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【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、朝高も利益確定売りに押される (11月7日)
日経平均株価
始値 39745.23
高値 39884.01(09:04)
安値 39020.22(10:09)
大引け 39381.41(前日比 -99.26 、 -0.25% )
売買高 27億5761万株 (東証プライム概算)
売買代金 6兆0594億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、前日の急騰の反動
2.米株市場はトランプ氏圧勝で今年最大の上げ
3.個別株物色は活発、全体の77%の銘柄が上昇
4.全体売買代金は増勢が顕著、6兆円台に乗せる
5.メガバンクや大手生保などに投資資金が流入
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比1508ドル高と大幅に続伸した。米大統領選で当選確実となったトランプ前大統領の政策が好感され買いが優勢となった。
東京市場では、朝方に日経平均株価が大きく上昇したものの、その後は急速に軟化しマイナス圏に突っ込んだ。しかし、下値では押し目買いが活発で下げ渋り、結局小幅安で着地した。
7日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに今年最大の上げ幅で史上最高値に買われたことで、朝方は広範囲に買いが先行した。日経平均は一時400円を超える上昇をみせたものの、買い一巡後は一転して下値を探る展開に。450円あまり下落する場面もあるなど荒れた地合いとなった。米大統領選はトランプ前大統領がハリス副大統領に圧勝した形となり、トランプトレードの再燃で前日の米株市場はリスクオンに染まったが、東京市場はこれに先立って前日に日経平均が1000円強の上昇をみせていたこともあり、目先利益確定の売りが表面化し上値を重くした。ただ、個別株の物色意欲は旺盛だった。値上がり銘柄数はプライム上場銘柄の77%を占めた。また、大手金融株が買われたこともあり、TOPIXは上昇した。売買代金も6兆円あまりに膨らんだ。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが堅調、第一生命ホールディングス<8750>も大きく買われた。トヨタ自動車<7203>が値を上げ、川崎重工業<7012>が高く、日立製作所<6501>も上値を追った。任天堂<7974>もしっかり。ネットワンシステムズ<7518>、メイコー<6787>がストップ高に買われ、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>、京王電鉄<9008>、デジタルホールディングス<2389>などが値を飛ばしている。
半面、売買代金トップのディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株が売りに押された。三菱重工業<7011>も冴えない。ファーストリテイリング<9983>が安く、ソフトバンクグループ<9984>も軟調、キーエンス<6861>も下値を試す展開に。伊藤忠商事<8001>が値を下げ、ニトリホールディングス<9843>も下落した。サンウェルズ<9229>が急落、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も大きく水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、アドテスト <6857>、リクルート <6098>、デンソー <6902>、トヨタ <7203>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約129円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、ニトリHD <9843>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約262円。うち147円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)保険業、(3)建設業、(4)鉄鋼、(5)電気・ガス業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)精密機器、(2)小売業、(3)医薬品、(4)非鉄金属。
■個別材料株
△大成建 <1801> [東証P]
上限16.41%の自社株買い。
△デジタルHD <2389> [東証P]
今12月期営業利益大幅増額。
△コカBJH <2579> [東証P]
今期上方修正や自社株買い。
△クラボウ <3106> [東証P]
上限7.34%の自社株買いと配当予想の増額を評価。
△東レ <3402> [東証P]
上限9.67%の自社株買いと今期最終利益予想の上方修正を発表。
△シグマクシス <6088> [東証P]
25年3月期業績予想の上方修正と株式分割を好感。
△GMOメディ <6180> [東証G]
今期業績の上方修正と配当大幅増額を好感。
△ネットワン <7518> [東証P]
SCSK <9719> のTOB価格にサヤ寄せ。
△京王 <9008> [東証P]
今期上方修正と自社株買い。
△玉井船 <9127> [東証S]
今期最終利益予想を大幅に上方修正。
▼GMOテック <6026> [東証G]
7-9月期(3Q)経常は16%減益。
▼サンウェルズ <9229> [東証G]
決算発表を延期。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ネットワン <7518>、(2)コカBJH <2579>、(3)メイコー <6787>、(4)京王 <9008>、(5)デジタルHD <2389>、(6)クラボウ <3106>、(7)シグマクシス <6088>、(8)大成建 <1801>、(9)ゴルドウイン <8111>、(10)ニチコン <6996>。
値下がり率上位10傑は(1)サンウェルズ <9229>、(2)JMDC <4483>、(3)大阪チタ <5726>、(4)コロプラ <3668>、(5)メドレー <4480>、(6)Sansan <4443>、(7)ニトリHD <9843>、(8)エムスリー <2413>、(9)ミネベア <6479>、(10)霞ヶ関C <3498>。
【大引け】
日経平均は前日比99.26円(0.25%)安の3万9381.41円。TOPIXは前日比27.16(1.00%)高の2743.08。出来高は概算で27億5761万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1267、値下がり銘柄数は353となった。東証グロース250指数は622.74ポイント(1.29ポイント高)。
[2024年11月7日]
株探ニュース
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