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ビジョナリーホールディングスのニュース
日経平均株価
始値 31314.67
高値 31818.26(14:33)
安値 31314.67(09:00)
大引け 31746.53(前日比 +751.86 、 +2.43% )
売買高 14億8469万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆4982億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反発、751円高は今年最大の上げ幅
2.前週末と前日の米株高を受けセンチメントが改善
3.米雇用統計上振れ、中東情勢も売り材料とならず
4.時間外での米長期金利の低下も追い風材料となる
5.値上がり銘柄数はプライム市場全体の87%占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比197ドル高と続伸した。FRBによる年内追加利上げ観測が後退し買いが優勢となった。
3連休明けの東京市場では、主力株中心にほぼ全面高商状に買われ日経平均株価は急反騰、今年最大の上げ幅で3万1000円台後半まで一気に水準を切り上げた。
10日の東京市場は、朝方からリスク選好の地合いで、日経平均は買い先行で始まった後、先物主導で一貫して上げ幅を広げる展開となった。祝日をはさみ3連休明けとなった東京市場だったが、前週末と週明けに米国株市場が上値指向を鮮明としたことで、空売り筋の買い戻しを誘発した。前週末に発表された米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが事前予想を大幅に上回ったものの、米国株市場ではNYダウなど主要指数が結局高く引け、その後、中東の地政学リスクが顕在化した後も上値指向が続いた。東京市場でも売り方が高水準にショートポジションをとっていた関係で、その買い戻しが全体指数を押し上げる格好となった。時間外で米長期金利が低下したことも追い風となったようだ。日経平均は一時800円を超える上昇を示し、大引け時点の値上がり銘柄数はプライム市場の87%を占めている。
個別では、きょうも群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が大幅高に買われたほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体主力銘柄が値を飛ばした。トヨタ自動車<7203>が商いを伴い上昇、INPEX<1605>、三菱重工業<7011>も買いを集めた。伊藤忠商事<8001>が活況高となり、川崎汽船<9107>など海運株の物色人気も際立った。三陽商会<8011>が値上がり率トップに買われ、ワキタ<8125>、藤倉コンポジット<5121>、霞ヶ関キャピタル<3498>なども大幅高となった。
半面、安川電機<6506>が軟調、日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>など空運株も売りに押された。資生堂<4911>も冴えない。マルマエ<6264>が大幅安、サカタのタネ<1377>、コジマ<7513>、ワタミ<7522>なども値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約272円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はJAL <9201>、安川電 <6506>、資生堂 <4911>、サイバー <4751>、JR東海 <9022>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約5円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は空運業、水産・農林業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)石油石炭製品、(4)卸売業、(5)電気・ガス業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)陸運業、(2)食料品、(3)パルプ・紙、(4)サービス業、(5)小売業。
■個別材料株
△INPEX <1605> [東証P]
中東情勢緊迫化で物色人気高まる。
△Jエスコム <3779> [東証S]
繊維専門商社のサンマリノと業務提携契約を締結。
△ユシロ <5013> [東証S]
今期18年ぶり営業最高益更新予想もPBRは0.5倍台。
△AIメカ <6227> [東証S]
有力ファンドの大株主浮上と空売り買い戻し。
△池上通 <6771> [東証S]
テレビ熊本から金峰山受信基地局向け無線伝送システムを一括受注。
△河西工 <7256> [東証P]
投資有価証券売却益の計上を材料視。
△ワキタ <8125> [東証P]
ホテル利用券贈呈の株主優待新設。
△いなげや <8182> [東証P]
イオン <8267> によるTOB価格1610円にサヤ寄せ。
△青山商 <8219> [東証P]
9月既存店売上高が10ヵ月連続で前年上回る。
△ビジョナリー <9263> [東証S]
投資ファンドによるTOB価格にサヤ寄せ。
▼マルマエ <6264> [東証P]
24年8月期減益・減配見通しで失望売り。
▼アイスペース <9348> [東証G]
ロックアップ解除で株式需給の悪化を警戒。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三陽商 <8011>、(2)石油資源 <1662>、(3)ワキタ <8125>、(4)藤コンポ <5121>、(5)霞ヶ関C <3498>、(6)INPEX <1605>、(7)双日 <2768>、(8)バイタルKS <3151>、(9)ネクステージ <3186>、(10)伊藤忠 <8001>。
値下がり率上位10傑は(1)マルマエ <6264>、(2)マツオカ <3611>、(3)サカタタネ <1377>、(4)WNIウェザ <4825>、(5)Ubicom <3937>、(6)コジマ <7513>、(7)ワタミ <7522>、(8)エスプール <2471>、(9)スノーピーク <7816>、(10)シナネンHD <8132>。
【大引け】
日経平均は前日比751.86円(2.43%)高の3万1746.53円。TOPIXは前日比48.11(2.12%)高の2312.19。出来高は概算で14億8469万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1599、値下がり銘柄数は197となった。東証マザーズ指数は708.09ポイント(6.82ポイント高)。
[2023年10月10日]
株探ニュース
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