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日経平均株価
始値 26386.23
高値 26532.51(09:12)
安値 26294.84(12:58)
大引け 26423.47(前日比 +269.66 、 +1.03% )
売買高 10億3818万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆4120億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、前日を引き継ぎリスクオフの巻き戻し継続
2.前日の米株市場休場で手掛かり難も主力株を中心に買い優勢
3.円安進行で輸出株に追い風、ただ日経平均の上値は重い展開
4.時価総額上位の主力株が強い一方、中小型株は高安まちまち
5.値上がり銘柄は全体の55%にとどまりTOPIXは小幅高
■東京市場概況
前日の米国市場は、インデペンデンスデイ(独立記念日)の祝日で休場。
東京市場では、主力株を中心に終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は上値追いを継続した。ただ、上げ一巡後は上値の重さも意識された。
5日の東京市場は、前日に続きリスクオフの巻き戻しで日経平均は上昇、朝方は約380円高まで買われ2万6500円台まで上昇する場面もあったが、その後は伸び悩んだ。前日の米国株市場が休場であったことから、手掛かり材料に乏しかったものの、外国為替市場で円安が進行し、輸出株中心に追い風材料となった。ただ、上値では買いポジションを軽くする動きが観測され、全体指数の上値を押さえた。後場はいったん上げ幅を縮小したあと買い直され、日経平均は結局2万6400円台で引けた。時価総額上位の主力株は買われたが、それ以外の中小型株は売り買いが交錯し、値上がり銘柄数は全体の55%に過ぎなかった。なお、TOPIXの上げ幅は9ポイント強にとどまっている。
個別では、レーザーテック<6920>が高く、東京エレクトロン<8035>も小幅ながら上昇した。ソフトバンクグループ<9984>、KDDI<9433>も頑強な値動き。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が物色人気を集め商いを膨らませ値上がり率トップに買われた。INPEX<1605>も値を上げた。ファーストリテイリング<9983>が大きく上値を伸ばしたほか、東京海上ホールディングス<8766>も高い。メルカリ<4385>も終始買いが優勢だった。楽天グループ<4755>もしっかり。
半面、川崎汽船<9107>が安く、日本郵船<9101>も軟調。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も下落した。三井不動産<8801>が下値を探り、JR西日本<9021>も売りに押された。クスリのアオキホールディングス<3549>が値下がり率トップに売られたほか、アダストリア<2685>も急落した。KeePer技研<6036>、ユナイテッドアローズ<7606>も大幅安。KLab<3656>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、KDDI <9433>、エムスリー <2413>、トレンド <4704>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約158円。うち103円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はセブン&アイ <3382>、コナミG <9766>、住友不 <8830>、三井不 <8801>、ホンダ <7267>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約13円。
東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)鉱業、(3)石油石炭製品、(4)銀行業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)不動産業、(3)パルプ・紙、(4)陸運業、(5)電気・ガス業。
■個別材料株
△ネクステージ <3186> [東証P]
買い取り台数が増加し22年11月期業績予想を上方修正。
△リネットJ <3556> [東証G]
アイリスオーヤマ公式サイトで宅配便リサイクル開始。
△メディアドゥ <3678> [東証P]
クレセゾン <8253> [東証P]と資本・業務提携。
△プレイド <4165> [東証G]
「KARTE」がIT導入補助金の対象ツールとして登録。
△ファブリカ <4193> [東証S]
第1四半期の主要KPIでサービス導入企業の増加続く。
△大阪チタ <5726> [東証P]
航空機向けチタン需要回復と値上げ効果に期待。
△日ギア <6356> [東証S]
原発関連の出遅れとして物色人気化。
△FDK <6955> [東証S]
「水素空気電池の23年サンプル出荷目指す」との報道。
△ハイデ日高 <7611> [東証P]
3~5月期経常利益が前年同期比18.5倍に急回復。
△ファストリ <9983> [東証P]
6月国内ユニクロ既存店売上高3カ月ぶり前年下回るも織り込み済み。
▼クスリアオキ <3549> [東証P]
競争激化で22年5月期下振れ着地。
▼アダストリア <2685> [東証P]
6月月次増収率の鈍化をマイナス視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大阪チタ <5726>、(2)オーバル <7727>、(3)メディアドゥ <3678>、(4)SREHD <2980>、(5)邦チタ <5727>、(6)石油資源 <1662>、(7)エムアップ <3661>、(8)ハイデ日高 <7611>、(9)メドピア <6095>、(10)アスクル <2678>。
値下がり率上位10傑は(1)クスリアオキ <3549>、(2)アダストリア <2685>、(3)東邦システム <4333>、(4)KeePer <6036>、(5)Uアローズ <7606>、(6)KLab <3656>、(7)シンクロ <3963>、(8)タカミヤ <2445>、(9)F&LC <3563>、(10)マツキヨココ <3088>。
【大引け】
日経平均は前日比269.66円(1.03%)高の2万6423.47円。TOPIXは前日比9.41(0.50%)高の1879.12。出来高は概算で10億3818万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1007、値下がり銘柄数は749となった。東証マザーズ指数は666.69円(12.59円高)。
[2022年7月5日]
株探ニュース
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