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日経平均は5日ぶり反落、連休中のダウ平均下落や円高が重しに

配信元:フィスコ
投稿:2023/05/08 15:30
*15:30JST 日経平均は5日ぶり反落、連休中のダウ平均下落や円高が重しに 日経平均は5日ぶり反落。先週末5日の米株式市場でNYダウは5日ぶり大幅反発。前日に大きく売られた地銀株が大幅反発したことや、携帯端末アップル(AAPL)の好決算が好感された。また、4月の雇用統計が総じて予想を上回り、経済のソフトランディング期待が相場全体を一段と押し上げた。今日の日経平均は62.49円安からスタート。ダウ平均は先週末の米株式市場で上昇したが、東京市場が5連休中の通算では377ドル下落しており、東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で一時1ドル=134円60銭台と、連休前2日の15時頃と比べ3円ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。一方、今日から新型コロナの分類が「5類」に移行しリオープン(経済再開)が期待されたが、相場全体を押し上げる要因とはならなかった。

大引けの日経平均は前日比208.07円安の28949.88円となった。東証プライムの売買高は11億8956万株、売買代金は2兆9924億円だった。セクターでは鉱業、銀行業、化学などが下落。一方、空運業、パルプ・紙、海運業などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の34%、対して値上下がり銘柄は61%となった。

個別では、資生堂<4911>第一三共<4568>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、INPEX<1605>レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>ファナック<6954>三井物産<8031>が安く、三菱UFJ<8306>など銀行株が下げた。個別の材料では、23年3月期営業利益が従来予想を下回ったプレミアグループ<7199>、第1四半期が1.8減収・17.6%営業減益となったアドウェイズ<2489>、23年3月期営業利益見込みを下方修正したジャムコ<7408>、中期経営計画の数値目標を下方修正したアルインコ<5933>、東証スタンダードでは、第1四半期営業利益が74.0%減となったトレードワークス<3997>、同じく42.1%減となったテクノフレックス<3449>が軟調な展開となった。

一方、ソシオネクスト<6526>エーザイ<4523>、JT<2914>メルカリ<4385>ダイキン<6367>伊藤忠<8001>、JR西<9021>が高く、ANA<9202>など空運株、川崎船<9107>など海運株、鹿島<1812>など建設株が上げた。個別の材料では、第1四半期営業増益が15.7%増となったJT<2914>、24年3月期純利益が59.8%増予想と発表したJAL<9201>、23年3月期業績見込みを上方修正したインフロニアHD<5076>、23年9月期業績と配当予想を上方修正した加藤産業<9869>、4月の既存店売上高が12.3%増となったキュービーネットHD<6571>、東証スタンダードでは、23年3月期業績見込みを上方修正した赤阪鐵工所<6022>クリエイト<3024>、第1四半期営業利益が67.1%増となったリリカラ<9827>
が買われた。 <SK>
配信元: フィスコ
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