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SANEIのニュース
日経平均株価
始値 29355.87
高値 29361.28(09:00)
安値 29014.36(13:28)
大引け 29100.38(前日比 -584.99 、 -1.97% )
売買高 10億8739万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3866億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、580円あまりの大幅安に売り込まれる展開に
2.前日の米株安と円高に加え、新型コロナ感染拡大を懸念する売りが集中
3.大阪府が緊急事態宣言を政府に要請する見込みとなりリスクオフが加速
4.225先物を絡めた売り仕掛けで、日経平均の下落率はTOPIXを上回る
5.一時600円超の下げで、2万9000円割れ目前まで売られる場面も
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比123ドル安と4日ぶりに反落した。景気敏感株を中心に利益確定売りが進んだほか、米長期金利が上昇したことからハイテク株の一角も下げた。
東京市場では、リスクオフ一色の展開となり、日経平均株価は大幅反落を余儀なくされた。米株安や円高の進行に加え、国内で新型コロナウイルス感染者数の増加を警戒した売りがかさんだ。
20日の東京市場は、リスク回避ムードのなか全体指数は大きく下値を探る展開となった。前日の米国株市場で主要株3指数がいずれも下落したほか、為替の円高進行も市場のセンチメントを悪化させている。また、新型コロナ感染拡大が続くなか、大阪府が緊急事態宣言を政府に要請する見込みとなったことで、経済活動が規制されることによる景気の落ち込みを警戒する売りが出た。日経平均寄与度の高い値がさ株が売られ、TOPIXの下げよりも相対的に大きくなり、下げ幅は一時600円を超える場面もあった。先物を絡めた仕掛け的な売り注文も観測され、日経平均は2万9000円割れ目前まで水準を切り下げた。その後はわずかに下げ渋ったものの戻り足は鈍く、ほぼ安値圏で着地している。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げたほか、トヨタ自動車<7203>、ソニーグループ<6758>なども軟調。東京エレクトロン<8035>が安く、キーエンス<6861>も水準を切り下げた。ダイキン工業<6367>、ファナック<6954>なども売られた。ユーグレナ<2931>が値下がり率トップに売り込まれ、グリムス<3150>、オープンドア<3926>、丸井グループ<8252>などの下げも目立った。上昇を続けていた紀文食品<2933>も利食われた。
半面、資生堂<4911>がしっかり、オリエンタルランド<4661>も小幅ながら反発。テルモ<4543>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>なども堅調だった。明豊ファシリティワークス<1717>がストップ高に買われ、タカキタ<6325>、ウイングアーク1st<4432>も値を飛ばしたほか、イーグル工業<6486>、黒谷<3168>なども上昇した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543> 、資生堂 <4911> 、セブン&アイ <3382> 、王子HD <3861> 、住友鉱 <5713> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約11円。うち7円はテルモ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、SBG <9984> 、ダイキン <6367> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約211円。
東証33業種のうち上昇は海運業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)石油石炭製品、(3)電気・ガス業、(4)繊維製品、(5)証券商品先物。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)不動産業、(3)倉庫運輸関連、(4)機械、(5)電気機器。
■個別材料株
△明豊ファシリ <1717>
21年3月期業績は計画上振れ。
△黒谷 <3168>
EV普及にらみレアメタルリサイクルに期待。
△日本調剤 <3341>
21年3月期業績は計画上振れ一転営業増益で着地。
△ナノキャリア <4571> [東証M]
「軟骨再生の新会社設立」との報道。
△ネクスウェア <4814> [JQ]
ブロックチェーン戦略策定事業のプロジェクトリーダーに。
△リプロセル <4978> [JQG]
インド子会社ががん診断サービスを開始。
△SANEI <6230> [東証2]
自動水栓の需要増え21年3月期業績は計画上振れ。
△タカキタ <6325>
21年3月期業績は一転営業増益へ上振れ着地。
△イーグル工 <6486>
自動車向け需要想定上回り21年3月期業績は計画上回る。
△南陽 <7417>
レンタル需要高まり21年3月期業績は計画上振れ。
▼ホープ <6195> [東証M]
未定としていた21年6月期営業損益は赤字を見込む。
▼ヤマエ久野 <8108>
コロナ禍第3波の影響大きく21年3月期業績は計画下振れ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)明豊ファシリ <1717> 、(2)ランド <8918> 、(3)南陽 <7417> 、(4)タカキタ <6325> 、(5)ウッドワン <7898> 、(6)ウイングアク <4432> 、(7)黒谷 <3168> 、(8)イーグル工 <6486> 、(9)デザインワン <6048> 、(10)フィルC <3267> 。
値下がり率上位10傑は(1)ユーグレナ <2931> 、(2)グリムス <3150> 、(3)オープンドア <3926> 、(4)丸井G <8252> 、(5)T&Gニーズ <4331> 、(6)マイネット <3928> 、(7)GMO <9449> 、(8)紀文食品 <2933> 、(9)サーバワクス <4434> 、(10)コシダカHD <2157> 。
【大引け】
日経平均は前日比584.99円(1.97%)安の2万9100.38円。TOPIXは前日比30.31(1.55%)安の1926.25。出来高は概算で10億8739万株。東証1部の値上がり銘柄数は240、値下がり銘柄数は1899となった。日経ジャスダック平均は3942.97円(14.15円安)。
[2021年4月20日]
株探ニュース
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