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日経平均株価
始値 28246.99
高値 28252.96(09:01)
安値 27889.21(11:16)
大引け 28124.28(前日比 -364.85 、 -1.28% )
売買高 14億0815万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆4410億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は364円安と続落、一時2万8000円割れに
2.米国の早期金融引き締めへの警戒感強く売り優勢の状態
3.日銀ETF買いの思惑も浮上し後場に入ると下げ渋る展開
4.東証マザーズ指数は3%を超える下落で昨年来安値を更新
5.レーザーテクや東エレク、ソニーGなどハイテク株が安い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比176ドル安と3日ぶりに反落した。FRB高官から金融引き締めに前向きな発言が相次いだことを受け、ハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は大幅続落。ハイテク株などに売りが膨らみ、一時2万8000円を割り込む場面があった。
前日のニューヨーク市場で、米金融引き締めに対する警戒感からNYダウやナスダック指数が下落したことを受け、東京市場も朝方から売りに押される展開となった。日経平均は前場には一時ほぼ600円の下落となり昨年12月20日以来の2万8000円割れへ売り込まれた。為替の円高が進行するなか、ハイテク株などへの売りが膨らんだ。ただ、日銀のETF買いへの思惑も浮上するなか、後場に入り下値に買いが流入しやや下げ幅が縮小した。東証マザーズ指数は前日比3%超の下落で昨年来安値を更新した。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が安く、ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>、村田製作所<6981>が値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>、リクルートホールディングス<6098>が軟調だった。親会社の日立製作所<6501>による保有株売却報道で日立建機<6305>が急落した。
半面、ファーストリテイリング<9983>や川崎汽船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が高く、日本製鉄<5401>やセブン&アイ・ホールディングス<3382>、KDDI<9433>が値を上げた。アウトソーシング<2427>やアスタリスク<6522>が買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、セブン&アイ <3382> 、中外薬 <4519> 、キリンHD <2503> 、日ハム <2282> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約180円。うち168円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、リクルート <6098> 、テルモ <4543> 、ダイキン <6367> 、日立建機 <6305> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約146円。
東証33業種のうち上昇は海運業、水産・農林業、小売業の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)電気・ガス業、(3)保険業、(4)繊維製品、(5)石油石炭製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)サービス業、(2)不動産業、(3)機械、(4)電気機器、(5)その他製品。
■個別材料株
△ビックカメラ <3048>
上限600万株の自己株取得枠を設定。
△セブン&アイ <3382>
海外コンビニ事業上振れで22年2月期業績予想を上方修正。
△アステリア <3853>
22年3月期利益予想を上方修正。
△キャリアL <6070>
BPO案件の受注予想以上で22年3月期業績予想を上方修正。
△竹内製作所 <6432>
22年2月期業績及び配当予想を上方修正。
△ADプラズマ <6668> [東証2]
第1四半期営業利益は2.8倍。
△ミクニ <7247>
電動車向けEOPの新生産ラインを上海に設置へ。
△アイドマHD <7373> [東証M]
9~11月期営業4億円台乗せで進捗率34%に。
△ナルミヤ <9275>
ワールド <3612> よるTOB価格1230円にサヤ寄せ。
△ファストリ <9983>
第1四半期営業利益5.6%増で会社計画大きく上回る。
▼Sansan <4443>
6~11月期営業赤字で業績進捗遅れを懸念。
▼日立建機 <6305>
日立 <6501> は保有株の半分を売却と伝わる。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ミクニ <7247> 、(2)キャリアL <6070> 、(3)ナルミヤ <9275> 、(4)アウトソシン <2427> 、(5)ファストリ <9983> 、(6)ウイルプラス <3538> 、(7)アステリア <3853> 、(8)スターマイカ <2975> 、(9)乃村工芸社 <9716> 、(10)ビックカメラ <3048> 。
値下がり率上位10傑は(1)日立建機 <6305> 、(2)アステナHD <8095> 、(3)ウイングアク <4432> 、(4)メディアドゥ <3678> 、(5)久光薬 <4530> 、(6)Sansan <4443> 、(7)ランド <8918> 、(8)セラク <6199> 、(9)ティアック <6803> 、(10)東名 <4439> 。
【大引け】
日経平均は前日比364.85円(1.28%)安の2万8124.28円。TOPIXは前日比27.92(1.39%)安の1977.66。出来高は概算で14億0815万株。東証1部の値上がり銘柄数は503、値下がり銘柄数は1599となった。日経ジャスダック平均は3785.16円(33.87円安)。
[2022年1月14日]
株探ニュース
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