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日経平均は27円高でスタート、野村マイクロや日本製鉄などが上昇

配信元:フィスコ
投稿:2024/02/27 09:38
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39260.78;+27.07TOPIX;2674.34;+0.72


[寄り付き概況]

 27日の日経平均は27.07円高の39260.78円と3日続伸して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は下落。ダウ平均は62.30ドル安の39069.23ドル、ナスダックは20.57ポイント安の15976.25で取引を終了した。先週の相場の流れを継いで半導体セクターへの期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、過去最高値付近からの利益確定売り意欲も強く、ダウは下落に転じた。ナスダックも長期金利の上昇に連れ失速し、プラス圏を維持できず下落で終了。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)は小幅に下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=150円50銭台と、引き続き円安・ドル高水準での推移となっていることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの2営業日で970円を超す上げとなったことから過熱感が強まり、短期的な利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.0%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.8%上昇だった。

 セクター別では、機械、鉄鋼、情報・通信業、石油石炭製品、パルプ・紙などが値上がり率上位、保険業、空運業、陸運業、その他金融業、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、野村マイクロ<6254>、ソフトバンクG<9984>、USENNEX<9418>日本製鉄<5401>ルネサス<6723>日立<6501>、パナHD<6752>三井物<8031>三菱重<7011>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、みずほ<8411>伊藤忠<8001>ダイキン<6367>などが上昇。他方、楽天グループ<4755>スズキ<7269>、アステラス薬<4503>、7&iHD<3382>郵船<9101>、川崎船<9107>商船三井<9104>ホンダ<7267>、東電力HD<9501>イオンモール<8905>、スギHD<7649>、武田薬<4502>トヨタ紡織<3116>などが下落している。
<CS>
配信元: フィスコ
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