293円
クボテックのニュース
日経平均株価
始値 28380.90
高値 28473.47(09:12)
安値 28089.49(10:58)
大引け 28222.48(前日比 -256.08 、 -0.90% )
売買高 12億4677万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆0073億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、一時400円近く下げるも後半は下げ渋る
2.前日の欧米株市場が軟調、FRBによる金融引き締め前倒しを警戒
3.新型コロナ変異株であるオミクロン株の国内感染者数急増も嫌気
4.パウエルFRB議長の議会証言を目前に控え、様子見ムードを助長
5.値下がり銘柄数は全体の53%にとどまり、売買代金も活況が続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比162ドル安と4日続落した。FRBによる今年の利上げ回数が従来予想の3回から4回になりそうだとの観測が浮上し、景気敏感株を中心に売りが優勢となった。
3連休明けの東京市場では、前日の米国株市場でNYダウが波乱含みの下げをみせたことでリスク回避の売りに押された。朝方に日経平均株価は400円近い下げをみせたが、その後は下げ渋った。
11日の東京市場は、前日の欧州株や米国株市場がリスクオフに傾いたことで、これを引き継ぎ下値を探る展開となった。12月の米雇用統計発表を受け、FRBによる金融引き締めが前倒しされることへの警戒感が買いを手控えさせている。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の国内での感染者が急増傾向にあることも懸念視されている。外国為替市場でも足もと円買いの動きが活発化し、ドル安・円高方向に振れていることから、半導体関連などのハイテク値がさ株を売る動きが表面化している。日本時間今晩に予定されるパウエルFRB議長の議会証言の内容を見極めたいとの思惑も買い手控え要因に。ただ、個別株は値ごろ感からの押し目買いも観測され、東証1部の値下がり銘柄数は全体の53%程度にとどまっている。なお、商いはここ最近活況で、売買代金は4日連続で3兆円大台に乗せた。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が大幅安、キーエンス<6861>も5000円を超える急な下げをみせた。東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>などが安く日経平均への影響度の高い銘柄の下落が目立った。資生堂<4911>も大幅安、太陽誘電<6976>、TDK<6762>などの電子部品株も軟調。日本ペイントホールディングス<4612>が値下がり率トップ、日本電子材料<6855>も大きく下げた。
半面、トヨタ自動車<7203>が頑強な値動きを示し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢だった。リクルートホールディングス<6098>もしっかり。武田薬品工業<4502>、日立製作所<6501>なども買い優勢だった。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>が急騰、ダブル・スコープ<6619>、日精樹脂工業<6293>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、テルモ <4543> 、NTTデータ <9613> 、中外薬 <4519> 、第一三共 <4568> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約38円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、SBG <9984> 、ファナック <6954> 、キーエンス <6861> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約193円。
東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)銀行業、(3)証券商品先物、(4)空運業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)電気機器、(2)化学、(3)金属製品、(4)精密機器、(5)海運業。
■個別材料株
△クラウディア <3607>
販管費削減などで第1四半期営業は黒字に浮上。
△ジョルダン <3710> [JQ]
マルチモーダル・データ基盤構築でトヨタマップマスターなどと協業。
△メディア工房 <3815> [東証M]
22年8月期第1四半期の営業利益15倍。
△Mラインズ <3901>
「情報プラットフォーム」契約企業数が順調に増加。
△エクスM <4394> [東証M]
22年11月期は3期ぶり最高益更新へ。
△エスクロAJ <6093>
不動産オークション好調で第3四半期38%営業増益。
△キャリア <6198> [東証M]
ワクチン大規模接種会場の再開で思惑。
△日精樹脂 <6293>
射出成形機がEV向けで商機膨らむ。
△ユニバンス <7254> [東証2]
信用規制も実態評価で投資資金再攻勢。
△レクスト <7697> [JQ]
RIZAP <2928> [札証A]が1株につき400円でスクイーズアウト。
▼ローソン <2651>
9-11月期は市場予想下回り2ケタ営業減益に。
▼日本ペHD <4612>
1億4013万3800株の海外売り出しなど発表で需給を警戒。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)エスクロAJ <6093> 、(2)クボテック <7709> 、(3)クラウディア <3607> 、(4)デザインワン <6048> 、(5)日精樹脂 <6293> 、(6)ランド <8918> 、(7)WSCOPE <6619> 、(8)井筒屋 <8260> 、(9)高知銀 <8416> 、(10)グレイス <6541> 。
値下がり率上位10傑は(1)日本ペHD <4612> 、(2)クロスキャト <2307> 、(3)ARM <8769> 、(4)コーセー <4922> 、(5)電子材料 <6855> 、(6)フェリシモ <3396> 、(7)キーエンス <6861> 、(8)三井ハイテク <6966> 、(9)カワタ <6292> 、(10)日本CMK <6958> 。
【大引け】
日経平均は前日比256.08円(0.90%)安の2万8222.48円。TOPIXは前日比8.86(0.44%)安の1986.82。出来高は概算で12億4677万株。東証1部の値上がり銘柄数は960、値下がり銘柄数は1157となった。日経ジャスダック平均は3808.76円(15.41円安)。
[2022年1月11日]
株探ニュース
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