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日経平均株価
始値 22772.07
高値 22788.53(09:00)
安値 22580.19(10:50)
大引け 22717.48(前日比 +21.06 、 +0.09% )
売買高 9億1893万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆6776億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は前週末比21円高と小幅に3日ぶり反発、ETF買いの観測で後場上昇
2.17日の米株式市場は高安まちまちで、週明けの東京市場も方向感に欠ける展開
3.週後半からの4連休を控え様子見姿勢強く、売買代金は1兆6700億円台と薄商い
4.英国向け5Gの基地局などへの導入期待でNECや富士通が新高値に買われる
5.テラスカイやPSS、ロコンド、テラなど中小型株の一角への買い人気が膨らむ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比62ドル安と小幅に続落した。来週からの決算発表本格化を控えて、投資家の積極的な姿勢がみられないなか、景気回復の勢いの鈍化が懸念された。
週明けの東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに小幅反発した。売買代金は1兆6700億円と手控え気分が強く薄商い状態となるなか、中小型株を中心とする個別株物色が続いた。
17日の米株式市場はNYダウが下落したが、ナスダック指数は上昇する高安まちまちの状態だった。この流れを受けた週明けの東京市場は、日経平均は方向感に欠ける展開となり、朝方は上昇したが、買い一巡後は値を消した。ただ、日銀によるETF買いの観測もあり、後場にかけ値を上げた。今週後半から東京市場は4連休となることもあり、積極的な売買は見送られた。
個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やソニー<6758>が高く、日本電産<6594>やダイキン工業<6367>が買われた。キーエンス<6861>や武田薬品工業<4502>もしっかり。5Gのインフラ構築で中国の通信機器最大手ファーウェイを排除する方針を決めた英国が日本政府に対し、「次世代通信規格『5G』の通信網づくりで協力を求めたことが分かった」との日本経済新聞の報道を受け、基地局などの導入期待でNEC<6701>や富士通<6702>が年初来高値に買われた。テラスカイ<3915>やプレシジョン・システム・サイエンス<7707>、テラ<2191>、ロコンド<3558>といった中小型株の一角が値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が安く、トヨタ自動車<7203>やレーザーテック<6920>が値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株も軟調だった。ANAホールディングス<9202>や日本航空<9201>といった空運株は売られた。ベイカレント・コンサルティング<6532>やアイキューブドシステムズ<4495>が急落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ダイキン <6367> 、テルモ <4543> 、ファナック <6954> 、日東電 <6988> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約80円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、中外薬 <4519> 、リクルート <6098> 、スズキ <7269> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約86円。
東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)機械、(3)電気機器、(4)ガラス土石製品、(5)医薬品。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)ゴム製品、(4)繊維製品、(5)不動産業。
■個別材料株
△マツオカ <3611>
ベトナムで感染対策防護服など生産拠点プロジェクトを開始。
△窪田製薬HD <4596> [東証M]
遠隔医療眼科網膜モニタリング機器の量産型試作機が完成。
△NEC <6701> と富士通 <6702>
「英国政府が日本に5Gで協力要請」との報道。
△KOA <6999>
第1四半期営業黒字で堅調との評価。
△ピアラ <7044> [東証M]
ブロックチェーン事業開発のSingulaNetと資本・業務提携。
△IDOM <7599>
三菱UFJMS証券が目標株価を550円に引き上げ。
△PSS <7707> [東証M]
COVID-19検査用全自動PCR検査装置とPCR試薬を発売へ。
△エヌジェイ <9421> [JQ]
子会社の「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」に人気化の期待。
△エフオン <9514>
小売電気事業を11年ぶりに再開。
△富士ソフト <9749>
「上期営業利益75億円強」との報道。
▼ブラス <2424>
未定としていた20年7月期業績は営業赤字転落を予想。
▼ベクター <2656> [JQ]
第1四半期決算は計画上振れも上期営業赤字拡大見通しを嫌気。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日本通信 <9424> 、(2)宝&CO <7921> 、(3)ノムラシス <3940> 、(4)テラスカイ <3915> 、(5)アバント <3836> 、(6)岩井コスモ <8707> 、(7)Sサイエンス <5721> 、(8)星和電 <6748> 、(9)アレンザHD <3546> 、(10)パソナG <2168> 。
値下がり率上位10傑は(1)キャリインデ <6538> 、(2)キャンディル <1446> 、(3)DLE <3686> 、(4)ブラス <2424> 、(5)ベイカレント <6532> 、(6)インソース <6200> 、(7)アイケイケイ <2198> 、(8)カーブスHD <7085> 、(9)エアトリ <6191> 、(10)都築電 <8157> 。
【大引け】
日経平均は前日比21.06円(0.09%)高の2万2717.48円。TOPIXは前日比3.18(0.20%)高の1577.03。出来高は概算で9億1893万株。東証1部の値上がり銘柄数は1320、値下がり銘柄数は771となった。日経ジャスダック平均は3423.31円(2.55円高)。
[2020年7月20日]
株探ニュース
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