972円
日本興業のニュース
日経平均株価
始値 22479.57
高値 22615.47(09:06)
安値 22434.35(13:17)
大引け 22472.92(前日比 +265.71 、 +1.20% )
売買高 14億2731万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆4997億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日続伸し遂に年初来高値を更新、一時400円超の上昇
2.米株高と円安追い風に広範囲にリスク選好、先物主導で押し上げ効果発現
3.世界景気減速懸念の後退で買い戻し加速、機械や半導体関連など強い動き
4.値上がり数は全体の約7割にとどまる、後場は機関投資家の利食い圧力も
5.売り買い交錯で売買代金2兆5000億円と10月に入って最も高水準に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは237ドル高と反発した。好決算を発表したユナイテッドヘルスやJPモルガン・チェースが買われ指数を押し上げた。
東京市場では終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は年初来高値を大幅に更新した。寄り後早々に400円強の上昇で2万2600円台まで上値を伸ばす場面があった。
16日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が上昇したことや外国為替市場で1ドル=108円台後半までドル高・円安が進んだことなどを受け、リスクオンの流れが強まった。先の米中協議で進展が見られたことを受け、両国間の貿易摩擦に対する警戒感が後退している。世界景気の減速懸念が緩和されたことを背景に機械や電機・半導体セクターなど景気敏感株に買いが集まった。海外ファンドからは先物主導の買い戻しが入り、全体相場を押し上げる格好となった。ただ、後半は国内機関投資家の利益確定売りなどで日経平均は伸び悩んだ。東証1部の値上がり銘柄数も前日は9割近い銘柄が上昇したが、本日は7割程度にとどまった。売買代金はほぼ2兆5000億円で10月に入ってからは最高だった。
個別では、売買代金トップのファーストリテイリング<9983>が大幅高に買われたほか、トヨタ自動車<7203>も上昇した。ファナック<6954>、キーエンス<6861>なども高い。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連の物色人気も続いている。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>がストップ高となったほか、アプラスフィナンシャル<8589>、明治海運<9115>などが一時値幅制限上限に買われる人気となった。日本アジア投資<8518>も高い。
半面、村田製作所<6981>が冴えず、第一三共<4568>も値を下げた。JR東日本<9020>も軟調。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>がストップ安に売られ、TOKYO BASE<3415>、北の達人コーポレーション<2930>、マルマエ<6264>などが大幅安。コロプラ<3668>が急落、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、東エレク <8035> 、アステラス <4503> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約147円。うち92円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はオリンパス <7733> 、第一三共 <4568> 、バンナムHD <7832> 、アサヒ <2502> 、積水ハウス <1928> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約16円。
東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)ガラス土石製品、(2)ゴム製品、(3)電気機器、(4)金属製品、(5)医薬品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)水産・農林業、(3)電気・ガス業、(4)海運業、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△ヨシムラHD <2884>
上期経常は2.5倍増益で上振れ着地。
△DDHD <3073>
20年2月期営業利益予想を大幅上方修正。
△プロパスト <3236> [JQ]
6-8月期(1Q)経常は4.1倍増益・通期計画を超過。
△サイステップ <3810> [東証2]
6-8月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
△マネフォ <3994> [東証M]
6-8月期の営業赤字幅が縮小。
△田中化研 <4080> [JQ]
リチウムイオン電池製造のノースボルト社と契約締結。
△ステラケミ <4109>
BNCT用ホウ素薬剤の製造販売承認を申請。
△日本興業 <5279> [JQ]
投資有価証券評価損の戻し入れ益を計上へ。
△ワコム <6727>
上期経常を57%上方修正。
△SOU <9270> [東証M]
今期経常は15%増益へ。
▼日創プロニ <3440> [東証2]
今期経常は27%減益へ。
▼ロコンド <3558> [東証M]
上期営業損益は赤字に転落。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アプラス <8589> 、(2)ヨシムラHD <2884> 、(3)ワコム <6727> 、(4)オルトP <3672> 、(5)明治海 <9115> 、(6)DDHD <3073> 、(7)アジア投資 <8518> 、(8)サンヨーH <1420> 、(9)串カツ田中 <3547> 、(10)Vテク <7717> 。
値下がり率上位10傑は(1)UMCエレ <6615> 、(2)T-BASE <3415> 、(3)北の達人 <2930> 、(4)コロプラ <3668> 、(5)メディアドゥ <3678> 、(6)マルマエ <6264> 、(7)極東証券 <8706> 、(8)SHIFT <3697> 、(9)ヒトコムHD <4433> 、(10)テラスカイ <3915> 。
【大引け】
日経平均は前日比265.71円(1.20%)高の2万2472.92円。TOPIXは前日比11.31(0.70%)高の1631.51。出来高は概算で14億2731万株。東証1部の値上がり銘柄数は1513、値下がり銘柄数は561となった。日経ジャスダック平均は3410.89円(3.23円安)。
[2019年10月16日]
株探ニュース
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