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【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、米株急伸を受けリスク選好の流れが加速 (10月4日)

配信元:株探
投稿:2022/10/04 18:03

日経平均株価
始値  26653.49
高値  26994.44(14:56)
安値  26633.52(09:02)
大引け 26992.21(前日比 +776.42 、 +2.96% )

売買高  13億7866万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆2293億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅続伸、ほぼ高値引けで2万7000円台目前
 2.770円あまりの上昇で、値上がり銘柄数が全体の97%占める
 3.米ISM製造業景況感指数が予想下回りインフレ警戒感後退
 4.後場に入っても先物主導のアルゴリズム取引で強調展開続く
 5.レーザーテクや東エレクなど半導体主力株への買い戻し顕著

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比765ドル高と3日ぶりに大幅反発した。FRBの利上げペース加速懸念が後退し、長期金利低下を好感した買いが優勢となった。

 東京市場では、大きく買い優勢に傾き、日経平均株価は大幅高となった。前日の米国株市場の急騰を引き継ぎ強気一色の地合いだった。

 4日の東京市場は、リスクオンの流れが一気に加速し、日経平均は2万7000円台にあと一歩というところまで買われた。前日の米国株市場ではNYダウが760ドルあまりの大幅反発。発表された9月の米ISM製造業景況感指数が事前のコンセンサスを下回ったことを受け、景気の減速がインフレ高進に歯止めをかけるとの見方が買い戻しを誘発した。本日の東京市場もこれに追随する格好となり、主力株をはじめ総花的に投資資金が流入する格好となった。後場に入ってからも先物主導でAIアルゴリズム取引による買いが間断なく入り、日経平均は高値圏で売り物を吸収した。値上がり銘柄数は1777に達しプライム市場全体の約97%の銘柄が上昇する文字通りの全面高商状となった。売買代金も3兆2000億円台と活況だった。

 個別では、売買代金トップとなったレーザーテック<6920>が堅調なほか、東京エレクトロン<8035>も値を上げ、半導体製造装置関連への買い戻しが活発化。売買代金2位となったソフトバンクグループ<9984>が大きく上昇し、トヨタ自動車<7203>も高い。ファーストリテイリング<9983>キーエンス<6861>SMC<6273>などの値がさ株も上値を追った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが買われ、メルカリ<4385>も物色人気に。クスリのアオキホールディングス<3549>はストップ高となっている。円谷フィールズホールディングス<2767>も急伸した。
 半面、ネクステージ<3186>が急落となったほか、ダイセキ環境ソリューション<1712>IDOM<7599>が大幅安。オープンドア<3926>トプコン<7732>なども売りに押された。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>SBG <9984>東エレク <8035>KDDI <9433>ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約191円。
 日経平均へのマイナス寄与は川崎汽 <9107> 1銘柄で指数押し下げ効果は約0.2円。

 東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)卸売業、(2)鉱業、(3)石油石炭製品、(4)精密機器、(5)情報・通信業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)ゴム製品、(4)倉庫運輸関連、(5)ガラス土石製品。

■個別材料株

クルーズ <2138> [東証S]
 「PROJECT XENO」のトークンが暗号資産取引所「LBANK」に上場決定。
円谷フィHD <2767> [東証P]
 SBI証券が新規に買い推奨。
クリエイトS <3148> [東証P]
 第1四半期営業益0.2%増で上半期計画進捗率65%。
クスリアオキ <3549> [東証P]
 第1四半期営業益35%増で上半期計画進捗率59%。
△アララ <4015> [東証G]
 TTGとのサービス連携を材料視。
KeePer <6036> [東証P]
 9月既存店売上高16%増で増収基調継続。
FPG <7148> [東証P]
 不動産小口化商品の累計販売額が1000億円を突破。
アドヴァンG <7463> [東証S]
 9月中間期は計画上振れで着地。
伊藤忠 <8001> [東証P]
 23年3月期最終利益と配当予想を上方修正。
千葉興 <8337> [東証P]
 上期最終利益は計画上振れ増益で着地へ。

ダイセキS <1712> [東証P]
 23年2月期業績予想を下方修正。
関通 <9326> [東証G]
 既存顧客向け売り上げ計画下回り上期業績は計画下振れ。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)クスリアオキ <3549>、(2)円谷フィHD <2767>、(3)レアジョブ <6096>、(4)メルカリ <4385>、(5)インソース <6200>、(6)ウェルビー <6556>、(7)KLab <3656>、(8)河西工 <7256>、(9)スタティアH <3393>、(10)伊藤忠 <8001>
 値下がり率上位10傑は(1)ネクステージ <3186>、(2)ダイセキS <1712>、(3)IDOM <7599>、(4)オープンドア <3926>、(5)岩崎通 <6704>、(6)トプコン <7732>、(7)HEROZ <4382>、(8)北の達人 <2930>、(9)ベネフィJ <3934>、(10)ウェルネット <2428>

【大引け】

 日経平均は前日比776.42円(2.96%)高の2万6992.21円。TOPIXは前日比59.31(3.21%)高の1906.89。出来高は概算で13億7866万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1777、値下がり銘柄数は52となった。東証マザーズ指数は724.16ポイント(22.79ポイント高)。

[2022年10月4日]


株探ニュース
配信元: 株探
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