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くら寿司のニュース
7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅に6日続落、懸念材料多く全般手控えムード
・ドル・円は下げ渋り、NAFTA妥結への期待で円買い一服
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は大幅に6日続落、懸念材料多く全般手控えムード
日経平均は大幅に6日続落。223.83円安の22264.11円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。
6日の米国市場はNYダウが20ドル高と小幅に続伸する一方、ナスダック総合指数が3日続落するなど高安まちまちだった。航空機のボーイングが買われNYダウを支えたものの、市況悪化への警戒感からマイクロン・テクノロジーなどの半導体関連株が大きく売られ、主力ハイテク株も軟調な展開となった。また、米8月ADP雇用統計の市場予想下振れや日米貿易摩擦への警戒感から円相場は1ドル=110円台半ばまで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを嫌気して136円安からスタートした。半導体関連株の下げが日経平均を下押ししたほか、引き続き相次ぐ災害の企業活動への影響も懸念され、前場の日経平均は22210.67円(277.27円安)まで下落する場面があった。
個別では、米国市場の流れを引き継いで東エレク<8035>、SUMCO<3436>、アドバンテス<6857>といった半導体関連株が軒並み急落。東エレク1銘柄で日経平均を約41円押し下げた。融資書類改ざん問題に揺れるTATERU<1435>も6%近い下げ。決算発表銘柄ではくら<2695>が材料出尽くし感から大きく売られた。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>など全般軟調だった。一方、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱商事<8058>は逆行高。すかいらーく<3197>は8月既存店売上高のプラス転換がポジティブ視された。また、ネオジャパン<3921>は引き続き業績上方修正を好感した買いが入り、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、建設業などが下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは電気・ガス業、陸運業など4業種のみだった。
新興市場ではマザーズ指数が3日続落している。25日移動平均線を支えに下げ渋る動きを見せているが、台風21号や北海道胆振東部地震といった大規模な災害が相次いだため、個人投資家のマインド悪化は避けられないところだろう。また、日経平均寄与度の大きいところでは、市況悪化懸念の台頭で半導体関連株が売られているうえ、訪日外国人客(インバウンド)の減少懸念から値がさの内需関連株も軟調な展開が続いている。
海外情勢を見ても、トランプ米大統領が安倍首相との良好な関係を示す一方で、通商問題には強硬姿勢で臨むことを匂わせており、自動車を中心とした輸出関連株は手掛けづらい。米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の行方や今晩発表される米8月雇用統計の内容を見極めたいとの思惑もあるだろう。資金が向かう先は災害復旧や防災対策に関連する銘柄、レーティング等の引き上げが観測された銘柄などに限られ、後場も買い手控えムードの強い相場展開が続きそうだ。
■ドル・円は下げ渋り、NAFTA妥結への期待で円買い一服
7日午前の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。NY市場の円買いの流れでドルは110円前半まで下げたが、北米自由貿易(NAFTA)再交渉の妥結への期待で円買いは一服した。
米紙の報道でトランプ政権が貿易赤字是正に向け日本を制裁の対象にするとの観測が広がり、警戒の円買いに振れている。ドル・円は110円後半から前半に値を下げた。ただ、NAFTA妥結への期待もあり、その後円買いは一服。
ランチタイムの日経平均先物は大幅安となり、目先の日本株安を警戒した円買いに振れやすい。ただ、上海総合指数はプラス圏を維持し、円買いはそれほど強まっていない。一方、今晩の米雇用統計を前に買戻しも観測される。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円38銭から110円75銭、ユーロ・円は128円23銭から128円73銭、ユーロ・ドルは1.1614ドルから1.1625ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・土屋ホールディングス<1840>や地域新聞社<2164>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・トランプ米大統領
「米国とカナダは公平な貿易協定を結ぶ」
「カナダは最終的に新たなNAFTAに加わると予想」
・カナダ政府関係者
「NAFTA再交渉の協議は週内の合意は困難」
・ウィルキンス・カナダ中銀上級副総裁
「NAFTAがどのような結果になるか不透明感がなお強い」
「(10月の定例会合までに)貿易だけでなくその他の問題で多くのことが起こりうる。そのため、議論の内容に関する見通しは示さない」
【経済指標】
・日・7月家計支出:前年比+0.1%(予想:-0.9%、6月:-1.2%)
・日・7月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.5%(予想:+2.4%、6月:+3.3%)
・豪・7月住宅ローン件数:前月比+0.4%(予想:-0.1%、6月:-0.8%←-1.1%)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 7月景気動向指数速報値・先行(予想:103.5、6月:104.7)
・自民党総裁選告示
<海外>
・14:45 スイス・8月失業率(予想:2.4%、7月:2.4%)
・15:00 独・7月貿易収支(予想:+195億ユーロ、6月:+218億ユーロ)
・15:00 独・7月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、6月:-0.9%)
・16:00 英・8月ハリファックス住宅価格(前月比予想:+0.1%、7月:+1.4%)
・ブラジル休場(独立記念日)
<HH>
・日経平均は大幅に6日続落、懸念材料多く全般手控えムード
・ドル・円は下げ渋り、NAFTA妥結への期待で円買い一服
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は大幅に6日続落、懸念材料多く全般手控えムード
日経平均は大幅に6日続落。223.83円安の22264.11円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。
6日の米国市場はNYダウが20ドル高と小幅に続伸する一方、ナスダック総合指数が3日続落するなど高安まちまちだった。航空機のボーイングが買われNYダウを支えたものの、市況悪化への警戒感からマイクロン・テクノロジーなどの半導体関連株が大きく売られ、主力ハイテク株も軟調な展開となった。また、米8月ADP雇用統計の市場予想下振れや日米貿易摩擦への警戒感から円相場は1ドル=110円台半ばまで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを嫌気して136円安からスタートした。半導体関連株の下げが日経平均を下押ししたほか、引き続き相次ぐ災害の企業活動への影響も懸念され、前場の日経平均は22210.67円(277.27円安)まで下落する場面があった。
個別では、米国市場の流れを引き継いで東エレク<8035>、SUMCO<3436>、アドバンテス<6857>といった半導体関連株が軒並み急落。東エレク1銘柄で日経平均を約41円押し下げた。融資書類改ざん問題に揺れるTATERU<1435>も6%近い下げ。決算発表銘柄ではくら<2695>が材料出尽くし感から大きく売られた。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>など全般軟調だった。一方、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱商事<8058>は逆行高。すかいらーく<3197>は8月既存店売上高のプラス転換がポジティブ視された。また、ネオジャパン<3921>は引き続き業績上方修正を好感した買いが入り、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、建設業などが下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは電気・ガス業、陸運業など4業種のみだった。
新興市場ではマザーズ指数が3日続落している。25日移動平均線を支えに下げ渋る動きを見せているが、台風21号や北海道胆振東部地震といった大規模な災害が相次いだため、個人投資家のマインド悪化は避けられないところだろう。また、日経平均寄与度の大きいところでは、市況悪化懸念の台頭で半導体関連株が売られているうえ、訪日外国人客(インバウンド)の減少懸念から値がさの内需関連株も軟調な展開が続いている。
海外情勢を見ても、トランプ米大統領が安倍首相との良好な関係を示す一方で、通商問題には強硬姿勢で臨むことを匂わせており、自動車を中心とした輸出関連株は手掛けづらい。米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の行方や今晩発表される米8月雇用統計の内容を見極めたいとの思惑もあるだろう。資金が向かう先は災害復旧や防災対策に関連する銘柄、レーティング等の引き上げが観測された銘柄などに限られ、後場も買い手控えムードの強い相場展開が続きそうだ。
■ドル・円は下げ渋り、NAFTA妥結への期待で円買い一服
7日午前の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。NY市場の円買いの流れでドルは110円前半まで下げたが、北米自由貿易(NAFTA)再交渉の妥結への期待で円買いは一服した。
米紙の報道でトランプ政権が貿易赤字是正に向け日本を制裁の対象にするとの観測が広がり、警戒の円買いに振れている。ドル・円は110円後半から前半に値を下げた。ただ、NAFTA妥結への期待もあり、その後円買いは一服。
ランチタイムの日経平均先物は大幅安となり、目先の日本株安を警戒した円買いに振れやすい。ただ、上海総合指数はプラス圏を維持し、円買いはそれほど強まっていない。一方、今晩の米雇用統計を前に買戻しも観測される。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円38銭から110円75銭、ユーロ・円は128円23銭から128円73銭、ユーロ・ドルは1.1614ドルから1.1625ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・土屋ホールディングス<1840>や地域新聞社<2164>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・トランプ米大統領
「米国とカナダは公平な貿易協定を結ぶ」
「カナダは最終的に新たなNAFTAに加わると予想」
・カナダ政府関係者
「NAFTA再交渉の協議は週内の合意は困難」
・ウィルキンス・カナダ中銀上級副総裁
「NAFTAがどのような結果になるか不透明感がなお強い」
「(10月の定例会合までに)貿易だけでなくその他の問題で多くのことが起こりうる。そのため、議論の内容に関する見通しは示さない」
【経済指標】
・日・7月家計支出:前年比+0.1%(予想:-0.9%、6月:-1.2%)
・日・7月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.5%(予想:+2.4%、6月:+3.3%)
・豪・7月住宅ローン件数:前月比+0.4%(予想:-0.1%、6月:-0.8%←-1.1%)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 7月景気動向指数速報値・先行(予想:103.5、6月:104.7)
・自民党総裁選告示
<海外>
・14:45 スイス・8月失業率(予想:2.4%、7月:2.4%)
・15:00 独・7月貿易収支(予想:+195億ユーロ、6月:+218億ユーロ)
・15:00 独・7月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、6月:-0.9%)
・16:00 英・8月ハリファックス住宅価格(前月比予想:+0.1%、7月:+1.4%)
・ブラジル休場(独立記念日)
<HH>
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