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キヤノンのニュース
日経平均株価
始値 26149.06
高値 26246.63(14:51)
安値 25773.83(09:42)
大引け 26167.10(前日比 -152.24 、 -0.58% )
売買高 13億7245万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆2345億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、一時500円超下げ2万6000円台割れ
2.前日の米株急落受け、リスク回避の売り圧力が強まる展開に
3.中国経済の減速懸念とFRBによる金融引き締め強化を警戒
4.朝安後は下げ渋る、中国株の上昇と堅調な米株先物が追い風
5.大引けは2万6000円台維持、値上がり数も約4割占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比653ドル安と大幅に3日続落した。米長期金利の上昇を受けハイテク株が下落したほか、中国景気減速懸念も株価の下落要因となった。
東京市場では、前日の米株安を受けてリスクオフの売りに押され、日経平均株価は大幅安となる場面もあったが、売り一巡後は下げ渋る展開となった。
10日の東京市場は、主力株をはじめ広範囲に売りがかさむ展開で、日経平均は前場に一時500円以上も下落する局面があった。前日の米国株市場では中国景気の減速懸念とFRBによる金融引き締め強化の思惑を背景にリスクオフ一色となり、ナスダック総合株価指数が4.3%安に売り込まれるなどハイテク株への売りが目立つ地合いだった。これを受け東京市場でも、投資家心理が冷え込み、日経平均は寄り後早々にフシ目の2万6000円台を下回った。しかし、その後は中国や台湾などアジア株市場が堅調な値動きとなったのを横目に買い戻される展開となった。米株価指数先物が上昇したことも、市場のセンチメント改善につながった。後半は日経平均が戻り足をみせるなか、プライム市場の値上がり銘柄数も増加し、大引け段階で全体の4割近い銘柄が上昇した。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体主力株が売られたほか、ソニーグループ<6758>、トヨタ自動車<7203>なども値を下げた。日本郵船<9101>、商船三井<9104>なども軟調。オリエンタルランド<4661>、リクルートホールディングス<6098>なども安い。チャーム・ケア・コーポレーション<6062>が値下がり率トップとなり、日本製鋼所<5631>、日本冶金工業<5480>などの下げも目立った。INPEX<1605>も大きく下落した。
半面、川崎汽船<9107>は大きく買われ、ファーストリテイリング<9983>が上昇、キヤノン<7751>も買い優勢だった。ファナック<6954>がしっかり、日本電産<6594>も上値を追った。日立製作所<6501>、資生堂<4911>も堅調。FOOD & LIFE COMPANIES<3563>が値上がり率トップ、リンナイ<5947>が大幅高に買われ、RPAホールディングス<6572>、ダイトロン<7609>も大幅高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ダイキン <6367>、ファナック <6954>、京セラ <6971>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約63円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はNTTデータ <9613>、東エレク <8035>、SBG <9984>、ソニーG <6758>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約100円。
東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)金属製品、(2)電気・ガス業、(3)ガラス土石製品、(4)パルプ・紙、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)卸売業、(3)海運業、(4)石油石炭製品、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△住友電設 <1949> [東証P]
22年3月期営業益は上振れ着地で期末配当12円増額。
△cotta <3359> [東証G]
不二製油グループと資本・業務提携。
△F&LC <3563> [東証P]
10月1日以降「スシロー」全店で値上げを実施へ。
△ワールド <3612> [東証P]
今期最終は23倍増益、21円増配へ。
△GMO-R <3695> [東証G]
1-3月期営業7割増益達成で高進捗率を好感。
△リンナイ <5947> [東証P]
150万株を上限とする自社株買い発表と23年3月期増収増益予想を好感。
△ピアズ <7066> [東証G]
メタバース推進協議会に入会。
△高速 <7504> [東証P]
23年3月期は増収増益で2円増配を見込み株主優待制度も導入。
△ダイトロン <7609> [東証P]
今12月期営業利益は一転2ケタ増益予想に。
△ネポン <7985> [東証S]
23年3月期は23%営業増益で22円増配見込む。
▼ソリトン <3040> [東証P]
第1四半期営業利益37%減。
▼アイホン <6718> [東証P]
23年3月期は55%営業減益で11円減配へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)F&LC <3563>、(2)リンナイ <5947>、(3)RPA <6572>、(4)ダイトロン <7609>、(5)北の達人 <2930>、(6)良品計画 <7453>、(7)JSR <4185>、(8)川崎汽 <9107>、(9)ジェイリース <7187>、(10)三浦工 <6005>。
値下がり率上位10傑は(1)チャームケア <6062>、(2)日製鋼 <5631>、(3)冶金工 <5480>、(4)図研 <6947>、(5)アイホン <6718>、(6)テクマト <3762>、(7)住友商 <8053>、(8)大平金 <5541>、(9)INPEX <1605>、(10)寿スピリッツ <2222>。
【大引け】
日経平均は前日比152.24円(0.58%)安の2万6167.10円。TOPIXは前日比16.01(0.85%)安の1862.38。出来高は概算で13億7245万株。東証プライムの値上がり銘柄数は704、値下がり銘柄数は1062となった。東証マザーズ指数は654.52(2.04ポイント高)。
[2022年5月10日]
株探ニュース
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