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日経平均株価
始値 22917.52
高値 22949.32(10:07)
安値 22794.19(15:00)
大引け 22794.19(前日比 +96.83 、 +0.43% )
売買高 11億4604万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1670億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日続伸で2万2900円台まで上値伸ばすも後半伸び悩み
2.前日の米株市場でナスダック指数が最高値、為替の円安進行も追い風に
3.パウエル議長の議会証言で、段階的利上げの継続を示唆しドル高を誘発
4.米中貿易摩擦への警戒感も中国側の目立った報復の動きなく買い安心感
5.主力輸出株など買われたが、売買代金2兆1000億円と盛り上がらず
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは55ドル高と4日続伸した。パウエルFRB議長の議会証言で米景気への楽観姿勢を示したことが好感され、買いが優勢となった。
東京市場ではリスク選好ムードが継続、一段の円安進行を背景として主力株中心に広範囲に買いが入った。ただ、後半は利益確定の売りが出て伸び悩んだ。
18日の東京市場は、前日の欧米株が総じて堅調で米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック指数が過去最高値を更新したことで、リスク許容度の高まった機関投資家などの買いが全体相場を押し上げた。外国為替市場では1ドル=113円台に入るなど一段と円安に振れており、これも追い風材料となっている。パウエルFRB議長が17日の上院議会証言で、好調な米経済を背景に段階的な利上げの継続が最適であるとの見解を示したことが、ドル買いの動きを助長した。米中貿易摩擦問題については中国側が目立った反応を見せておらず、これも買い安心感につながった。東証1部の7割近い銘柄が上昇したが、売買代金は2兆1000億円台にとどまるなど盛り上がりを欠いている。精密や自動車などが買われた一方、食料品などディフェンシブ銘柄の一角が軟調だった。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が大きく上値を伸ばしたほか、トヨタ自動車<7203>も買い優勢。村田製作所<6981>、日本電産<6594>も堅調だった。エスケイジャパン<7608>がストップ高となったほか、ベクトル<6058>も活況高。ライク<2462>も値を飛ばした。曙ブレーキ工業<7238>が物色人気となり、クリーク・アンド・リバー社<4763>、ネクステージ<3186>なども上昇した。
半面、任天堂<7974>が軟調、東海カーボン<5301>、JT<2914>も値を下げた。資生堂<4911>も売りに押された。コロプラ<3668>が大幅安、インターアクション<7725>、クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の下げも目を引いた。ディップ<2379>、国際紙パルプ商事<9274>などが安く、石原産業<4028>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、ソフトバンク <9984> 、第一三共 <4568> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約62円。うち40円はファストリ1銘柄によるもの。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄は電通 <4324> 、NTTデータ <9613> 、JT <2914> 、コナミHD <9766> 、リクルート <6098> 。押し下げ効果は約21円。
東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)ゴム製品、(3)精密機器、(4)空運業、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)食料品、(3)その他製品、(4)保険業、(5)ガラス土石製品。
■個別材料株
△ネオス <3627>
セールスフォース・ドットコムのコンサルティングパートナーに認定。
△ブイキューブ <3681>
ケアネットおよびT-ICUと遠隔集中治療ソリューション普及で提携。
△メディアドゥ <3678>
23年2月期に売上高800億円目指す中計を好材料視。
△ソフトウェア <3733> [JQ]
6月売上高6.9%増で3ヵ月連続前年上回る。
△カヤック <3904> [東証M]
「コマツと共同で土木建設向けのARサービスを8月に開始」との報道。
△ALBERT <3906> [東証M]
上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額。
△チェンジ <3962> [東証M]
三井物 <8031> とAIスピーカー利用した音声サービス提供会社を設立。
△市進HD <4645> [JQ]
第1四半期営業赤字が縮小。
△中北製 <6496> [東証2]
1.36%を上限に自社株買いを実施。
△古野電 <6814>
水戸証券が目標株価を1400円に引き上げ。
▼三光合成 <7888> [東証2]
公募・第三者割当・売り出しを実施。
▼ブラス <2424>
今期最終を一転69%減益に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)SKジャパン <7608> 、(2)ライク <2462> 、(3)ベクトル <6058> 、(4)メディアドゥ <3678> 、(5)海洋掘削 <1606> 、(6)安永 <7271> 、(7)ブレーキ <7238> 、(8)リニカル <2183> 、(9)CSP <9740> 、(10)ペガサス <6262> 。
値下がり率上位10傑は(1)コロプラ <3668> 、(2)インターアク <7725> 、(3)イオンファン <4343> 、(4)オークネット <3964> 、(5)ブラス <2424> 、(6)クリレスHD <3387> 、(7)ステラケミ <4109> 、(8)中部飼 <2053> 、(9)オリンピック <8289> 、(10)ディップ <2379> 。
【大引け】
日経平均は前日比96.83円(0.43%)高の2万2794.19円。TOPIXは前日比6.16(0.35%)高の1751.21。出来高は概算で11億4604万株。東証1部の値上がり銘柄数は1444、値下がり銘柄数は579となった。日経ジャスダック平均は3811.59円(27.68円高)。
[2018年7月18日]
株探ニュース
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