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日経平均株価
始値 22126.25
高値 22316.91(10:18)
安値 22098.04(09:00)
大引け 22171.35(前日比 -30.47 、 -0.14% )
売買高 16億0599万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆6512億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅反落、朝安後に切り返すも大引け間際に手仕舞い売り
2.トランプ政権の保護主義政策への警戒感と米雇用統計発表を前に買い手控え
3.取引時間中に為替が円安方向に振れ、トヨタなど自動車株に買いが入る
4.三菱UFJが堅調だった一方、任天堂は急反落となり化粧品株も売られた
5.売買代金は2兆6000億円台と厚く、値上がり銘柄数が値下がり上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは251ドル安と反落した。トランプ米政権が、欧州連合(EU)などが輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を発動すると発表。米国の保護主義的な政策に対する警戒から売りが先行した。
東京市場では、日経平均株価がプラス圏とマイナス圏を往来する展開。朝安後に高くなったものの、後場は上値が重く、結局大引けは小幅ながら安くなった。
名実ともに6月相場入りとなった1日の東京市場は、日経平均が朝安後に切り返す展開をみせ、一時100円以上上昇する場面もあったが、後場は上値が重く引け際に手仕舞い売りが出た。前日の欧米株市場が総じて安く、米国市場ではNYダウが一時300ドルを超える下げとなった。トランプ米政権がEUなどに対し鉄鋼とアルミニウムの関税を発動すると発表、これがリスク回避の売りを呼び、東京市場でも主力株をはじめ広範囲に売りが優勢となった。しかし、寄り後に為替が円安方向に振れたことで自動車株などに押し目買いが入り、日経平均は一時100円を超える上昇で前引けはプラス圏で着地。しかし、後場に入ると上値が重くなり、現地時間1日発表の米5月雇用統計発表を控え、引け際に大口の売りが出て前日終値を下回って引けた。東証1部の売買代金は2兆6000億円台と厚く、値上がり銘柄数が値下がり上回った。
個別では、任天堂<7974>が急反落、武田薬品工業<4502>、資生堂<4911>も安い。ファーストリテイリング<9983>、コマツ<6301>も値を下げた。JVCケンウッド<6632>が値下がり率トップに売られたほか、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>、コーセー<4922>、小林製薬<4967>、TOKYO BASE<3415>なども大幅に下落した。
半面、トヨタ自動車<7203>が買われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も堅調だった。キーエンス<6861>が上値追い、サイバーエージェント<4751>も買われた。日本通信<9424>がストップ高となったほか、インフォマート<2492>も大幅高。アイティフォー<4743>、モバイルファクトリー<3912>、アイロムグループ<2372>も物色人気となった。第一三共<4568>も上昇した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203> 、第一三共 <4568> 、TDK <6762> 、オリンパス <7733> 、日東電 <6988> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約31円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、花王 <4452> 、テルモ <4543> 、ファナック <6954> 、武田 <4502> 。押し下げ効果は約60円。うち30円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)石油石炭製品、(3)鉱業、(4)建設業、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)電気・ガス業、(3)化学、(4)食料品、(5)その他金融業。
■個別材料株
△オートW <2666> [JQ]
債務返済期限が1年間延長。
△ユーザベース <3966> [東証M]
幻冬舎と新ビジネス誌を創刊。
△マネフォ <3994> [東証M]
グローバル・フィンテック分野の投資ファンドに参画と発表。
△トリケミカル <4369>
2-4月期(1Q)経常は47%増益で着地。
△共和工業 <5971> [JQ]
今期経常は30%増益へ。
△グローバルG <6189>
企業主導型保育園を新規開設。
△アールビバン <7523> [JQ]
非開示だった今期最終は3.1倍増益へ。
△オリンパス <7733>
「物言う株主」米バリューアクトが大株主に浮上。
△日本通信 <9424>
フィンテックプラットフォームが金融庁の実証実験ハブの支援案件に決定。
△トランスコス <9715>
コネクテッドスタジアム事業を開始。
▼ITメディア <2148> [東証M]
東証1部への市場変更申請を取り下げ。
▼田淵電 <6624>
前期最終は赤字拡大で下振れ着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日本通信 <9424> 、(2)インフォMT <2492> 、(3)ヨシックス <3221> 、(4)アイロムG <2372> 、(5)モバファク <3912> 、(6)トリケミカル <4369> 、(7)有沢製 <5208> 、(8)アイスタイル <3660> 、(9)キューブシス <2335> 、(10)関西みらい <7321> 。
値下がり率上位10傑は(1)JVCケンウ <6632> 、(2)田淵電 <6624> 、(3)ライク <2462> 、(4)ポーラHD <4927> 、(5)T-BASE <3415> 、(6)東洋炭素 <5310> 、(7)マツオカ <3611> 、(8)コーセー <4922> 、(9)プロシップ <3763> 、(10)メック <4971> 。
【大引け】
日経平均は前日比30.47円(0.14%)安の2万2171.35円。TOPIXは前日比1.72(0.10%)高の1749.17。出来高は概算で16億0599万株。東証1部の値上がり銘柄数は1127、値下がり銘柄数は884となった。日経ジャスダック平均は3939.94円(1.70円高)。
[2018年6月1日]
株探ニュース
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