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日経平均株価
始値 30733.65
高値 31083.90(13:41)
安値 30565.32(09:22)
大引け 31075.36(前日比 +548.48 、 +1.80% )
売買高 16億5238万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆7403億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は500円超の上昇で3万1000円台回復
2.前日までの下げの反動、目先は自律反発局面に
3.米長期金利上昇一服を背景とした米株高を好感
4.日経平均は後場も上げ足加速、ほぼ高値引けに
5.値上がり銘柄数が全体の94%占める全面高様相
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比127ドル高と4日ぶりに反発した。米経済指標を受けて長期金利の上昇が一服したことで買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は朝方からリバウンド狙いの買いが優勢となり、後場に入ると先物主導で上げ足を加速し500円を超える上昇でほぼ高値引けとなった。
5日の東京市場は、前日までの下げの反動で日経平均が大きく切り返す展開となった。前日の米国株市場が米長期金利の低下を背景に反発したことで市場のセンチメントが改善、幅広い銘柄に買い戻しの動きが広がった。米国では発表された経済指標を受け米10年債利回りの上昇が一服し、これまで売り込まれていた景気敏感株やハイテク株に投資資金が還流した。東京市場もこれに追随して自律反発を狙った買いが広範囲に流入、全体指数を押し上げた。後場に入ると先物に引っ張られる形で日経平均は一段と上げ足を強めた。米長期金利が時間外で低下したことも好感された。値上がり銘柄数は1700を超えプライム市場全体の94%の銘柄が上昇する文字通りの全面高商状となった。ただ、売買代金は3兆7000億円と前日の水準を下回っている。
個別では、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>のほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など値がさの半導体製造装置関連が買われ、トヨタ自動車<7203>も大きく値を戻した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが値を上げ、川崎汽船<9107>など海運株も上値指向。三菱重工業<7011>、日立製作所<6501>も上昇した。日本製鉄<5401>が値を上げ、東京電力ホールディングス<9501>も堅調だった。マネックスグループ<8698>、Gunosy<6047>はストップ高人気。
半面、大商いのJT<2914>が軟調、INPEX<1605>も売られた。太陽誘電<6976>は急落。エスプール<2471>がストップ安となり、イー・ガーディアン<6050>、ネクステージ<3186>、JCRファーマ<4552>などが大幅安となった。三井E&S<7003>、ダイセキ環境ソリューション<1712>なども安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、トヨタ <7203>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約167円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は太陽誘電 <6976>、リクルート <6098>、JT <2914>、日揮HD <1963>、INPEX <1605>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約12円。うち8円は太陽誘電1銘柄によるもの。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は鉱業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)証券商品先物、(2)その他金融業、(3)不動産業、(4)銀行業、(5)輸送用機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)石油石炭製品、(2)医薬品、(3)情報・通信業、(4)陸運業、(5)サービス業。
■個別材料株
△YEデジタル <2354> [東証S]
デジタライゼーション追い風に再増額含み。
△リネットJ <3556> [東証G]
自治体との連携協定締結を材料視。
△スマレジ <4431> [東証G]
クラウドPOSレジ登録店舗数の増加基調継続を好感。
△リプロセル <4978> [東証G]
米バイオ企業に再生医療用iPS細胞を提供へ。
△Gunosy <6047> [東証P]
出資先のフィンテック企業がインドの銀行と合併。
△AIメカ <6227> [東証S]
半導体関連の新星で抜群の業績変化見込む。
△QDレーザ <6613> [東証G]
量子ドット発見の米研究者らのノーベル化学賞受賞決定し関心向かう。
△ダイヤHD <6699> [東証P]
新中長期経営計画の策定を評価。
△デコルテHD <7372> [東証G]
9月全社売上高22.4%増。
△マネックスG <8698> [東証P]
NTTドコモと資本・業務提携。
▼エスプール <2471> [東証P]
12~8月期営業利益の低進捗を嫌気。
▼太陽誘電 <6976> [東証P]
CB発行を発表で潜在的な希薄化を懸念視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)マネックスG <8698>、(2)Gunosy <6047>、(3)ダイヤHD <6699>、(4)エニーカラー <5032>、(5)M&A総研 <9552>、(6)ファインデ <3649>、(7)アンビスHD <7071>、(8)TOWA <6315>、(9)トーホー <8142>、(10)水戸 <8622>。
値下がり率上位10傑は(1)エスプール <2471>、(2)太陽誘電 <6976>、(3)JCRファ <4552>、(4)イーガーディ <6050>、(5)ネクステージ <3186>、(6)リズム <7769>、(7)アバントG <3836>、(8)不二越 <6474>、(9)三井E&S <7003>、(10)エンプラス <6961>。
【大引け】
日経平均は前日比548.48円(1.80%)高の3万1075.36円。TOPIXは前日比44.87(2.02%)高の2263.76。出来高は概算で16億5238万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1725、値下がり銘柄数は97となった。東証マザーズ指数は700.42ポイント(22.62ポイント高)。
[2023年10月5日]
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