768円
メディアファイブのニュース
21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は4日ぶり反落、21500円前に上値重い、バイオ活況でマザーズは堅調に
・ドル・円は下げ渋り、日本株の反転期待で
・値下がり寄与トップは、ダイキン工業<6367>、日東電工<6988>
■日経平均は4日ぶり反落、21500円前に上値重い、バイオ活況でマザーズは堅調に
日経平均は4日ぶり反落。28.80円安の21402.69円(出来高概算6億134万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式相場では、NYダウが63ドル高となったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録発表後に一時下落に転じるなど不安定な値動きを見せる場面があった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の21405円となり、円相場は1ドル110円70銭台と前日から小幅に円高方向に振れていた。これを受けて、本日の東京市場は利益確定売りが先行する流れとなった。寄り付き直後に日経平均がプラスに転じる場面もあったものの、上値は重く、短期筋による先物売りも観測されたことから、その後はマイナス圏での推移が続いた。なお、前場中ごろから開始されたアジア市場は比較的底堅さを意識させる動きとなったことから、前引けにかけて日経平均も下げ幅をやや縮小した。
セクターでは、石油・石炭製品、金属製品が1%を超える下落となった一方で、パルプ紙、倉庫・運輸関連業、海運業などはプラス圏での動きに。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自動車<7203>、武田薬品工業<4502>、SUMCO<3436>、みずほ<8411>、太陽誘電<6976>、資生堂<4911>が軟調。一方で、ZOZO<3092>が5%高となったほか、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、コマツ<6301>は堅調。
10月2日に日経平均が高値24448.07円をつけた後から本日2月21日に至るまでの価格帯別売買高で商いの集中しているレンジは21500-22000円となっており、この水準を前にした戻り売り圧力は非常に強いものとなっている。前日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)がFOMC議事要旨(1月29-30日開催分)で、量的緩和によって膨らんだバランスシート縮小の年内終了について連銀当局者の意見が概ね一致したが、今後の利上げ方針については意見が分かれた。これを受けて、発表後に米主要株価指数は一時下落する場面もみられ、本日の東京市場の利益確定売りを誘発する一因となった。また、米中貿易協議の進展が想定よりも確認できていないなか、本日はドイツやユーロ圏、そして米国における各種(製造業・サービス・総合)PMI数値の発表を控えている。貿易摩擦による欧米諸国への影響を見極めたいとのムードは根強いことから、東京市場でも積極的にリスクを選好して上値を追う動きは限られているようだ。
他方、マザーズ市場は、堅調な動きをみせている。一部メディアにて、遺伝子治療薬「コラテジェン」が厚生労働省の専門家会議で薬事承認の手続きに基づき承認するとの報道のあったアンジェス<4563>への関心の高まりと同時に、前日に内分泌疾患治療対象の新規低分子HTL0030310で第1相臨床試験開始を発表したそーせい<4565>や本日寄り前に中国で疼痛緩和口腔用液「エピシル」の医療機器輸入販売承認を取得したことを明らかにしたソレイジア<4597>などのバイオ関連に対する物色が向かっていることが背景だ。これらを踏まえ、日経平均が21500円を前に上値の重い一方で、個人投資家をはじめとした短期資金は後場にかけてもマザーズ市場をはじめとした中小型株へと一段と向かいやすくなる可能性がある。
■ドル・円は下げ渋り、日本株の反転期待で
21日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。中国株安などでリスク回避的な円買いに振れたが、欧米株高観測で日本株の反転期待が高まり、円買いは後退した。
ドル・円は、日本株安を背景に110円後半から値を下げる展開。また、豪雇用統計が堅調だったものの、豪準備銀の利下げ予想で豪ドル・円は売られ、クロス円の下げがドル・円を圧迫する場面もあった。
ただ、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏に切り返し、目先の日本株の反転への期待感から円買いは後退。また、中国株や欧米株式先物はプラス圏に持ち直しており、今晩の欧米株高を見込んだドル買い・円売りも観測される。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円59銭から110円87銭、ユーロ・円は125円35銭から125円76銭、ユーロ・ドルは1.1336ドルから1.1347ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・ソレイジア・ファーマ<4597>やメディアファイブ<3824>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは、ダイキン工業<6367>、日東電工<6988>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「米国経済がリセッション入りすることを示す兆候はない」
「世界経済には多くの不確実性がある」
【経済指標】
・豪・1月失業率:5.0%(予想:5.0%、12月:5.0%)
・豪・1月雇用者数増減:+3.91万人(予想:+1.5万人、12月:+2.16万人)
<国内>
・13:30 12月全産業活動指数(前月比予想:-0.2%、11月:-0.3%)
<海外>
・16:00 独・1月消費者物価指数改定値(前年比予想+1.4%、速報値:+1.4%)
<HH>
・日経平均は4日ぶり反落、21500円前に上値重い、バイオ活況でマザーズは堅調に
・ドル・円は下げ渋り、日本株の反転期待で
・値下がり寄与トップは、ダイキン工業<6367>、日東電工<6988>
■日経平均は4日ぶり反落、21500円前に上値重い、バイオ活況でマザーズは堅調に
日経平均は4日ぶり反落。28.80円安の21402.69円(出来高概算6億134万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式相場では、NYダウが63ドル高となったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録発表後に一時下落に転じるなど不安定な値動きを見せる場面があった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の21405円となり、円相場は1ドル110円70銭台と前日から小幅に円高方向に振れていた。これを受けて、本日の東京市場は利益確定売りが先行する流れとなった。寄り付き直後に日経平均がプラスに転じる場面もあったものの、上値は重く、短期筋による先物売りも観測されたことから、その後はマイナス圏での推移が続いた。なお、前場中ごろから開始されたアジア市場は比較的底堅さを意識させる動きとなったことから、前引けにかけて日経平均も下げ幅をやや縮小した。
セクターでは、石油・石炭製品、金属製品が1%を超える下落となった一方で、パルプ紙、倉庫・運輸関連業、海運業などはプラス圏での動きに。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自動車<7203>、武田薬品工業<4502>、SUMCO<3436>、みずほ<8411>、太陽誘電<6976>、資生堂<4911>が軟調。一方で、ZOZO<3092>が5%高となったほか、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、コマツ<6301>は堅調。
10月2日に日経平均が高値24448.07円をつけた後から本日2月21日に至るまでの価格帯別売買高で商いの集中しているレンジは21500-22000円となっており、この水準を前にした戻り売り圧力は非常に強いものとなっている。前日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)がFOMC議事要旨(1月29-30日開催分)で、量的緩和によって膨らんだバランスシート縮小の年内終了について連銀当局者の意見が概ね一致したが、今後の利上げ方針については意見が分かれた。これを受けて、発表後に米主要株価指数は一時下落する場面もみられ、本日の東京市場の利益確定売りを誘発する一因となった。また、米中貿易協議の進展が想定よりも確認できていないなか、本日はドイツやユーロ圏、そして米国における各種(製造業・サービス・総合)PMI数値の発表を控えている。貿易摩擦による欧米諸国への影響を見極めたいとのムードは根強いことから、東京市場でも積極的にリスクを選好して上値を追う動きは限られているようだ。
他方、マザーズ市場は、堅調な動きをみせている。一部メディアにて、遺伝子治療薬「コラテジェン」が厚生労働省の専門家会議で薬事承認の手続きに基づき承認するとの報道のあったアンジェス<4563>への関心の高まりと同時に、前日に内分泌疾患治療対象の新規低分子HTL0030310で第1相臨床試験開始を発表したそーせい<4565>や本日寄り前に中国で疼痛緩和口腔用液「エピシル」の医療機器輸入販売承認を取得したことを明らかにしたソレイジア<4597>などのバイオ関連に対する物色が向かっていることが背景だ。これらを踏まえ、日経平均が21500円を前に上値の重い一方で、個人投資家をはじめとした短期資金は後場にかけてもマザーズ市場をはじめとした中小型株へと一段と向かいやすくなる可能性がある。
■ドル・円は下げ渋り、日本株の反転期待で
21日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。中国株安などでリスク回避的な円買いに振れたが、欧米株高観測で日本株の反転期待が高まり、円買いは後退した。
ドル・円は、日本株安を背景に110円後半から値を下げる展開。また、豪雇用統計が堅調だったものの、豪準備銀の利下げ予想で豪ドル・円は売られ、クロス円の下げがドル・円を圧迫する場面もあった。
ただ、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏に切り返し、目先の日本株の反転への期待感から円買いは後退。また、中国株や欧米株式先物はプラス圏に持ち直しており、今晩の欧米株高を見込んだドル買い・円売りも観測される。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円59銭から110円87銭、ユーロ・円は125円35銭から125円76銭、ユーロ・ドルは1.1336ドルから1.1347ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・ソレイジア・ファーマ<4597>やメディアファイブ<3824>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは、ダイキン工業<6367>、日東電工<6988>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「米国経済がリセッション入りすることを示す兆候はない」
「世界経済には多くの不確実性がある」
【経済指標】
・豪・1月失業率:5.0%(予想:5.0%、12月:5.0%)
・豪・1月雇用者数増減:+3.91万人(予想:+1.5万人、12月:+2.16万人)
<国内>
・13:30 12月全産業活動指数(前月比予想:-0.2%、11月:-0.3%)
<海外>
・16:00 独・1月消費者物価指数改定値(前年比予想+1.4%、速報値:+1.4%)
<HH>
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