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アイ・ピー・エスのニュース
日経平均株価
始値 27884.55
高値 27926.52(09:03)
安値 27688.86(14:42)
大引け 27716.43(前日比 -155.68 、 -0.56% )
売買高 12億8177万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3915億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、主力株中心に利食い優勢
2.米株市場は中間選挙後の株高アノマリーを先取りの動き
3.取引時間中は香港株など軟調で市場センチメント冷やす
4.個別株は決算絡みで明暗、決算悪で売り叩かれる銘柄も
5.値上がりと値下がり銘柄数拮抗、値上がりがやや上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは、前日比333ドル高と3日続伸した。米中間選挙で「ねじれ議会」への思惑から結果を先取りする格好で買いが優勢となった。
東京市場では、主力株中心に利益確定の売りが優勢となり日経平均株価は下落した。ただ下値では押し目買いが観測され、下げ幅は限定的だった。
9日の東京市場は、朝方取引開始直後は前日終値を挟んでもみ合う動きをみせたが、その後は売りに押され次第安の展開を強いられた。前日の米国株市場では中間選挙の結果判明を前に、選挙後の株高アノマリーを先取りする買いが優勢となったが、この流れを引き継ぐことはできなかった。取引時間中に米株先物が冴えない動きだったことや、香港株や中国株が軟調に推移したことなどが投資家のセンチメントを冷やした。個別では引き続き好決算発表銘柄への買いが目立ったものの、一方で事前コンセンサスに届かなかった銘柄や、決算先取りで株価を上げていた銘柄などへの売りも相次いだ。また、日経平均寄与度の高い値がさ株への売りが全体に影響を与えた。プライム市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗したが、やや値上がり銘柄数の方が多かった。
個別では、任天堂<7974>が売買代金3位に食い込むも売りが優勢だったほか、値がさではファーストリテイリング<9983>の下げが目立った。ダイキン工業<6367>も安い。NTT<9432>が軟調、INPEX<1605>が値を下げ、住友金属鉱山<5713>も下落した。日本航空<9201>も下値を探る展開に。日医工<4541>がストップ安。ジャムコ<7408>が急落、旭ダイヤモンド工業<6140>なども大きく売られた。
半面、レーザーテック<6920>が売買代金で群を抜き上値追い継続、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、川崎汽船<9107>など海運株が買いを集めた。東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>なども上昇した。スズキ<7269>も高い。BEENOS<3328>がストップ高を演じ、ジェイリース<7187>、新日本電工<5563>、A&Dホロンホールディングス<7745>なども急騰した。カナミックネットワーク<3939>が大幅高、アニコム ホールディングス<8715>も物色人気に。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>、太陽誘電 <6976>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約71円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ダイキン <6367> 、任天堂 <7974> 、第一三共 <4568> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約152円。
東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)金属製品、(4)化学、(5)卸売業。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)鉱業、(3)石油石炭製品、(4)空運業、(5)陸運業。
■個別材料株
△高千穂交易 <2676> [東証P]
23年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△クラレ <3405> [東証P]
今12月期最終益予想の上方修正を好感。
△AMI <3773> [東証G]
9月中間期営業益65%増。
△キッズバイオ <4584> [東証G]
上期営業は黒字浮上・通期計画を超過。
△新日本電工 <5563> [東証P]
1-9月期好決算と上限10%の自社株買いを発表。
△日金銭 <6418> [東証P]
23年3月期業績予想を上方修正。
△ジェイリース <7187> [東証P]
4-9月期増収増益。
△スズキ <7269> [東証P]
今期は一転最終増益の見通し。
△共同印 <7914> [東証P]
45万株を上限とする自社株買いと上期営業赤字縮小。
△ブティックス <9272> [東証G]
9月中間期の大幅増益と高進捗を評価。
▼ブロドリーフ <3673> [東証P]
株主優待制度を廃止。
▼パイオラック <5988> [東証P]
23年3月期業績及び配当予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)BEENOS <3328>、(2)ジェイリース <7187>、(3)新日本電工 <5563>、(4)共同印 <7914>、(5)A&Dホロン <7745>、(6)カナミックN <3939>、(7)アイピーエス <4390>、(8)アニコムHD <8715>、(9)クラレ <3405>、(10)日金銭 <6418>。
値下がり率上位10傑は(1)日医工 <4541>、(2)ジャムコ <7408>、(3)グローリー <6457>、(4)旭ダイヤ <6140>、(5)パイオラック <5988>、(6)ブロドリーフ <3673>、(7)日東紡 <3110>、(8)オークネット <3964>、(9)シミックHD <2309>、(10)インテージH <4326>。
【大引け】
日経平均は前日比155.68円(0.56%)安の2万7716.43円。TOPIXは前日比8.07(0.41%)安の1949.49。出来高は概算で12億8177万株。東証プライムの値上がり銘柄数は880、値下がり銘柄数は865となった。東証マザーズ指数は738.35ポイント(2.67ポイント安)。
[2022年11月9日]
株探ニュース
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