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【↑】日経平均 大引け| 大幅反発、欧米株高や円安で広範囲に買い優勢 (10月18日)

配信元:株探
投稿:2022/10/18 18:17

日経平均株価
始値  27167.73
高値  27229.88(09:03)
安値  26910.10(10:36)
大引け 27156.14(前日比 +380.35 、 +1.42% )

売買高  11億0672万株 (東証プライム概算)
売買代金  2兆7486億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅反発、欧米株高と円安を好感
 2.ナスダック大幅上昇と円安でハイテク株に追い風
 3.インバウンド関連株も急速な円安が株高を後押し
 4.米株先物とアジア株高が投資家の強気心理を増幅
 5.値上がり銘柄数はプライム市場の86%強を占める

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比550ドル高と急反発した。米国の決算発表に対する警戒感の後退や英国の大型減税策撤回を好感して買いが優勢となった。

 東京市場では、前日の欧米株高を受け主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は大きく切り返し2万7000円台を回復した。

 18日の東京市場は、朝方から大きくリスクオンに傾いた。前日の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場でもハイテク株中心に買い戻されナスダック総合株価指数の上げが際立つ展開だったことから、これに追随する形で半導体や電子部品株など中心に投資資金が流入した。外国為替市場で円安が進んでいることを背景に、内需株もインバウンド関連などに高いものが目立った。前場は日経平均が伸び悩んだものの、後場に入ると買い直される展開に。米株先物が大きく上昇したほか、アジア株市場も総じて堅調で投資家の強気心理が増幅される格好となった。値上がり銘柄数は1600近くに及びプライム市場の86%強の銘柄が上昇した。売買代金も2兆7000億円台で前日を上回った。

 個別では、レーザーテック<6920>が高く、東京エレクトロン<8035>も後場買い直されるなど半導体関連株が強い動き。ファーストリテイリング<9983>リクルートホールディングス<6098>などが買われ、JR東日本<9020>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も商いを伴いしっかり。マネーフォワード<3994>が活況高で値上がり率トップ。Sansan<4443>ラクス<3923>が値を飛ばし、KLab<3656>も物色人気。ソースネクスト<4344>なども商いを膨らませ大幅高となった。
 半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、東芝<6502>も売りに押された。日本国土開発<1887>は急落、イオンファンタジー<4343>が大きく値を下げたほか、富士石油<5017>マツキヨココカラ&カンパニー<3088>なども下落した。東京都競馬<9672>も下値を探った。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>リクルート <6098>エムスリー <2413>東エレク <8035>第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約107円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>花王 <4452>セコム <9735>ホンダ <7267>スズキ <7269>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約5円。

 東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)サービス業、(3)医薬品、(4)保険業、(5)電気機器。一方、下落は4業種のみで下落率の上位から(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)石油石炭製品、(4)パルプ・紙。

■個別材料株

フロンテオ <2158> [東証G]
 AIエンジンのコア技術が台湾で特許取得。
テックファム <3625> [東証G]
 VRシミュレーション提供を材料視。
マネフォ <3994> [東証P]
 今期赤字拡大見通し発表も目先悪材料出尽くし。
ラキール <4074> [東証G]
 動画配信型教育サービスが京セラ <6971> [東証P]に採用。
PBシステム <4447> [東証G]
 「CEATEC 2022」で「4DOH」の上演決定。
△サイジニア <6031> [東証G]
 グループ会社の検索エンジンがコーナン通販サイトに導入。
リクルート <6098> [東証P]
 4200万株を上限とする自社株買いを実施へ。
SANKYO <6417> [東証P]
 23年3月期業績予想を上方修正。
シンシア <7782> [東証S]
 株主優待制度の拡充を材料視。
日本空港ビル <9706> [東証P]
 インバウンド特需追い風に米系ファンド買い増し。

日本国土開発 <1887> [東証P]
 第1四半期大幅減益決算を嫌気。
▼鉄人化計画 <2404> [東証S]
 22年8月期は営業赤字幅拡大で着地。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)マネフォ <3994>、(2)プレナス <9945>、(3)Sansan <4443>、(4)ラクス <3923>、(5)USENHD <9418>、(6)KLab <3656>、(7)SREHD <2980>、(8)テラスカイ <3915>、(9)ソースネクス <4344>、(10)ソシオネクス <6526>
 値下がり率上位10傑は(1)日本国土開発 <1887>、(2)イオンファン <4343>、(3)ヤマエGHD <7130>、(4)パルHD <2726>、(5)大黒天 <2791>、(6)古野電 <6814>、(7)富士石油 <5017>、(8)粧美堂 <7819>、(9)丸三 <8613>、(10)マツキヨココ <3088>

【大引け】

 日経平均は前日比380.35円(1.42%)高の2万7156.14円。TOPIXは前日比21.88(1.16%)高の1901.44。出来高は概算で11億0672万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1587、値下がり銘柄数は208となった。東証マザーズ指数は733.40ポイント(18.40ポイント高)。

[2022年10月18日]


株探ニュース
配信元: 株探
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