ただ、後場に入ると中小型株を中心に押し目買いが入り日経平均は下げ渋っている。プライム市場の値上がり銘柄数が値下がりを小幅ながら上回った。
個別では、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が安かったほか、任天堂<7974>も売られた。ファーストリテイリング<9983>の下げが目立ち、ソフトバンクグループ<9984>も下値を模索。三井E&S<7003>が安く、さくらインターネット<3778>は急落、霞ヶ関キャピタル<3498>も大幅安となった。清水建設<1803>は値下がり率トップに売り込まれた。リョーサン菱洋ホールディングス<167A>の下げもきつい。
半面、伊藤忠商事<8001>が物色人気、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも堅調。富士石油<5017>、北海道電力<9509>が値を飛ばし、東京電力ホールディングス<9501>も商いを伴い高い。ミスミグループ本社<9962>も値を上げた。安田倉庫<9324>、力の源ホールディングス<3561>などが高くINPEX<1605>も買われた。このほか住友ファーマ<4506>も上値を指向した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は伊藤忠 <8001>、第一三共 <4568>、日立建機 <6305>、コマツ <6301>、日本取引所 <8697>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約26円。うち13円は伊藤忠1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、ダイキン <6367>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約238円。うち154円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気・ガス業、(3)海運業、(4)銀行業、(5)卸売業。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)精密機器、(3)鉄鋼、(4)情報・通信業、(5)電気機器。
■個別材料株
△INPEX <1605> [東証P]
地政学リスク高まりWTI価格は85ドル台に上昇。
△ABCマート <2670> [東証P]
3月既存店売上高が25ヵ月連続前年上回る。
△F&LC <3563> [東証P]
「スシロー」3月国内既存店売上高は19.3%増。
△ナノMRNA <4571> [東証G]
副作用を伴わない新型コロナウイルスワクチンの開発に成功。
△サカタINX <4633> [東証P]
野村證券が投資判断「バイ」でカバレッジを開始。
△ACSL <6232> [東証G]
ドローンメーカー初の日本防衛装備工業会の正会員に。
△コスモス <6772> [東証S]
27年3月期DOE3.5%目標達成へ段階的増配方針示す。
△OBARAG <6877> [東証S]
ユーロ円建CB発行で75億円調達し自社株買い実施。
△イオン北海道 <7512> [東証S]
西友の北海道事業を取得へ。
△伊藤忠 <8001> [東証P]
24年度に連結純利益8800億円の目標掲げる。
▼ライトオン <7445> [東証S]
24年8月期業績予想を営業赤字に下方修正。
▼ファストリ <9983> [東証P]
3月国内ユニクロ既存店売上高が3ヵ月ぶり前年下回る。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)富士石油 <5017>、(2)北海電 <9509>、(3)安田倉 <9324>、(4)広済堂HD <7868>、(5)伊藤忠 <8001>、(6)小森 <6349>、(7)ミスミG <9962>、(8)カルタHD <3688>、(9)チノー <6850>、(10)北陸電 <9505>。
値下がり率上位10傑は(1)清水建 <1803>、(2)さくらネット <3778>、(3)イーレックス <9517>、(4)Bガレージ <3180>、(5)レノバ <9519>、(6)ファインデ <3649>、(7)メドレー <4480>、(8)三井E&S <7003>、(9)リョー菱HD <167A>、(10)霞ヶ関C <3498>。
【大引け】
日経平均は前日比387.06円(0.97%)安の3万9451.85円。TOPIXは前日比7.94(0.29%)安の2706.51。出来高は概算で17億9795万株。東証プライムの値上がり銘柄数は807、値下がり銘柄数は791となった。東証グロース250指数は700.25ポイント(13.58ポイント安)。
[2024年4月3日]
株探ニュース
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