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【↓】日経平均 大引け| 3日続落、朝高も買い一巡後は値を消す (12月17日)
日経平均株価
始値 39589.65
高値 39796.22(09:07)
安値 39364.68(15:45)
大引け 39364.68(前日比 -92.81 、 -0.24% )
売買高 18億9297万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆3026億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、朝方買い優勢もその後に軟化
2.米ハイテク株高と円安は追い風ながら上値重い展開
3.NYダウは変調も米ナスダック指数は史上最高値更新
4.日米の金融政策会合を控え買い向かう動きは限定的
5.半導体主力株急落でセンチメント悪化、安値引けに
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比110ドル安と8日続落した。米金融政策会合(FOMC)を控えディフェンシブ株の一角が売られた。
東京市場では、朝方買い優勢で日経平均株価は高く始まったものの、買い一巡後は値を消す展開に。後場も下値を探る動きとなり、結局安値引けとなった。
17日の東京市場は、買いが先行したものの、引き続き上値の重い展開だった。寄り後早々にこの日の高値を形成し、その後は一貫して上げ幅を縮小、後場はマイナス圏に沈み、この日の安値で取引を終えている。前日の米国株市場ではNYダウは変調ながらもハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は続伸し、史上最高値を更新している。また、1ドル=154円台までドル高・円安方向に振れたことは、輸出セクター中心に追い風となった。半導体関連も朝方は買い戻しを誘発していたが、製造装置の主力銘柄の一角が大きく売り込まれ、全体相場はリスクオフムードに。18日までの日程で開催されるFOMCや19日に結果が判明する日銀金融政策決定会合を控え、積極的に買い向かう動きは見られなかった。プライム市場の値下がり銘柄数は1000を上回ったが、前引け時点より若干減っており、後場にマイナス転換し安値引けとなった日経平均とは相反する格好となっている。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が商いを膨らませ上値追い指向を強めたほか、IHI<7013>も終始買いが優勢だった。サンリオ<8136>が高く、任天堂<7974>の強さも目立つ。ディー・エヌ・エー<2432>がしっかり、ソシオネクスト<6526>、ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。ニーズウェル<3992>がストップ高配分となり値上がり率トップ。象印マホービン<7965>が急騰、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も値を飛ばした。パーク24<4666>が物色人気、セック<3741>も大幅高。MIXI<2121>、アイスタイル<3660>も大きく水準を切り上げた。
半面、売買代金首位のアドバンテスト<6857>が急落、フジクラ<5803>も利益確定売りに押された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。東京海上ホールディングス<8766>、リクルートホールディングス<6098>も下落した。プロレド・パートナーズ<7034>が値下がり率トップに売り込まれ、TOKYO BASE<3415>、さくらインターネット<3778>なども大幅安。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、中外薬 <4519>、東エレク <8035>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約193円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、リクルート <6098>、デンソー <6902>、東京海上 <8766>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約276円。うち235円はアドテスト1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)情報・通信業、(3)精密機器、(4)小売業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)石油石炭製品、(3)保険業、(4)非鉄金属、(5)銀行業。
■個別材料株
△テラドローン <278A> [東証G]
産業用ドローンサービス企業として世界1位獲得。
△DWTI <4576> [東証G]
再生医療用細胞製品「DWR-2206」の被験者への投与完了。
△ニーズウェル <3992> [東証P]
株主還元向上や成長戦略を盛り込んだ株価倍増に向けた計画発表。
△パーク24 <4666> [東証P]
25年10月期は連続最高益・25円増配計画で評価。
△POPER <5134> [東証G]
25年の崖問題背景とした「コミルERP」の成長期待が膨らむ。
△Dサイクル <5888> [東証G]
第3四半期累計決算好調で25年1月期業績予想を上方修正。
△アトラG <6029> [東証S]
株主優待品の変更をプラス材料視。
△象印 <7965> [東証P]
IH炊飯ジャーなど好調で24年11月期業績は計画上振れ。
△GFA <8783> [東証S]
「ミームコインNFT」付与に伴う株主優待制度の内容拡充。
△ソフトバンクG <9984> [東証P]
米国でのAI関連15兆円投資計画表明を材料視。
▼サンバイオ <4592> [東証G]
2~10月期営業赤字。
▼プロレド <7034> [東証P]
25年10月期営業赤字拡大見通しを嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ニーズウェル <3992>、(2)象印 <7965>、(3)大阪チタ <5726>、(4)パーク24 <4666>、(5)セック <3741>、(6)邦チタ <5727>、(7)gumi <3903>、(8)チェンジHD <3962>、(9)ラクーンHD <3031>、(10)丹青社 <9743>。
値下がり率上位10傑は(1)プロレド <7034>、(2)アドテスト <6857>、(3)T-BASE <3415>、(4)さくらネット <3778>、(5)Mラインズ <3901>、(6)ブイキューブ <3681>、(7)泉州電 <9824>、(8)マネックスG <8698>、(9)セルソース <4880>、(10)セレス <3696>。
【大引け】
日経平均は前日比92.81円(0.24%)安の3万9364.68円。TOPIXは前日比10.13(0.37%)安の2728.20。出来高は概算で18億9297万株。東証プライムの値上がり銘柄数は546、値下がり銘柄数は1032となった。東証グロース250指数は635.44ポイント(2.83ポイント安)。
[2024年12月17日]
株探ニュース
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