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三井不動産のニュース
【↓】日経平均 大引け| 急反落、石破新政権への警戒で3万8000円台割れ (9月30日)
日経平均株価
始値 39117.83
高値 39126.36(09:01)
安値 37797.91(14:22)
大引け 37919.55(前日比 -1910.01 、 -4.80% )
売買高 26億0005万株 (東証プライム概算)
売買代金 6兆1216億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、一時2000円超の波乱安に見舞われる
2.石破新総裁の誕生で、リスクオフ一色の地合いに染まる
3.海外ではNYダウや独DAXが最高値を更新、中国株も急騰
4.東京市場のみ売り優勢、為替の急激な円高進行も嫌気材料
5.値下がり数1500超で92%を占める、売買代金は6兆円超え
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比137ドル高と続伸した。米経済がソフトランディングできるとの見方から景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、主力株をはじめ全面的に売られる展開で日経平均株価は一時2000円を超える下げに見舞われた。大引けで3万8000円台を割り込んだ。
30日の東京市場は、リスクオフ一色の展開となり、値下がり銘柄数は1500を上回り、プライム市場全体の92%を占める文字通りの全面安商状となった。前週末の欧米株市場は総じて高く、ドイツの主要株価指数であるDAXが史上最高値を更新したほか、米国でもNYダウが最高値街道に復帰するなど強調地合いとなっている。アジアでは中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などが急騰をみせ、世界的にも投資マインドは強気に傾いている。しかし、東京市場だけは別世界で、外国為替市場の急激な円高などの影響でリスク回避ムードが強まった。前週末27日に投開票された総裁選で石破茂氏が勝利を収めたことで、これまで買われてきた高市関連銘柄をはじめ幅広い銘柄に売りがかさむ格好に。石破新総裁は金融所得課税の強化など財務省寄りの政策に言及していたこともあってそれを警戒する売りが噴出した。東証プライムの売買代金は6兆円を超えた。
個別では、売買代金トップとなった日経平均構成比トップでもあるファーストリテイリング<9983>の下げが目立つ。また、レーザーテック<6920>をはじめ、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>など半導体製造装置関連が軒並み大幅安に売られ、売買代金2位に入った三菱重工業<7011>も軟調。トヨタ自動車<7203>、が下値を探り、ソフトバンクグループ<9984>なども大きく売り込まれた。北海道電力<9509>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>が急落、フィックスターズ<3687>も大きく下落した。三菱地所<8802>、三井不動産<8801>など不動産株も大幅安。
半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが堅調、ニトリホールディングス<9843>も買いが優勢だった。楽天銀行<5838>が値上がり率トップに買われ、チェンジホールディングス<3962>が急騰。日本精線<5659>、モリタホールディングス<6455>、メディカル・データ・ビジョン<3902>なども大幅高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はニトリHD <9843>、ニチレイ <2871>、千葉銀 <8331>、しずおかFG <5831>、ディーエヌエ <2432>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約8円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約705円。
東証33業種のうち上昇は銀行業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)石油石炭製品、(3)空運業、(4)繊維製品、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の大きかった5業種は(1)輸送用機器、(2)不動産業、(3)証券商品先物、(4)電気・ガス業、(5)電気機器。
■個別材料株
△DCM <3050> [東証P]
中間期最終益9%増・通期計画進捗率60%。
△MDV <3902> [東証P]
200万株を上限とする自社株買いを実施へ
△チェンジHD <3962> [東証P]
石破新総裁誕生で「地方創生」関連として物色。
△まぐまぐ <4059> [東証S]
YOHAKの株式取得で基本合意。
△雨風太陽 <5616> [東証G]
自民党・石破新総裁誕生で地方創生関連株に思惑的資金。
△日本精線 <5659> [東証P]
25年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△能美防災 <6744> [東証P]
自民党新総裁に「防災省設立」主張の石破氏就任で防災関連に脚光。
△ミナトHD <6862> [東証S]
15万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△鳥取銀 <8383> [東証S]
石破新総裁誕生で鳥取に本社を置く企業に思惑。
△FLネット <9241> [東証G]
AI×地方創生関連として注目が集まる。
▼FFRI <3692> [東証G]
サイバー防衛対策強化を掲げる高市氏が敗れ失望売り。
▼レーザーテク <6920> [東証P]、東エレク <8035> [東証P]
日経225先物主導の下げで売り圧力強まる。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)楽天銀 <5838>、(2)チェンジHD <3962>、(3)モリタHD <6455>、(4)日精線 <5659>、(5)MDV <3902>、(6)帝繊維 <3302>、(7)パルHD <2726>、(8)能美防災 <6744>、(9)りそなHD <8308>、(10)ディーエヌエ <2432>。
値下がり率上位10傑は(1)Jテック・C <3446>、(2)北海電 <9509>、(3)三越伊勢丹 <3099>、(4)レーザーテク <6920>、(5)Fスターズ <3687>、(6)ミガロHD <5535>、(7)日本マイクロ <6871>、(8)東電HD <9501>、(9)東建物 <8804>、(10)菱地所 <8802>。
【大引け】
日経平均は前日比1910.01円(4.80%)安の3万7919.55円。TOPIXは前日比95.00(3.47%)安の2645.94。出来高は概算で26億0005万株。東証プライムの値上がり銘柄数は130、値下がり銘柄数は1505となった。東証グロース250指数は652.63ポイント(23.12ポイント安)。
[2024年9月30日]
株探ニュース
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