231円
山喜のニュース
日経平均株価
始値 21361.58
高値 21556.69(11:03)
安値 21288.90(09:12)
大引け 21540.99(前日比 +19.46 、 +0.09% )
売買高 13億5643万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2260億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅ながら反発、前日の米株急落受け売り先行も持ち直す
2.米株市場ではFOMCで0.25%の引き下げ決定もパウエル発言を嫌気
3.東京市場では1ドル109円台前半の円安好感、押し目買いが下値支える
4.業種別では証券、銀行が値上がり上位、先物買いも全体相場を押し上げる
5.全体売買代金も増加傾向、2兆2000億円台と3日連続で2兆円上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは333ドル安と大幅に反落した。FOMCでは0.25%の利下げが発表されたが、パウエル議長による利下げ継続否定の発言が嫌気され幅広い銘柄で売りが優勢となった。
名実ともに8月相場入りとなった東京市場では、日経平均株価は朝方は売り優勢でスタートしたものの、その後は漸次下げ渋る展開をみせ、大引けはプラス圏で着地した。
1日の東京市場は、前日の米株急落を受けたリスク回避の売りで朝方に日経平均は2万1200円台まで水準を切り下げた。注目されたFOMCでは事前予想通り0.25%の利下げが行われたが、会合後のパウエルFRB議長の記者会見を受け、FRBが今後の追加利下げにそれほど積極的ではないとの見方が広がり、米株市場では狼狽売りを誘った。ただ、米長期金利の上昇に伴い日米金利差縮小の思惑が後退したことで、外国為替市場では1ドル=109円台に入る円安に振れたことが輸出セクター中心に株価の下支え要因となった。先物買いも絡み日経平均は前引け時点で前日終値を小幅に上回った。後場は2万1500円近辺でもみ合う展開となり、結局大引けもプラス圏で着地している。業種別には証券、銀行株が値上がり上位となった。東証1部の売買代金は2兆2000億円と3営業日連続で2兆円ラインを上回った。
個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで上昇、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。武田薬品工業<4502>も強い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が買いを集め、野村ホールディングス<8604>は大幅高。トヨタ自動車<7203>も堅調。TDK<6762>が値を飛ばし、太陽誘電<6976>も高い。ヤマト<1967>はストップ高、中国塗料<4617>、日本エム・ディ・エム<7600>も急伸。デクセリアルズ<4980>が物色人気となり、東海運<9380>も買われた。
半面、資生堂<4911>、花王<4452>も値を下げ、コーセー<4922>は急落となった。バンダイナムコホールディングス<7832>が売りに押され、ダイフク<6383>も大きく値を下げた。デジタルアーツ<2326>が急落、日本触媒<4114>、ミロク情報サービス<9928>なども大幅安。東洋製罐グループホールディングス<5901>、島精機製作所<6222>、東芝機械<6104>なども安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762> 、SBG <9984> 、武田 <4502> 、ファストリ <9983> 、デンソー <6902> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約62円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は資生堂 <4911> 、花王 <4452> 、洋缶HD <5901> 、アステラス <4503> 、ヤマトHD <9064> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約42円。
東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)銀行業、(3)医薬品、(4)その他製品、(5)その他金融業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)化学、(3)空運業、(4)電気・ガス業、(5)倉庫運輸関連。
■個別材料株
△ヤマト <1967>
4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地。
△ITメディア <2148>
4-6月期(1Q)最終は97%増益で着地。
△日本調剤 <3341>
4-6月期(1Q)経常は4.3倍増益で着地。
△山喜 <3598> [東証2]
4-6月期(1Q)経常は2.1倍増益・上期計画を超過。
△ソフトMAX <3671> [東証M]
上期経常を一転2.2倍増益に上方修正。
△デクセリ <4980>
4-6月期(1Q)経常は31%増益で着地。
△富士ソSB <6188> [東証2]
4-6月期(1Q)経常は3.3倍増益で着地。
△santec <6777> [JQ]
4-6月期(1Q)経常は65%増益で着地。
△日本MDM <7600>
4-6月期(1Q)経常は43%増益で着地。
△野村 <8604>
4-6月期(1Q)税引き前は5.5倍増益で着地。
▼日触媒 <4114>
今期税引き前を34%下方修正。
▼北陸電 <9505>
4-6月期(1Q)経常は39%減益で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ヤマト <1967> 、(2)中国塗 <4617> 、(3)日本MDM <7600> 、(4)ウェーブHD <7940> 、(5)トーカロ <3433> 、(6)すてきナイス <8089> 、(7)日本調剤 <3341> 、(8)enish <3667> 、(9)野村 <8604> 、(10)ITメディア <2148> 。
値下がり率上位10傑は(1)デジアーツ <2326> 、(2)eBASE <3835> 、(3)日触媒 <4114> 、(4)NSD <9759> 、(5)ミロク情報 <9928> 、(6)システムソフ <7527> 、(7)洋缶HD <5901> 、(8)北陸電 <9505> 、(9)島精機 <6222> 、(10)キャリアデザ <2410> 。
【大引け】
日経平均は前日比19.46円(0.09%)高の2万1540.99円。TOPIXは前日比2.21(0.14%)高の1567.35。出来高は概算で13億5643万株。東証1部の値上がり銘柄数は978、値下がり銘柄数は1062となった。日経ジャスダック平均は3479.51円(4.68円安)。
[2019年8月1日]
株探ニュース
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