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カノークスのニュース
日経平均株価
始値 27867.60
高値 27921.55(09:03)
安値 27656.63(10:39)
大引け 27789.29(前日比 +148.15 、 +0.54% )
売買高 10億2174万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆4574億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、前週末の米株高受けリスク選好の流れに
2.パウエルFRB議長の講演は想定範囲でマーケットに安心感
3.寄り直後に高値形成、その後値を消すも後場買い直される
4.アジア株高などを追い風に業種別では鉄鋼、海運など高い
5.全体の8割を超える銘柄が上昇し、売買代金も後場に膨らむ
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比242ドル高と反発した。テーパリング(量的緩和縮小)に関して具体的な時期は示されなかったことから、早期の利上げ観測は後退し市場には買い安心感が広がった。
週明けの東京市場では、前週末の米国株市場でNYダウなど主要株3指数が上昇したことを受け、日経平均株価はリスクを取る動きが優勢となった。
30日の東京市場は、朝方からリスク選好の地合いで日経平均は高く始まったが、その後は利益確定売りに値を消す場面もあった。注目されたパウエルFRB議長の講演はテーパリングの年内開始を示唆したが、市場は織り込み済みで、一方で利上げに慎重な姿勢を示したことが好感された。ただ、米株高でも最近の東京市場は連動しないことが多い。きょうもほぼ寄り天の状態で、前場取引時間中に上げ幅を急速に縮小した。しかし、アジア株市場の堅調な動きを横目に後場は再び買い板が厚くなり、日経平均はジリジリと水準を切り上げる展開となった。業種別では33業種全面高となり、特に鉄鋼、海運、非鉄など市況関連の上昇が目立つ。東証1部の値上がり銘柄数は1800を超え、全体の8割を超える銘柄が上昇した。売買代金も2兆4500億円台で、前場は商い低調だったものの後場は売り買いが活発化し水準が膨らんだ。
個別では、日本郵船<9101>と商船三井<9104>が売買代金1位と2位を占め株価も上昇。レーザーテック<6920>も買われ、東京エレクトロン<8035>も堅調だった。日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など鉄鋼株も高い。キーエンス<6861>が堅調、リクルートホールディングス<6098>も上昇した。中山製鋼所<5408>が急伸、ノムラシステムコーポレーション<3940>も値を飛ばした。大真空<6962>も急騰。藤倉コンポジット<5121>、ラウンドワン<4680>も物色人気となった。
半面、ファーストリテイリング<9983>が大きく下落し、売買代金上位のソフトバンクグループ<9984>も冴えない。エムスリー<2413>も値を下げた。スタジオアリス<2305>、オルトプラス<3672>が急落したほか、東邦アセチレン<4093>も大幅下落した。コジマ<7513>も売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ダイキン <6367> 、ファナック <6954> 、リクルート <6098> 、豊田通商 <8015> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約61円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、エムスリー <2413> 、中外薬 <4519> 、エーザイ <4523> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約72円。うち53円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)海運業、(3)非鉄金属、(4)ガラス土石製品、(5)卸売業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)保険業、(2)医薬品、(3)小売業、(4)銀行業、(5)情報・通信業。
■個別材料株
△ランドコンピ <3924>
9月末を基準日として1→1.5に株式分割へ。
△GW <3936> [東証M]
今期最終を29%上方修正。東証が信用取引の臨時措置を解除。
△東和ハイシス <4172> [JQ]
21年9月期業績及び配当予想を上方修正。
△三井化学 <4183>
350万株を上限とする自社株買いを発表。
△ファブリカ <4193> [JQ]
子会社メディア4uがホープと資本・業務提携。
△HENNGE <4475> [東証M]
「『標的型攻撃』対策サービスを開始」との報道。
△ステラファ <4888> [東証M]
リゾートトラ <4681> 子会社とがん治療分野で業務提携。
△GセブンHD <7508>
SMBC日興証券が新規に買い推奨。
△カノークス <8076> [名証2]
22年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△鈴与シンワ <9360> [東証2]
デジタル庁発足目前で電子署名関連として人気加速。
▼キタック <4707> [JQ]
11-7月期(3Q累計)経常は58%減益で着地。
▼コジマ <7513>
配当・優待権利落ちで換金売り優勢に。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ランドコンピ <3924> 、(2)GセブンHD <7508> 、(3)中山鋼 <5408> 、(4)ノムラシス <3940> 、(5)大真空 <6962> 、(6)Sansan <4443> 、(7)ロジスネクス <7105> 、(8)リズム <7769> 、(9)福井コン <9790> 、(10)藤コンポ <5121> 。
値下がり率上位10傑は(1)スタ・アリス <2305> 、(2)オルトP <3672> 、(3)モバファク <3912> 、(4)キムラタン <8107> 、(5)アセチレン <4093> 、(6)明豊ファシリ <1717> 、(7)クロスキャト <2307> 、(8)コジマ <7513> 、(9)OBC <4733> 、(10)DLE <3686> 。
【大引け】
日経平均は前日比148.15円(0.54%)高の2万7789.29円。TOPIXは前日比21.37(1.11%)高の1950.14。出来高は概算で10億2174万株。東証1部の値上がり銘柄数は1853、値下がり銘柄数は279となった。日経ジャスダック平均は3964.11円(32.14円高)。
[2021年8月30日]
株探ニュース
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