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日経平均株価
始値 26925.64
高値 27200.89(11:12)
安値 26890.68(09:00)
大引け 27172.00(前日比 +328.51 、 +1.22% )
売買高 10億1005万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆3422億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、300円超の上昇で2万7000円台回復
2.米ハイテク株高を受けリスク選好、先物を絡め上値追い指向
3.朝高後も水準を切り上げ、2万7200円近辺で売り物吸収
4.中国株や香港株などの強い動きも追い風、7割の銘柄が上昇
5.東エレクや郵船など買われたほか、東電HDが大商いで急伸
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比344ドル高と3日ぶりに反発した。米主要企業の22年1-3月期決算への期待から景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、リスクを取る動きが継続し日経平均株価は2万7000円台を回復した。前日の米株高を受け先物を絡めた買い戻しが全体を押し上げた。
14日の東京市場は、、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って上昇したことを受け、主力株を中心に幅広く買いが流入した。米国株市場では小売株の一角が堅調だったほか、米長期金利の上昇一服を背景にハイテクセクターに買い戻しが顕著となっており、東京市場でもこの地合いを引き継ぐ格好となった。日経平均はフシ目の2万7000円台を約1週間ぶりに回復した。朝方高く始まった後、先物を絡め継続的に上値が買い進まれ、2万7200円近辺に到達すると、取引終了時まで高値圏で売り物をこなし切った。中国・上海株や香港株が終始強い動きを示したことも追い風となったようだ。東証プライム市場全体の7割以上の銘柄が上昇した。ただ、売買代金は2兆3000億円台にとどまり、今週に入ってから最も少ない水準だった。
個別では、東京エレクトロン<8035>が高く、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株も上昇した。ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、任天堂<7974>も堅調だった。塩野義製薬<4507>、ファーストリテイリング<9983>なども買いが優勢に。東京電力ホールディングス<9501>が高水準の出来高をこなし大幅高。三井物産<8031>、JR東日本<9020>なども値を上げた。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、東邦チタニウム<5727>、三井松島ホールディングス<1518>などが値を飛ばした。
半面、リクルートホールディングス<6098>が安く、オリンパス<7733>も冴えない。Sansan<4443>も軟調。PR TIMES<3922>がストップ安に売り込まれ、スノーピーク<7816>が急落。TSIホールディングス<3608>、ピアラ<7044>も大幅安となった。ウイングアーク1st<4432>、ベクトル<6058>なども下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、塩野義 <4507>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約141円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、オリンパス <7733>、テルモ <4543>、エムスリー <2413>、日本取引所 <8697>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約31円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は水産・農林業、サービス業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)空運業、(2)鉱業、(3)海運業、(4)非鉄金属、(5)陸運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)銀行業、(2)精密機器、(3)保険業、(4)小売業、(5)食料品。
■個別材料株
△インタライフ <1418> [東証S]
今期営業益3.3倍で大規模な自己株取得も。
△コシダカHD <2157> [東証P]
22年8月期経常利益大幅増額を評価。
△アダストリア <2685> [東証P]
23年2月期業績予想や中期経営計画を好感。
△コメダ <3543> [東証P]
23年2月期最終9%増益見通しで増配と自社株買いも発表。
△エルテス <3967> [東証G]
23年2月期は営業利益2.5倍予想。
△大阪チタ <5726> [東証P]、邦チタ <5727> [東証P]
チタン価格高騰で思惑呼び踏み上げ相場の素地も。
△エヌリンクス <6578> [東証S]
今期黒字化見通しと中期利益目標を好感。
△ニューテック <6734> [東証S]
23年2月期は2ケタ増収増益でV字回復へ。
△新光電工 <6967> [東証P]
SMBC日興証券が目標株価を7000円に引き上げ。
△吉野家HD <9861> [東証P]
23年2月期営業利益は44%増益へ。
▼PRTIME <3922> [東証P]
成長投資積極化で今期営業減益。
▼MHグループ <9439> [東証S]
東証が信用取引に関する臨時措置を実施。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大阪チタ <5726>、(2)三井松島HD <1518>、(3)コシダカHD <2157>、(4)邦チタ <5727>、(5)三陽商 <8011>、(6)アダストリア <2685>、(7)東電HD <9501>、(8)岩崎通 <6704>、(9)東邦鉛 <5707>、(10)新日本科学 <2395>。
値下がり率上位10傑は(1)PRTIME <3922>、(2)スノーピーク <7816>、(3)TSIHD <3608>、(4)ピアラ <7044>、(5)ピックルス <2925>、(6)ウイングアク <4432>、(7)大幸薬品 <4574>、(8)アステリア <3853>、(9)ベクトル <6058>、(10)トレファク <3093>。
【大引け】
日経平均は前日比328.51円(1.22%)高の2万7172.00円。TOPIXは前日比17.99(0.95%)高の1908.05。出来高は概算で10億1005万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1346、値下がり銘柄数は442となった。東証マザーズ指数は782.24(3.41ポイント安)。
[2022年4月14日]
株探ニュース
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